JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

愛の世界

2018年02月09日 13時40分36秒 | 音楽
キョンキョン(小泉今日子)が-
妻子ある男性と交際宣言だそうで。

ふぅ~ 

いやね、本人はよかれと思ってやっているのかもしれないが、既成事実を表沙汰にすることで、結果的に相手方を囲い込んでいくことにならんだろうなと。自分より若い女性を大泣きさせるようなみっともないマネは止めてくれ、と切に願う。

なんかサ、絡まった状況になった時に、「正々堂々と!」とか言ってるのは、大抵優位に立っている側の人間なんだよね。。。それは選ばれし者の奢りだと、私は思う。

ベッキー愛の劇場の時から違和感を抱いていたのだけど、割って入った側主導で、どうして物事が動いていくのだろう?相手方の家庭に関して、四の五の言う資格もないのに。「急かさないであげて」とか「守ってあげて」とか、一見気遣っているようで、その実やけに上から目線なのに恐れ入る。

自分より年下と言えど、向こうは妻の座に納まっている人。そんな立場の女性を相手に、お姉さん風吹かせるのも大概にせぇ~なんてね、感じてしまう訳ですよ。極めて個人的な問題を、抱え続けることができないのなら、まっとうなポジションでまっとうな恋愛をした方がいい。

じんちゃんは、ここ数年アネゴ系とされる人に、う~ん。。。。 となることが多くなった。白黒つけなきゃ気が済まなかったり、独特の正義感を持っていたり、若い頃は、そういう部分が頼もしくキマっていたのかもしれないが、この年になると、ちょっと出張り過ぎでは?と感じる場面がよくあるの。

そういったことは、そっとしておいたら?放っておいたら?余計な所まで手を伸ばし、気づけば己のハッスル劇場になってしまってる。誰かがコツコツ積み上げたものを、つまらない自分アピールの為にひっくり返す。「実はクラッシャー」も、結構いるんだよね。

所詮アネゴもどきだからかなぁ?真のアネゴじゃないからかぁ?思いを巡らし、アネゴとは何ぞや!?という所へ行き当たるのだ。

話戻って、お相手の豊原功補と言えば、BSの連続ドラマ『プリズンホテル』のヤクザ役を面白く見ていたのだが、ああ~こうしていまいちパッとせんまま終わりゆくのかなぁと。(←すまんが)キョンキョン効果で、もう小物にしか見えなくって。不倫会見なんかで、注目を浴びて欲しくなかったよ。

最近じんちゃんは、芸能ニュースを扱う情報バラエティ番組を見るのん止めました。週末のささやかな楽しみだったんだけどね。どうも影響力のある人が、うかつなことを口にし過ぎる気がする。会見をやっている当事者も。それを受けて発言している出演者も。世間ってヤツは、あちら側の世界と、こちら側の世界を、それ程ちゃんと線引きできているものなんだろうか?

ミドルエイジって・・・微妙なお年頃よ~そんな年代の人間が、何かやらかしている時には、下手にかばい立てするのも、やたら持ち上げるのも、どうかなぁと。一体どうしちゃたの!?大丈夫?渦中にいるのが、肥大化した自我を持て余している状態なのかは、見極めた方がいいと思う。冷静に!

さて、週末のささやかな楽しみ。TVに代わり、落ち着いた先は音楽でした。遅めの朝食をとりながら、BGMに耳を傾け、心を解放します。ここ数週間のマイブームは、スキマスイッチとクレイジーケンバンドかな。YOUTUBEで話題曲を聴き始めてから、アルバムを手に取るまで、長い道のりだったわ。

クレイジーケンバンドは、今回LIVEにも初参加。いやー面白かった!!『タイガー&ドラゴン』と『昼顔』位しか知らないので、まずは結成20周年記念アルバム『愛の世界』集中講座(笑)で予習。アルバムのジャケットを眺めると「ええっ!?こんなにメンバーいるのぉ~」ヴォーカルの横山 剣さんを筆頭に、総勢11人の大所帯。米米CLUBかと思った。(←こら)

3枚組のBEST版は、クレイジーの魅力がたっぷり詰まった素晴らしいアルバムだった。ブルースのバンドかと思いきや、JAZZあり、ボサノバあり、ROCKありetc・・・と実に多彩である。じんちゃんは、『肉体関係 Part2』にノックアウトされたよ。うわっこの歌詞を、このメロディーに乗せるか~。あそこまでいくと、逆に小気味よくって。(^^ゞ

