散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

散歩道 DE スナップ

2021年04月20日 | 日記

カメラを持って散歩しながらとりとめもなく撮り歩きました。

朝早くに「サワオグルマ」を見に行くと、トウダイグサに置き換わって

サワオグルマの花が咲き始めておりました。

「マツバウンラン」

 

沼辺の園芸種と思われるアヤメの仲間?

 

朝日にひかる「サワオグルマ」

ここに咲いていたトウダイグサは跡形もありません!

 

「コジュリン」がカップルで盛んに動き回っていました。

こちらはメスのコジュリンと思われますが、

以前と違って葦の茎を登ってくれないのでこんな感じです。

 

「オオタカ」のお宅を覗いてみると、

抱卵中と思われる尾羽が動いているのが見えます。

二、三週間は近づかないようにしようと思います。

 

「ツミ♂」

「ツミ♀」

 

カラスに壊された昨年の巣を修復して使っています。

こちらもオオタカ同様、抱卵が始まったのか?

巣の右端にメスの尾羽が見えています。

今年はカラスに負けずに育雛がうまくいきますように!

 

愛犬と歩く夕方「タンポポの綿毛」

こうなると、タンポポの花は小さな花の集合だと理解できますね。

 

「カラスノエンドウ」とアリ

 

「ナナホシテントウ」とアリマキ

肉食のナナホシテントウですが、アリマキをたらふく食べて

ゲップをしながら昼寝していました(笑)

 

こちらは近くの木で見つけた「ナナホシテントウ」の蛹

 

「ベニシジミ」

多くの個体が飛び回っております。

 

さて、徐々に日が落ちてきます。

何の葉でしょうか?「オオアカマルノミハムシ」があちらでも、

こちらでも交尾しておりました。

 

キリギリス?ヤブキリ?の幼生

 

「シロコブゾウムシ」

 

「ヤマトシリアゲ♂」

 

「アメリカシロヒトリ」?

しゃがんで写真を撮っていると

腹をすかせた愛犬にリードを引かれ

沈む夕日を背に帰路につきました。

シオカラトンボなども飛んでいましたが、日が陰って姿が見えなくなっていました。


「ユリカモメ」夏羽へと換羽

2021年04月15日 | 野鳥

野に出ると、相変わらずキジがホロうちをしております!

あれあれ、こちらに向かって歩いてきます・・・

珍しいこともあるもんだ

眼があった(^^;

途端に「ケン、ケーンッ!」

んっ!ペアでいるのは分かっていたのですが・・・・

雄が二羽でつるんでいたのでした、この時期に・・・

この時期にオスが鉢合わせすれば蹴爪で、蹴りあい、くちばしでむしりあって、

と、いうのが当たり前だと思っていましたが?どういうことでしょう???

 

沼辺に出ると、すっかり夏羽に変わった「ユリカモメ」

二羽が残っているようです。

未だ残っている「ヒドリガモ」とともに

ヒドリガモは少数の群れが沼に残っています。

夏羽のユリカモメは美しいですね、

こちらは若鳥でしょうか?

この二羽だけが残っているようです。

セグロカモメは今シーズンは数が多かったのですが、

もう見ることはできませんでした。

 

夕方、ツミの様子を見に出かけたのですが

求愛給餌は目撃することができました。

獲物はシジュウカラだったようですが、カラスのじゃまが入って撮れませんでした。

あんた!行くよー!カラスに向かってゆくが、

表情は柔らかい。

で、きょろきょろあたりを見回す旦那さん

その後、旦那は急上昇してカラスと大バトル

怒れる飛翔!

あまりの速さに、梢の隙間から撮るのは至難の業です

 

カラスが写っていませんが(^^;

空中でぶつかり合うこともありの、激しいバトルです。

ツミの飛翔は空戦の時はその行為とは裏腹に美しくて見とれます。

ハイタカ属の飛翔能力の高さは本当に素晴らしい。

ハヤブサは高速性能は優れていますが、旋回性能や空中でのブレーキなど

私の知る限りでは、やはり、ハイタカ属が優れていると思います。

ところで、空戦に入るとカラスは大声で騒ぎだします。

すると、どこからともなく仲間がやってくるのです・・・。

数が増えるとやはりツミには不利な戦いになりますが

この小さな猛禽は気が強くてひるまずまともに戦いを挑むのです。

今年のカップルはオスもメスも堂々とした成鳥です。

カラスに負けずに営巣、育雛を全うすることができますように。


「ツミのカップル」交尾を見ることができました

2021年04月12日 | 野鳥

どうもツミとカラスの攻防が気になって、午後見に行きました。

現場にたどり着くと・・・

オオタカ同様「クイ!クイ!クイ!」とメスの甘え声が聞こえてきました。

声のする方に目を向けると交尾していたらしく、

メスの体から離れるオスの姿が見えました。

メスはその場にとどまっていたので、

少し待ってみました。

すると、再び「クイ!クイ!クイ!」と鳴き始めました。

雄を呼んでいるようです。

 

と、メスの元にオスがすっ飛んできました。

メスは両翼を下ろしてオスを迎え入れます!

