JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

メサイア -図書室列伝1-

2024年05月29日 09時22分24秒 | 想い

お久しぶりでございます。🙇

間が空き過ぎて、どこから何を語ればいいのかよくわかりませんが、じんちゃんは穏やかな毎日を送っています。

図書室向上委員会の活動も15年目。大方の先生より学校へ生息し続けているので、息子の担任だった先生が唯一の先輩!?年度変わりに残っておられるのを確認すると、心底ホッとします。😅

保護者として出入りしていた時代から、お世話になった先生方を何人も見送り、サビシクなるなぁ~と感じる一方、本を通じての新たな出会いやお近づきもあり、この歳月に培ってきたモノは捨てたもんやないゾと。

コツコツ黙々と手掛けていたコト、見てくれていたのねぇ…去年あたりから、そういう方々の言葉が届くようになりまして。良かった♪私が歩んできた道、間違ってなかった!!ちょっぴり自信をつけ、今に至っています。😌

長い期間やってるとね、いろいろ言われる場に遭遇する訳ですよ。こちらの苦労や努力も知らず、ようそんな発言ができるなぁ…。憤る元気があればいい方で、正直凹むことも多かった。そこまでタフでも鈍感でもないんで。

近年はメンバー各々に事情が重なり、ソロ活動になりがち。また、せっかく立ち上げた連絡ツールも、良好に機能しているとは言えず…😞

虚しかったな。スケジュールを引いて、結局ほぼ自分で完了させるんだもの。さすがに全部は勘弁して〜と、残り少しを割り振ろうとすると、今度はメンバーと軋轢が。

本来なら子どもと一緒に卒業のハズが、蔵書点検の巨大沼にハマり、何年も居残り…。己を優先するメンバーには、既に見切りをつけられていたと思います。解放してあげたいのは山々だけど、ある程度の人員が揃わないと、とりあえずの区切り目まで動かせない。

図書室のそこかしこに積み上げられた仕分け中の本。「一体いつまでこの状態にしておくんですか?」就任時から気にかけていた委員長も卒業してしまった…😮‍💨

少しずつ好転していた側面はあるものの、周囲には上手く伝わらない。無理もない。日々のささやかな変化や感触は、現場に立ち続けてこそわかるものだから。

現場では、春頃から"今までにない風"が吹き出していた。きっかけは、とあるクラスを率いていた先生からの依頼。学校へ来辛い、同級生となじめない…そんな子たちで構成された「我々のクラスへ、図書室の本を出張させてもらえませんか?」

威圧感漂う警官のごときO先生に、すれ違いざま低音ボイスで呼び止められた時には、"ヒッ なんか悪いことした?!"背筋が凍りつくかと…←こら

しかし、この依頼は嬉しかった。出張サービスは、かつて春と秋に行われていた、大掛かりな企画である。各クラスに20冊近くの本がお目見えし、さらに学年内をローテーションしていくので、実に多彩なラインナップを手に取ってもらえるのだ。

ただし、コロナが蔓延しだしてから休止になり、その後復活するも以前のようには…という有様だったので、よくぞその存在を思い出してくださいました!よよ…思わず目頭を押さえそうになった。😢

「新年度が始まったばかりなので、まずは学級文庫からの方がいいかもしれませんね。学生さんに、図書室へ選びに来てもらうことは可能でしょうか?」「それは可能なんですが…」メンバーが揃うかどうかは、当日になってみないとわからない。先生にとっても、私にとっても、ドキドキの船出となった。