JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

ミューズの晩餐 My essay,My life -シネマ-

2010年11月19日 10時22分00秒 | My essay,My life
- 極上の小説は、恋人と共にする晩餐に似たり -
はやる気持ちを抑え、ゆっくりと時間をかけ味わっていく。そんな大人ならではの行程を楽しみたいものだ。と申せば聞こえはよいが、体力気力が追いつかないだけかしらん。

読むのもスローペースなら、書くのもスローペースで・・・

近況報告としては、四十肩に悩んでおりました。ババくせ~~~いや、それが現実なんだから仕方がない。ある朝起きましたらね、左腕が上がらないの。数日前から荷物が持ち辛くなって調子悪いな~と思てたら、そんな有様です。ハタと困惑する魅惑の人妻。だって・・・ブラのホックが留まらない(爆)。ありふれた日常の中では、何てことない行為。だけども非常時には、その重みをズシリと感じたりするのですね。

ああ、鏡に映るは痛みをこらえ格闘する我が姿なり。ようやく背中にまわした両手で、留め金をひっかけようと苦心するのだけど、あと一歩の所が届かない。動きの効かぬ左腕に向けてぐいーっ、ホックを手にした右腕を、やたら伸ばしてみる。ひとり’ゆーとぴあ’かい!「たれかある~」思わず叫びたくなりましたよ。チヤさんの日記のように。

だ・れ・か ブラのホック♪

と・め・て ブラのホック♪

むーねが~ むーねが~

サ・ビ・シ くなるぅぅぅぅ

寄せて上げているからね・・・やかましいわ!本人は気にしているのですが、男性の発想は違うようで。「ノーブラでいいじゃん」別のお仲間さんから同じ答えが返ってきたのには驚いた。そこここで漏らすな〜。しかも心なしか嬉しそうなトーンです。チクショウ。たわわな胸元を想像していやがる。残念ながらションボリおっぱいですから~ん?だからノーブラでノープロブレムってか!?

学生時代の友人と、映画を観に行きました。『エクスペンダブルズ』。シルベスタ・スタローン主演のアクションものです。劇場で洋画を楽しみ始めたのは、10代後半かな。某映画会社で宣伝活動を経験した頃から、足を運ぶ機会が自ずと増えていった。友人とは、そういった状況の中で行動を共にしてきた仲なのです。

それまでの私は映画好きといえど邦画党でね、どちらかというと、こぢんまりとした作品を見続けていた。そんな私に、洋画の魅力を教えてくれたのが彼女でした。うわぁ~~~スケールデカい!単純明快!!おもしれぇ!!!折しもハリウッド映画、華やかなりし時代。様々な看板役者や名物監督が登場し、場を盛り上げていました。その突き抜けたエンターティメント性に・・・ノックアウトされちゃった。

さて、今回の作品。アーノルド・シュワルツェネッガーに、ブルース・ウィルス。当時の隆盛をスタローンと共に支えた個性派スターが顔を揃えているのですが、スタローンはね・・・やっぱ頭いい。あ、笑わないでね。頭脳明晰であるとか、そういう意味合いじゃなく、自分の領分を心得てるの。そうして前面に出ているようで、他の人々の見せ場を、ちゃんと考えられる人なの。それは脚本でわかる。

<アーノルド・シュワくんは知性派><おいらはバカ>という設定で、小意気なやり取りを挿入してくる。いささか毒っ気もあるね。ライバルとしてのこれまでの双方のあり方や、流れを押えてきた人には、クスリと笑いが漏れるひとときです。そうして何より主演を張れる3人が集う贅沢な空間。往年の?いやはや、未だ現役のオーラを放っていましたよ。

エクスペンダブルズ(消耗品)を名乗る傭兵メンバーの中では、ジェイソン・ステイサムとジェット・リーの存在感が印象的でした。スタローンは引きの演技です。己の肉体だけでは、もう観客を魅了できないのを、知っているのだろう。『ロッキー4 炎の友情』で対戦相手となるロシアのボクサーを演じた、ドルフ・ラングレンも出演。ちょっちイカれた傭兵だったけど、カッコよかったな~。その面持ちのまま『パイレーツ・オブ・カリビアン』で海賊役できるんじゃない?みたいな。

劇中スタローンは、彼女に二股かけられ落ち込むジェイソン・ステイサムを軽くイジったりするのだけど、君も現実でブリジット・ニールセン(『ロッキー4』で、ドルフ・ラングレンの有能な美人妻を演じた)に、ええように踏み台にされてたやないか~なんて振り返ると可笑しい。これは彼の計算外の展開なのか!?ったく、金髪美人にコーンとノサれた、とんだロッキーだったよ。

軍事独裁政権の下で、あえぐ民衆。そういった構図に、またしても首をつっこむ、お約束のパターン。窮地に立たされた美しき女性を守るべく行動に移したがる所は、『ランボー』シリーズを彷彿とさせ、またかよ!と苦笑しながら眺めていたのだが、ラストで彼女のラブビームを巧みにかわし、カッコよく背中を見せるスタローンなのであった。’去り際のキレイな男ね・・・’ いやいや違うんです。そのオチは、劇場で確認してくださいませ♪

「こうして肩を並べて映画を観るの、何年ぶりだろうね~」女学生のように、はしゃぎながらスクリーンに見入りました。痛快なセリフが登場する度、ちょっとちょっとぉ~という感じで、友人に横から連打されます。君はロッキーか!やがて映画が終わり 「で、ミッキー・ロークは、どこに出とったん?」「わからなかったのぉ~?タトゥーのおじさんじゃない。」

彼は、いい感じで復活してるんですよね。『レスラー』という作品が好評だったようで。しかし往年の面影がない。友人情報によると太ったらしい。私はね、何に感動したってエキストラの方たちの見事な倒れっぷりに感動した。爆破シーンが多いのよ。その度に、あれ~~~~っと、ドミノ倒しみたいにね。エクスペンダブルズ(消耗品)の意地を見せたのは、主要メンバーだけではなかったということかな。

エッセイは、まだまだ続きます。ケンとメリの創作は、どうなったかって?とまらないのは、ブラのホックより、ロマンティックがよろしいようで。

http://www.youtube.com/watch?v=iFF7FCfQTyI