十月尽古のあはれ今朝の雨
古典を勉強する上で、旧暦で季節を感じる様に努めている。
霜月とは、旧暦の十一月。この時期、季語では、新暦の師走や新年に押されて、使用する人は稀。
今朝の久しぶりの雨。桜樹には、もう葉はなく、紅葉の落ち葉がしっとり濡れている。
あはれ(心が動かされる事)だなあ。
と思って調べたら、今日は旧暦の十月の卅日、晦日。明日からは、晴れの予報と云う事で急遽季語を変更。
中七が、いにしへのあはれで八音の字余りだと思われたかと。途中に母音が入るとモーラの関係で、1字足りなくなる。和歌の字余りと思われる箇所の多くは、これに該当する。おもひいで→おもいでの如く。
初案
霜月の古の哀れ雨の朝