ちょっとした出来事が
ある時は大きな喜びになり、ある時は深い悲しみになり
この数ヶ月間というもの、情緒的にしんどい状態が続いている。
私のペースは、ことごとく破壊され、振り回され
それはどこか恋にも似て
こんなに狂おしい渦へ、身を委ねなければならぬのなら…
キケンな思考が、頭をもたげそうになり、あわてて打ち消す。
そんな寄せては返す感情の中、
少しずつ覚悟が固まってゆくのかもしれない。
あきらめることは、非なのか
希望を抱き続けることは、是なのか
うつろいゆく状況を受け止めつつ
それでも守っていきたい部分は何なのか?
落ち着いて考えられるだけの、心の余裕を保ちたい。
折れずにやり過ごす、しなやかな強さが欲しい。
<近況報告>
映画『舟を編む』を観ました。ここで言葉を綴るのにも、どういう表現がいいかなぁって、結構考えるんです。膨大な言葉の海から、少しでも自分の心にぴったりのモノを探していく…。不器用なので、すんなり見つからないこともしばしば。だけどそうやって探し続けた言葉で、人とつながることができたら、やっぱり嬉しい。改めて、そんな気持ちを思い出させてくれた作品でした。
主人公の松田龍平くんと、宮崎あおいちゃんの恋物語は、今の私には眩しくて。ああ、こんな風に、自分の勇気一つで、想いを伝えられる環境っていいよなぁと。この歳になれば、言葉に正直であろうとするあまり、素直な感情を吐露できない場面だってあるし、必ずしも、人と人とをつなぐ為だけに、言葉というモノが存在しているのではないことを思い知らされていたりするのだけど、それでも、その役割を信じていたい。 良い場面でも、悪い場面でも、経験を重ねてきた人間なりの言葉の使い方があるはず…と、辞書作りにかける編集者たちのドラマを通して、我が身をつらつらと振り返ってしまいました。
松田龍平くん、パッとしない青年役がしっくりハマってた。弟(松田翔太)に比べて華がないなぁなんて-いや、だからこそ逆に良かったのか!?-勝手な印象撤回します。’変人’という言葉で容易く括りたくはない、愛すべき・味のあるキャラクターに仕上げていたヨ。オダギリジョー。見た目フツーにしてる方が断然いいやん♪と思っていたら、そのまんまで終わらなかったのが、彼の彼たる所以。しかし、脇に回っても上手い。決して’これでもか’系ではなく、ごく自然に上手い。加藤 剛・小林 薫・伊佐山ひろ子+黒木 華。編集部の面々は、ホント素晴らしいキャスティングです。
ただ後半にかけて、静かに存在感の広がりを魅せる、八千草 薫はどうかなぁ…。老いてなお、たおやかさをキープし続ける女性として、好感を抱いてきたのだけど、最近いささか出過ぎのような気が。それに加藤 剛(←老け役ではあるが)のヨメさんにしては、ちょっと上では?などとツッコミつつも、楽しく拝見しました。
ゴールデン・ウィークの平日。場内は、ほぼ満席。2012年度の本屋大賞を獲った、三浦しをんの小説が原作だけあって、注目度高しといった所かな。(特に、中高年のおじさま・おばさま方の堅い支持に支えられている感じ)そう言えば、昨年の『天地明察』に続き、今回も本屋大賞受賞作に出演の宮崎あおいですが、『神様のカルテ』といい、『陰日向に咲く』といい、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』といい、つくづく同大賞に纏わる作品に、縁のある女優さんですネ。’本屋大賞女優’と命名致しましょう♪
ある時は大きな喜びになり、ある時は深い悲しみになり
この数ヶ月間というもの、情緒的にしんどい状態が続いている。
私のペースは、ことごとく破壊され、振り回され
それはどこか恋にも似て
こんなに狂おしい渦へ、身を委ねなければならぬのなら…
キケンな思考が、頭をもたげそうになり、あわてて打ち消す。
そんな寄せては返す感情の中、
少しずつ覚悟が固まってゆくのかもしれない。
あきらめることは、非なのか
希望を抱き続けることは、是なのか
うつろいゆく状況を受け止めつつ
それでも守っていきたい部分は何なのか?
落ち着いて考えられるだけの、心の余裕を保ちたい。
折れずにやり過ごす、しなやかな強さが欲しい。
<近況報告>
映画『舟を編む』を観ました。ここで言葉を綴るのにも、どういう表現がいいかなぁって、結構考えるんです。膨大な言葉の海から、少しでも自分の心にぴったりのモノを探していく…。不器用なので、すんなり見つからないこともしばしば。だけどそうやって探し続けた言葉で、人とつながることができたら、やっぱり嬉しい。改めて、そんな気持ちを思い出させてくれた作品でした。
主人公の松田龍平くんと、宮崎あおいちゃんの恋物語は、今の私には眩しくて。ああ、こんな風に、自分の勇気一つで、想いを伝えられる環境っていいよなぁと。この歳になれば、言葉に正直であろうとするあまり、素直な感情を吐露できない場面だってあるし、必ずしも、人と人とをつなぐ為だけに、言葉というモノが存在しているのではないことを思い知らされていたりするのだけど、それでも、その役割を信じていたい。 良い場面でも、悪い場面でも、経験を重ねてきた人間なりの言葉の使い方があるはず…と、辞書作りにかける編集者たちのドラマを通して、我が身をつらつらと振り返ってしまいました。
松田龍平くん、パッとしない青年役がしっくりハマってた。弟(松田翔太)に比べて華がないなぁなんて-いや、だからこそ逆に良かったのか!?-勝手な印象撤回します。’変人’という言葉で容易く括りたくはない、愛すべき・味のあるキャラクターに仕上げていたヨ。オダギリジョー。見た目フツーにしてる方が断然いいやん♪と思っていたら、そのまんまで終わらなかったのが、彼の彼たる所以。しかし、脇に回っても上手い。決して’これでもか’系ではなく、ごく自然に上手い。加藤 剛・小林 薫・伊佐山ひろ子+黒木 華。編集部の面々は、ホント素晴らしいキャスティングです。
ただ後半にかけて、静かに存在感の広がりを魅せる、八千草 薫はどうかなぁ…。老いてなお、たおやかさをキープし続ける女性として、好感を抱いてきたのだけど、最近いささか出過ぎのような気が。それに加藤 剛(←老け役ではあるが)のヨメさんにしては、ちょっと上では?などとツッコミつつも、楽しく拝見しました。
ゴールデン・ウィークの平日。場内は、ほぼ満席。2012年度の本屋大賞を獲った、三浦しをんの小説が原作だけあって、注目度高しといった所かな。(特に、中高年のおじさま・おばさま方の堅い支持に支えられている感じ)そう言えば、昨年の『天地明察』に続き、今回も本屋大賞受賞作に出演の宮崎あおいですが、『神様のカルテ』といい、『陰日向に咲く』といい、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』といい、つくづく同大賞に纏わる作品に、縁のある女優さんですネ。’本屋大賞女優’と命名致しましょう♪