夫の実家が神奈川という友人に、LIVEの件をメールすると、「ハマでケンさんといえば、高倉ではなく横山!『イイネ』グッズいいね」と返信がきた。何で知ってるのん?聞けば、マリンタワーやみなとみらいで販売しているらしい。ナイスな連携ねぇ~大事にされてるなぁ、CKB。

さぁ当日。会場が田舎町なので車を使ったのだけど、駐車場に姫路・香川・徳島ナンバーが多くてビックリ。(ちなみに我が家は、神戸ナンバーです)どこまで広がるのかな~と興味が沸き、ちょっくら周辺を散策。岡山・福山・鳥取・福井・滋賀・和歌山etc・・・果てはクレイジーの本拠地横浜大阪・京都ナンバーなぞ可愛いものだったわ。

ケンさんと同じく、車にこだわりのあるファンが相当いるようで、ラインナップもゴージャス。ベンツ!アウディ!BMW!フォルクスワーゲン!国産車でも、年代物のシャコタンセドリックやクラウン、はたまたロードスターなど山深き里で暮らす身からすれば、ちょっとした自動車博状態だった。イーネッ。

そうしていよいよ開場が始まり、友人から聞いたグッズを覗きに。うーむ濃い!交通安全のステッカーに「本牧狂剣神社」って入ってるんですよ。パンチ効き過ぎっってか、御利益あるのか!?後方からのあおり防止にはなりそうだけど。地味めのタオルハンカチやポーチ、トートバック位なら気軽に買えたのだが、やはり手の届き易い初心者グッズは、これまでのツアーで完売しているのでしょう。唯一おっ!と目を惹いたのは、白地に小さなパイナップル柄の入ったキャップ。爽やかでいいな~と思ったのだけど、いかんせん自身にキャップをかぶるセンスがない。もっとLIVEへ足を運んで、CKBワールドに馴染もう。

エンターテイメント満載の舞台は、とっても楽しかったです。米米CLUBと東京スカパラダイスオーケストラの融合みたいな。娯楽色を鮮明に打ち出しつつ、聴かせるのだ。個人的には、ホーンセクションの入ったバンドが好みなので、かっけーなぁと、ほれぼれしながら見てました。

せっかくの追加公演にもかかわらず、会場は満杯とは言えなくて・・・それでも「呼んでくれてありがとう!」と、深々とお辞儀をしてくれたケンさん。ってか全国約30箇所の公演に、何故この会館が潜り込んだのか謎ですわ。前回来たのは、13年前の黄金期だそうで。いや、その時にCKBが来ていたのも驚きなのだが。

様々な地域から集ったファンは、ユニークな面々でした。スキンヘッドに、昇り鯉のスカジャンなど、そのファッションも強烈で 興味深くて、後方からずっと観察してた。腕を組み、微動だにせず聴き入る、立派な福耳のお兄さん。濃いわ~。最前列では、粋なお置物姿の女性が目に留まったし、中央列の端では、ノースリーブの黒いロングドレスのお姉さんが、しっとりとした輝きを放っていた。

「ケンさんを真似てるのか、ハンチング帽の人が多いなぁ」「うん。でも小太りだと、ダチョウ倶楽部の上島さんにしか見えないよね。」「若しくは兵頭(大樹)さんな。」失礼過ぎる・・・

とはいえ、総じて雰囲気が若い。(会場は4、50代中心といった印象)男性だと、車やバイクに興味のある方が多いからかな。アーチストによって、ファンのカラーってあるのよねぇ。似たような年代でも、違うの。クレイジーのファンは、そうして温かかった。

田舎がハマに染まる夜。いやいや、ハマどころじゃなかったよ。香港やモナコ。ハワイにも連れて行かれたっけ!?ステージで、二体の巨大なマーライオンが眼を光らせる中、ついに時空を超え・・・それは誰にも内緒だよ

アンコールは2回。これが予想を上回る充実した内容で、じんちゃん大いに感動。とにかく音楽の幅が広い!サービス精神旺盛なケンさんは、最後まで、いろんな角度から、ファンを楽しませていました。この上ないエンターテイナーだった。