 

飛んできて、そのまま雌の背後に回ります。

 

交尾の体制にはいると・・・

 

交尾が始まりました。

貢物がない(求愛給餌の伴わない)交尾を初めて見ました。

 

オスはサケのごとく、大きく口を開けています。

というか、ピーピー声が聞こえてきました。

 

おおっ!万歳のポーズ!美しい

 

やがて少し動きがゆったりとしてきました。

 

やがて、動きが止まり・・・

 

体が離れます。

 

並んで、眼を合わすこともなく・・・

 

飛び去るオスの背中を見送るメスのツミ。

今季は営巣、育雛がうまくゆきますように。

 

その後、やっぱりカラスとの攻防が始まってしまいました。

カラスのほうをにらむ。

 

傍で、オスもにらみを利かせる!

森の梢が交差した向こうに美しい飛翔を見せてカラスと空中戦を繰り広げる

ツミの夫婦の姿が見え隠れします。

その姿を見送りながらその場を離れました。

頑張れ!ツミのカップル・・・と、エールを送った


「マヒワ」にぎやか!

2021年04月10日 | 野鳥

三十年近く散歩した出勤前の散歩道

自分の中で作った散歩道カレンダーに従って

先日のフデリンドウやセンダイタイゲキの開花に出会うことができました。

今日もマヒワと出会える確信を持って出かけた。

現地に着くと、「チュクチュクヒワヒワ」にぎやか

探すまでもない、マヒワの大群の声が聞こえてきます。

クヌギやコナラの木を渡りながらにぎやかに食事中

 

快晴の空を抜いて、にぎやかなマヒワを追いかける。

 

数日前から飛来していたのだと思います。

彼らの大好物の虫こぶ(クヌギハナカイメンタマバチのもの)が見当たりません、

食べつくしたのでしょうか?

「マヒワ♂」

花穂を突っついているが、食べている様子がない・・・

 

 

男の子ばかりが目立つが・・・

ほぼ真上からの直射日光なので写真の出来は今一つです

 

マヒワの色彩ははでだなあと思っていたのですが、

新緑のクヌギの中にあっては溶け込んで目立ちません。

200羽はいるのではないかと思われるマヒワの群れのにぎやかなさえずりが、

時折ぴたりと止まることがある。

上空を見渡すと、猛禽がすーっと通り過ぎてゆくのでした。

 

「マヒワ♀」

 

さて、食事ですが

クヌギの花穂を食べているという方もおりますが・・・

この時期は栄養のある動物食が多いように見えます。

 

何を食べているのだろう

大好きな虫こぶは見当たらないし

 

こちらは葉裏や花穂に付いた芋虫GET

 

で、一番目立ったのは

新芽の葉裏に付いた「アブラムシ」らしき小さな虫です。

よっぽどおいしいのか、多くのマヒワが食べていたのでした。

今までは気が付かなかった光景です。

 

マヒワに混じって「メジロ」

時折カワラヒワの声も聞こえてきます。

 

近くの河原では、三か所目の「サシバ」飛来確認

在職時の通勤途中の河原なので

当時はよく求愛給餌や交尾を見ることができました。

また、同じフィールドでチョウゲンボウやハヤブサも良く見ることがありました。

今はわざわざ出かけてゆかないといけなくなりました。

 


野では「フデリンドウ」が開花

2021年04月07日 | 植物

野に出ると、あちらこちらでキジのホロうち

春の風物詩

いたいた「キジ♂」

ケンケーン!とホロうち

近くからも別のキジのホロうちが聞こえてきます。

 

「ミツバツツジ」がそろそろ盛りを過ぎ

コブシ、桜も終わって、木々の色気が無くなった里山で、ひときわ美しい。

 

足元は草花がにぎやかに・・・

「フデリンドウ」が咲いておりました。

フデリンドウは大好きな花なので気分が上がります。

里山林の木漏れ日を受けながら可憐な花を咲かせる。

 

下は枯れ葉なので、腹ばいになって撮りました。

なので、いつもそれなりの格好で出かけます。

何せ、小さい

多くの虫たちがよくやってきます

 

「ジュウニヒトエ」

 

「キランソウ」

 

そして、レッドデータブックでは「県内絶滅種」の「センダイタイゲキ」

毎年この時期は勢いがあるのですが、

夏が近づくにつれて藪に埋もれてゆきます。

「トウダイグサ」の仲間は一風変わっていますね・・・

 

変わっていると言えばテンナンショウの仲間「ウラシマソウ」

 

日陰の「ジシバリ?」

 

で、実はこの地のスミレの仲間は終わりと先日書きましたが・・・

実は自分が知っているスミレは・・・ということになります。

今日、フデリンドウを探していると、まあまだまだスミレがありまして・・・

一番初めに目に飛び込んできたのがこの地上茎の無い素敵な葉を付けたスミレの仲間

しばし「山渓ハンディ図鑑 日本のスミレ」を何度も何度も・・・

 

で、その横で咲いていたこれ、「タチツボ???」

わーっ!スミレは本当に鬼門です・・・

葉の形も、距の形も、葉裏の毛の有無など撮ってきても

判断ができません・・・

葉に斑が入っていますが花の色が淡いが「アカフタチツボスミレ」?

ただ、記録だけはしっかり残して

時間のある時にじっくり調べ直そうと思います。

とはいえ、美しさに癒されます。