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My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

ミューズの晩餐 My essay,My life -ドラマ-

2011年01月15日 01時13分00秒 | My essay,My life
新年明けまして、初エッセイでございます♪みなさまは、どんな年末年始を過ごされましたでしょうか。うちは、子どもたちを中心にドラマ『相棒』漬けでねぇ。(^^ゞ 参るわ。’Season7’の時点で、しつこいっちゅーねん!いうツッコミを入れていたのに。あれから、はや2年。他所の子の成長は早いなぁ~『相棒』は他所の子かい!!

必殺シリーズもそうだが、テレ朝のドラマは、今を意識しながら継続させるのが上手い。古臭くならないのね。おっちゃんのハートをぎゅっと掴みつつ、若い世代も取り入れていく・・・ 捕らわれの娘よ(小4)、気の毒に。まぁ幼稚園時代から、『はぐれ刑事』にハマっていた子やからねぇ。

テレ朝のドラマと言えば、久しぶりに復活した『味いちもんめ』がよかった。しかし、奇しくも同じ時間帯に並んでいたのですよ。映画『容疑者Xの献身』と。前者は、SMAP中居くんの代表作として、イチオシのドラマ(スペシャル版)。後者は、エッセイで取り上げ応援していたドラマ(『ガリレオ』)の映画化作品。うーむ。しばし、宙を睨み迷ったのだけどね、何度目かの『容疑者X・・・』を切り捨てた。だって見届けたいじゃない。代表作の看板を進呈している以上は(←中居くんには余計なお世話だ)。

参入したのは番組開始後30分。京都の料亭の主が亡くなり、その通夜ぶるまいに、東京から腕のある料理人(小林稔侍&中居くん)を呼び寄せるくだりだった。稔侍さん、かっこええわぁ~。そもそもの舞台、料亭藤村の花板さんなんだけどもね、正座して静かに女将と話をしているシーンでは、料理人としての人生が透けて見えてくる。只者やないね。ああ~抱きしめられたい。稔侍さんにじゃないわよ。あの花板さんに!!(役名:熊野信吉です)その位、ぐーっと物語世界へ惹き込まれていくのでした。

京都と東京、各々の料亭女将の持ち味も、楽しめたな。高畑淳子、野際陽子、樹木希林。熟年チームならではの、安定感のある仕事ぶり。モチ茶道界の重鎮を演じる橋爪功さんもネ。若手では、貫地谷しほりの活きの良さがオツで、胸をユサユサ揺らしながら、京の河原を走るシーンでは、思わず画面に目が釘付け。あと、若い板前メンバーの窪塚俊介くん。育ちの良さが香る控えめな、それでいて余韻を残す、存在感がありました。お兄ちゃん(洋介)は、その個性で突出してくるタイプだったけど、また違った方向性で輝いていたヨ。

辰巳琢郎、今井雅之、内藤剛志・・・ かつてのシリーズを支えた板前が、顔をそろえる回想シーンでは、こちらも胸が熱くなってしまった。中居くん、初々しいなぁ。『がんばりましょう』を、懸命に踊っていた頃かしらん。歌番組においても、旺盛なサービス精神で、精一杯表現していた彼を、気に入ってたんだよね。

ドラマが始まったのは1995年の1月。ちょうど阪神淡路大震災が起こった時期です。あれから16年。その間には、主演の中居くんの風情も様変わりしたし、こちらの意識も変わったし。復活と言えど、どうよ?なんて心配も、なきにしもあらずだったのですが、そんな憂いは見事に吹き飛んじゃった。

『砂の器』『白い影』『私は貝になりたい』役者としての格を上げたいが如く、大作に挑む度、ハラハラしながら眺めていたの。はっきり言って、似合わねぇ~と感じた。アイドル出身なればこそ?’ ここで箔をつけて’みたいな欲が出ている気がしてね。で、やたらそういう作品を、周囲も代表作にしたがるじゃない?

だけど、代表作とは器を言うのじゃない。中身が伴ってこそのモノだし、その素材をどこまで生かしたか、その旨味がどこまで認知されたかを考えると、『味いちもんめ』は中居正広の作品群の中で、もっと評価されてもいいのではないか。しかつめらしい文芸作品じゃないけどサ。なかなかよく描けているよ。人間ドラマとしてね。友人は、『ナニワ金融道』を推薦。それでええやん、と思うのです。

ストーリーは、船場吉兆の産地偽装事件をなぞる展開となった。板場を仕切っていた渡辺いっけいが、堕落した料理人となり、酒を飲むやらクダを巻くやらで、現場を荒らしまくる。まるで裏でやっている『容疑者Xの献身』での、万年助手のウサを晴らすように。出演者がカブると、こんな遊びもできます〜。

一方、料理に対する情熱を保ち続ける中居くんは、’どうせ東京から来たお人やろ’と、斜に構えていた周囲の人間を惹き込み、場を活気づけていく。上と下とに挟まれ、責任も求められる・・・そういうポジションで奮闘している姿を見て、感慨深かった。彼と同じように年を重ね、またもや、その立場に感情移入してしまった視聴者も多いのでは?