さて、数日後の夜も更けた頃、LIVEの思い出に浸りながら、アルバム『愛の世界』を聴いてたんですよ。これまで美しいメロディー、イカしたアレンジに気を取られ、すーっと流してしまっていたのだけど、改めて一つ一つの言葉に耳を傾けた時、得も言われぬ感情の渦に巻き込まれていく・・・そんなある歌が、心に掛かりました。

ふと、やしきたかじんさんの世界みたいやなぁと。男性にとって、都合の良い女性像だとも感じるのだけど、切なくて、苦しくて、涙が止まらなくなった。過去の自分を振り返り、恥ずかしくなってしもた。 でもね、キレイな感情を保てなかったからこそ、知り得たこともあるんだよ。

まぁその歌は、胸の中へ留めおくことにして
https://www.youtube.com/watch?v=AFGfzI5uT0A


ほわ~っとええ感じ♪

2017年04月29日 11時21分25秒 | 音楽
ネットを通じて想いを綴り始め、満10年。せっかくの節目に、活動休止の有様で情けないのですが、何とか元気に暮らしております。 (*^_^*)

ここ1ヶ月は、だましだまし使っていたPCが、ついに動かなくなり、ネットから離れた生活でした。そりゃあまぁ、このご時世ですもの、いろいろと不都合はあったのだけど、ま、いいか~と。

日頃の生活を顧みる時期だったのかな・・・なんてね。先日某女性誌で、作家の羽田圭介さんのインタビュー記事を目にしたのですが、「当たり前のように続けていたルーティンを見直してみよう」という言葉に、「うんうん」と。

必要だと思い込んでいたモノが、意外とそうでもなかったり-
何かに区切りをつけることによって、別の扉が開いたり-
確かにあるんですよねぇ。

或いは、大切には違いないのだけども、従来の形に、こだわらなくてもいいんじゃないか?トカ。よくよく考えると、去年あたりから、そういった変革期に、差し掛かっている気がしました。

という訳で!?SNSへのアクセスはめっきり減り、代わりに深夜テレビを堪能。オモロかったわぁ~『にけつッ!』。ジュニア(千原)とケンコバのうだうだトークを眺めていたら、昔ハマっていた 『パペポTV』や『きらきらアフロ』を思い出した。

あとは、じんちゃんらしくドラマの話なんですが、『犯罪症候群』(土曜深夜枠)これがめっさ面白い!!チャンネルを変えている時に、たまたま遭遇した番組で、第2話からの参戦にもかかわらず、息をのむ展開に目が釘付け。

玉山鉄二がね、カッコいいのよ~。イカつい風体で出演している軽乗用車のCMを拝見し、彼は一体どこへ行こうとしているのか!?密かにその身の上を案じていたのだが(←余計なお世話)、このドラマでは、ちょっとくたびれた雰囲気も含めて素敵。もう『フランケンシュタインの恋』の綾野 剛と共に、ウハウハよ。

オトナの土ドラと銘打つ『犯罪症候群』だが、作りが贅沢で映画っぽい。WOWWOWとの共同製作と言えば、『MOZU』もそうだったなぁ。見せ方が巧みで、またもや、まんまと引き込まれてしもた。(^^ゞ

原作者は貫井徳郎さん。本屋で原作にあたる3部作が、平積みされているのを見かけ、もしかして『愚行録』(2月に映画が公開)の貫井さん⁈と、気づいた。嬉しかった~。ちょうど目をつけていたのよ。ふふ。彼の紡ぎ出すアヤしい世界観、たまりませんねぇ。

そうこうしているうち、マイPCを買いまして、ようやくここへ戻って参りました。

さて、お仲間さんより「浜田省吾のコンサートへ行って来ました」というご報告をいただいたので、音楽の話を致しましょう。去年の秋頃から、ケーブルテレビの音楽チャンネルにハマっておりまして。その中の『M-ON! LIVE』という番組で見た佐野元春さんが、最高にカッコ良くて感動。

2011年東京国際フォーラムで行われた30周年アニバーサリーライブの模様なので、今から6年前になるのかな。まだ50代半ばの頃だもんね、あれだけのビジュアルを保っていても不思議じゃない訳だ。こんな風につらつらと考えてしまうのは、昨年5年ぶりに参加した浜省ツアーでの本人を含むメンバーのビジュアルに、少なからずショックを受けてしまったからで。(._.)

