小倉山百人一首 源氏物語哥 一

　　　　　　　　いときなき
　　　桐壷　　　　　　初もと　　　　
第　　　　　　　　　　　ゆびに
　　　　　　　　契る
壹　　　　　　　　心は　ながき
　　きりつぼ　　むすび　　　よを
　　　　　　　　　　こめつや
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　　　　　　　　数ならぬ
　　　箒木　　　　ふせやにをふる
第　　　　　　　　　　なのうさに
　　　　　　　　あるにも
貮　　　　　　　　　　　あらで
　　はゝき木　　　きゆるはゝきゞ
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　　　空蝉　　　うつせみの
第　　　　　　　　みをかへて
　　　　　　　　　　　　　ける
三　　　　　　　このもとに
　　うつせみ　　　なをひとからの
　　　　　　　　なつかしきかな
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　　　　　　　　よりてこそ
　　　夕顔　　　　　　それかとも
第　　　　　　　　　　　　みめ
　　　　　　　　たそかれに
四　　　　　　　　ほの／"＼みゆる
　　ゆふがほ　　はなのゆふかほ
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　　　　　　　　手につみて
　　　若紫　　　　いつしかも
第　　　　　　　　　　　みむ
　　　　　　　　　　むらさきの
五　　　　　　　ねに
　わかむらさき　　かよひける
　　　　　　　　　　野邊のわかくさ
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　　　　　　　　なつかしき
　　　末摘花　　　　いろとも
第　　　　　　　　　　　なしに
　　　　　　　　すへ　なにゝこの
六　　　　　　　　つむ
　すへつむはな　　　　はなを
　　　　　　　　　　袖にふれけん
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　　　　　　　　ものおもふに
　　　紅葉賀　　　立まふべくも
第　　　　　　　　　あらぬ身の
　　　　　　　　袖
七　　　　　　　　うちふりし
　もみぢのが　　　　こゝろしり
　　　　　　　　　　　　　　きや
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　　　　　　　　いづれぞと
　　　花宴　　　　露のやどりを
第　　　　　　　　　わかんまに
　　　　　　　　こさゝかはらに
八　　　　　　　　かぜも
　はなのえん　　　　　こそふけ
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　　　　　　　　はかりなき
　　　　葵　　　　　ちひろの
第　　　　　　　　　　　そこの
　　　　　　　　おひ　　　　みる
九　　　　　　　　ゆく　見　　ふさの
　　あふひ　　　すへは　　む
　　　　　　　　　われのみぞ
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　　　　　　　　神垣はしるしの
　　　　榊　　　　杉もなきものを
第
　　　　　　　　いかにまがえて
十　　　　　　　　　おれる
　　さかき　　　　　　　さか木ぞ
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　　　　　　　　たちばなの
　　　華散里　　　　かをなつかしみ
十　　　　　　　　　　ほとときす
　　　　　　　　花
　　　　　　　　　ちる
壹　　　　　　　　　里を
　はなちるさと　　　　たづねてぞ
　　　　　　　　　　　　　　　とふ
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　　　　　　　うきめかる
　　　須磨　　　　いせおのあまを
十　　　　　　　　　　　おもひやれ
　　　　　　　　藻
弐　　　　　　　　塩たるてふ
　　すま　　　　須磨の浦にて
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