廃業間際まで追いやられながら、スポンサーに成り得る人物を料理対決でうならせ、巻き返しをはかるのだが、’無事お金を出してもらって店を存続できました♪チャンチャン’で終わらなかった所がシブい。それが現実だもの。とはいえ希望をもたせる結末でした。元気がでた。

中居くん、胸はって!『味いちもんめ』を代表作にしてネ。


1 コメント

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「’容疑者Xの献身’より’味いちもんめ’を選んで正解... (じんちゃん)
2014-11-05 09:38:12
「’容疑者Xの献身’より’味いちもんめ’を選んで正解だったと思う!
容疑者の方はPCで一度見てて、今回TVでも見てみたのだけど、やっぱり面白いトコがわからんまま。
2回も見といて!(私の感度が低すぎるだけかもしれないけれど)
ちなみに、渡辺いっけいも何気に好きな俳優さんの一人だったりする。

中居君、私的には’ナニワ金融道’かなぁ。あまり仰々しいのはまだ似合わないよね。
砂の器って、テレ朝で玉木宏がやるんだっけ?
玉木宏の方が似合ってる気がする。演技も見た目も・・・

・・と思って今確認してみたら、和賀英良役は佐々木蔵之介だった~!
この役を玉木宏がやるんだと思ってたわ・・・失礼。」 (BY 小町さん)

「あたしも白石美帆は、好き。
まえにね、なんのドラマか忘れたけど、’オタクで、暴力的な変な女’の役で、
かわいい顔と対照的な性格設定をうまく演じていたのです。
中居くん、見忘れた・・・・(としのせいじゃ、無え~~~!)」 (BY チヤさん)

「ほんっとに久しぶりに見たドラマが’外交官の黒田君’だった。ドラマのタイトルすら覚えていないけど・・・
んだもんで、ついて行けなかったりして・・・(笑 」 (BY ずとさん)

「テレ朝のドラマは、 ’今’ を意識しながらって、テレビドラマの、そういう見方もあるのですね。
つうか、凄い!完全評論家やん。相棒は、時々見てます・・・

それで中居君て、お笑いかと思ってたけどスマップなんですね。
昼休みに聞いて初めて知りました(笑) 。
それで、’きむたくより売れてるのか’って聞いたら、’そらあ、きむたくだろう’って
実は私、きむたくは聞いたことはあるけど、顔を知らないのです。
草薙君は知ってますよ。チデジカのCMに出てるから。」 (BY 深川さん)

「このクールのドラマ、ツヨポンの’冬のサクラ’1回目で泣きましたぁ~~。
SMAPで泣くとは思ってもいなかった!
吾郎ちゃんは、『踊る~』で、犯人役やってたときに、うまいな!と思った。」 (BY izumiyaさん)

「izumiyaさん、どこで泣いたんだろう。あたし、今井美樹のだんなが嫌なやつだな~と、
途中で江口洋介にまわしてしまったので、中途半端だったかも。」 (BY チヤさん)

「チヤさん!’冬のサクラ’のどこで泣いたのか?
母親とのからみですよ。ひどい育て方されたのに、あんなに優しくなれるって・・・
私自身とのギャップ(私はやさしい目で見ることが出来ない!?)に自己嫌悪の涙!」 (BY izumiyaさん)

「izumiyaさん、あれはドラマや。
いいのよ、世の中そんなに仲良し親子ばかりじゃない。いろんな経過があって、今がある。
すんごい優しくて、子の犠牲にもなれるような母なら、われわれもすんごい優しくしているはずよ・・・
とか、自分にも言い聞かせているわ。」 (BY チヤさん)

「本でも映画でもドラマでも’自分がその立場だったらどうしたか?’という仮定をして見ることの出来る作品が私にとっては良い作品なのかな。どうでもいいものは自己投影してみる気にもならないし・・
あっ、どうでもいい内容だったけど’デカワンコ’はおもろかった!」 (BY izumiyaさん)

「なんと、よく観てるんだねえ! そして、よくまあ人名が次々言えること!! 若いなあ(^_^)v
でさ、北村一輝って、良い子の夫がそっくりなんです! もち、普通の子は小栗旬似ですよ(*^_^*)
じゃ、くちこは韓国ドラマへ・・・」 (BY かずこさん)

「さすがドラマ評となると、じんちゃんに及ぶ人はいませんね^^
TVドラマ・・・数十年見てないなぁ~~^^;
最後に見たドラマは何だったんだろう? ’2丁目3番地’だったかもぉ~←ふるぅ~~!!」 (BY 鞍馬さん)

「’2丁目3番地’ 石坂浩二&浅丘ルリ子もスゴいけど、寺尾聡&范文雀て。
いつの時代のカップルやねん・・・
倉本聡に向田邦子。 そうそうたる脚本陣ですネ。」 (BY じんちゃん)

「ドラマ評」 おばちゃんの小ウルサさの中にも、愛情を感じられるモノを書きたい。
自分勝手な思い入れだけでなくね。
ちなみに2014年現在は、やたら見ています。夫と戦いながら・・・
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