かつてのティーンエイジャーも、今やアラフィフのおばちゃんなので、仕方がないのだけどね。アラフィフのおばちゃんと言えば、同じく『M-ON! LIVE』で見かけた渡辺美里の現在形にも驚いた。そのふくよかな身体を揺らし、ゴスペルでも歌い出しそうな勢いだったよ。彼女にしても、浜省ライブの町支寛二さんにしても(言うてもた!)、そういう印象じゃなかった人の劇的変化には、衝撃が走る。町支さんなんざぁ、ミッキー吉野かと。← こら

ミュージシャンに、体型の話を持ち出すのもいかがなものかだが、ロッカーには、あまり肥え太って欲しくないのよねぇ。浜省自身も、いささかパッツン気味だったわ。5年前のライブでは、黒のレザーコートでキメていたのに( 『MONEY』の時ね)、今回は全編通して、ジャケットにマフラー。中尾 彬かよ。

と勝手な思いをほざいている私も、長時間ライブで、我が身の心配をせねばならぬお年頃である。ワールド記念ホール(神戸)のトイレ事情には、正直気が滅入る。加えて、アリーナのパイプ椅子も、身体にこたえるのだわ~。ああ、無情。

平井 堅さんの、お酒と共に音楽を楽しむライブ『Ken's Bar』。大ホールのアリーナにテーブル席がしつらえてあって、レストランみたいなの。これまた音楽チャンネルで拝見し、「こんなことができるのぉ」と感動してしまった。そのままROCKコンサートへ持ってくるのは、難しいかもしれないが、参加する側の年齢層も上がっている中、従来のスタイルとは違う見せ方があってもいいよなぁ。

おっと、佐野元春さんの30周年ライブだった。わかるのは『SOMEDAY』と『Young Bloods』位かしらんと思っていたのだけど、この『Young Bloods』がね、ムーディーなボサノバ調で、しびれてしまった。なんて素敵なアレンジなんだろう~間奏では、キーボード からフルート、フルートからペット、ペットからキーボードと、哀調を帯びたメロディーが、時に重なり合いながら紡がれてゆく・・・。家族が寝静まった深夜、グラスを傾けながら、ひっそりと聴きたい。そんな趣きでした。ああ、私だけの豊潤な時間。

知ってる曲は、他にもあったよ!『ガラスのジェネレーション』『約束の橋』『アンジェリーナ』

君は行く~ 奪われた暗やみの中に
とまどいながら
君は行く~ ひび割れたまぼろしの中で
いらだちながら♪

『約束の橋』は、1992年にドラマの主題歌として取り上げられ、注目されるに至った・・・そんな経緯は、浜田省吾の『悲しみは雪のように』っぽい。『二十歳の約束』懐かしいわぁ~ 。牧瀬里穂&ゴロちゃん(稲垣吾郎)が、初々しくて爽やかだった頃の青春ドラマね。うんうん、覚えてるで。

『同・級・生』(ホップ!)『東京ラブストーリー』(ステップ!!)と、月9で勢いづいていた坂元裕二さんが脚本を手掛け、ジャーンプ!!!とばかりに、さらなる飛躍を遂げるはずが、見事にスベってしまったという。

願わくばなかったことに。。。なんて過去を、このようにつつき出すので、始末が悪い。だから私は嫌われる。ほっとけ!!

今も一線で輝いている方だから、言えるんですよ。藤原紀香、『クイズ!紳助くん』に出てたよね?みたいな。一緒にすな〜


星屑の隙間に木村基博

2017年02月14日 18時03分26秒 | 音楽
伝えたいこと、たくさんあるのだけど、まとまるまでに、もう少し時間がかかりそうです。 ^_^;

とりあえず、目下の楽しみは

① 映画 『愚行録』 の公開

② 辛坊治郎さんの講演会

③ スターダストレビューのライブ

かな。

日常生活では、思うようにいかず、クサりそうになることもあるけれど、’今手にしているカードは決して悪くない’と信じて、コツコツ足元を固めています。

おそらくそういう時期なのでしょうね。

Lupin Jazz Live ♪

2016年10月05日 13時55分24秒 | 音楽
心機一転、どこかで区切りをつけ、歩みを進めていかなくちゃね…という訳で、楽しみにしていた大野雄二&ルパンティック・シックスのJAZZライブへ♪

タイトルどおり、ルパン三世ゆかりのヒットパレードだったのだけど、面白かった!!ギターのお兄さんの巧みなMCと、メンバーの演奏に惹き込まれ、あっという間のひとときでした。

やっぱり、音楽はいいなぁ。
気持ち癒され、そして華やぐ

峰 不二子のテーマ『ラヴ・スコール』、次元大介のテーマ『トルネード』、そうして『銭形マーチ』。アップテンポの『ラヴ・スコール』は、目から鱗だった。

去年テレビ放映していた新シリーズのエンディングや、映画『カリオストロの城』にちなんだ曲も披露。石川五右衛門のテーマ『斬鉄剣』がなかったのは、寂しかったなぁ。和楽器の印象が強く、もはやJAZZの領域ではない!?

一連の作曲&ピアノを手掛ける大野さんは、御年75歳!全国十数か所をライブで回る、精力的な活動に脱帽です。

じんちゃんは学生時代から、彼の紡ぎ出すメロディーが好きで。沖 雅也&柴田恭平&藤 竜也(この顔合わせのシブさと言ったら!)が出演していた刑事ドラマ『大追跡』や、『犬神家の一族』『人間の証明』『野性の証明』といった角川映画のテーマ曲には、その作品世界と合わせ、随分ハマった。

勿論最初は、それらが彼の作品などと知る由もなく。「テレビで耳にするあの曲、カッコええなぁ」程度だったのだが、そういったドラマやアニメのテーマを数え上げている時、「大野雄二の作品だね。」と教えてくれたのが、母校の先生だった。

なので、大野さんと言えば、ギターを奏でる数学教師も、記憶の底から浮かび上がってくるのであーる。のっち、お元気かしらん。(^^)

大野さんは、CM曲もたくさん作られており、『きのこの山』や『たけのこの里』などが紹介されていた。じんちゃんは、オンワード樫山のテーマソング 『ミスティ・トワイライト』が印象に残っているよ。

これを歌った麻倉未稀は、大映ドラマ絡みの『What a feeling~フラッシュダンス』や『ヒーロー』で有名に。が、そうしたロック系へ転向するまでムーディーな路線を歩んでいて、私はむしろそちらの方が好きだった。アルバムのタイトルにもなったSEXY ELEGANCEは、当時の彼女の世界観を上手く言い表している。

大野さんの曲が醸し出す雰囲気は、驚くほどスタイリッシュ!と共に優しく、切ない、哀歌。しっとりと心に沁み入るのデス。

しかし、『きのこの山』には笑ろたね。
「小林亜星かよ!」(←私)
「キダ・タローかい!」(←ツレ)

今回のライブでは、ギター、ベース、オルガン、ドラム、トランペット、サックスと、大野さん以外6人の編成。同じルパンのテーマでも、ウッドベースやヴィブラフォン(鉄琴の一種)が入ったり、管楽器が増えたり。編成の違いでアレンジや趣きがガラリと変わるのも、また一興。是非、聴き比べてくださいませ。

ホール最前列には、お着物のご婦人方が陣取っていて、面喰った。JAZZライブにお着物とは、シブいわね。「歌舞伎座かよ!」って、心の中でツッコみましたけど~

千秋楽は、大阪の新歌舞伎座。あのご婦人方も、きっと現れるに違いないわ。

お疲れ SUMMER

2016年08月09日 18時17分40秒 | 音楽

暑いですねぇ。じんちゃんは、できるだけ動かずエネルギーを温存しておりまする~。ハシビロコウかぃ!7月半ばから夏休みに入りまして。私にとっては、文字通りの充電期間。 本を読み、ドラマを見て、心に栄養を溜めています。

それにしても静かやわぁ。息子は職業体験へ、娘は近隣の図書館へ。夏季休暇というのに、驚く程ひっそりとした我が家です。‘こういう環境も、ええもんやなぁー’ ひょっこり訪れた、小さな幸せを噛み締める。先月は、いろいろと疲れてしもてね。。。

おっと、いきなり愚痴になるとこやった。そうそう。楽しかった出来事から、お話し致しましょう♪

まずは齢48にして、初めての夏フェスへ行ってきました。私だけのドリカムTHE LIVE in 万博公園。35000人のファンが一堂に会する、ビッグイベント!参加へと傾いたきっかけは、朋ちゃん(華原朋美)でした。

遡ること数カ月前、何度か利用しているチケット販売サイトにて、アーチストの「お気に入り登録」をやってみた。これね、便利ですよ~。LIVEへは、それなりに足を運んでいたじんちゃんですが、こまめに情報収集していた訳でなく、久しぶりにアーチストのサイトを訪れたら…‘アチャーとっくにツアーが始まり、申し込みが終わってた~’なんてことも。

公演情報を前もって知らせてくれるので、そうした見落としは、ひとまず解消。加えてジョイントLIVEや、ゲスト出演の様子などがわかる。今回のフェスも、朋ちゃんの参加を通して、浮かび上がってきたのでした。

メインは、DREAMS COME TRUE。その他アーチストは、ドリカムの数々のヒット曲をカバーし盛り上げるという趣向で、朋ちゃん以外の出演者をチェックすると、水樹奈々や NICO Touches the Walls の名前が。

興味あるメンツが、これだけ揃っていれば十分だ。家族を誘ってみると、「行く行く~」食い付いたな。アニメ野郎!という訳で、テスト期間につき泣く泣く留守番になった娘を残し、夫&息子と夏フェス体験。いや~面白かった。

兵庫の片田舎に棲息している身としては、十三(じゅうそう)乗り換えの阪急宝塚線 なんてルートも珍しい。3年前、友人の案内で、息子と見学した学祭を思い出すよ。あの時も、電車を乗り継ぎ、また乗り継ぎ、「aikoの歌の舞台になった駅や~」感動しながら通り過ぎたもんなぁ。。。 

途中からはモノレールへ乗り換えまして。我々のテンションも、さらに上がるのだった。やがて最寄りの万博記念公園駅へ到着。「ここでお昼を買っておかないとヤバいんちゃう?」LIVE会場には飲食ブースも用意されているのだが、「地元の花火大会ですら長蛇の列に悩まされているからなー」と駅のコンビニへ立ち寄ると、考えることは皆同じ。

「やはり途中の駅で買ってくるべきだったね。」慣れない乗り換えに四苦八苦、それどころじゃなかったのよ…。ったく人任せにしておいて、後から言いやがる。うちの男どもは、これだから困る。「母さん、飲み物を買い足さなくていいの?」「デッカイ水筒にお茶があるし、父さんも個人的に準備してるみたいやし、大丈夫やろ。」‘たかが数時間のライブに何を言っているのだ。’ 軽く考えていた私がアホやった。

現地に着き、広場の上へシートを広げ、配られたタイムテーブルを眺めていると「げげっ夜の7時まであるのん!?」ちなみに開演は、昼の1時である。 

「夏フェスってそんなもんだよ。」訳知り顔で語っているが、自分だって初めての体験なのだ。「2~3時間のつもりで、帰ってから選挙へ行こうと思ってた。」「だから先に行っとかなくていいの?って言ったじゃないか」「僕の初選挙、どないしてくれるねん!」双方からツッコまれる。

「道理で、チケット代が高かったはずだぁ。」「いや、これだけのアーチストが出演してるんだから、逆に安いと言えるかも。」うんうん。各々の持ち時間も予想外にあるしな。って、お前は払っとらんやないかー!!

押し合いへしあいのロックフェスの如き様相を心配していたのだが、決められたシートを広げて過ごす形態は助かった。立ち上がってノリノリになろうが、ゆったり座って眺めようが自由。我々のブロックからだと、ステージは遥か前方で、豆粒くらいにしか見えなかったが、巨大モニターが数か所に設置してあり、出演者が映し出される仕組みになっていた。応援したいアーチストの時には、前方のブロックとの境目まで進出。暑さに疲れれば、広場から出て木陰のあるエリアへ避難することもできた。

6時間に及ぶイベントなので、買い出しやトイレも含め、ある程度は動けないと困る。そうし易い空間的余裕や、お客さんの度量もあったように思う。概ね快適に長丁場を過ごせた。青空の下、好きな音楽を聴きながら、時にビールやワインで喉を潤おす…。サイコーやったわぁ。

数日後、関東で暮らしている友人の帰省に伴い、学生時代のメンバーが集結した。その中に、このドリカムフェスへ参加した友達がいた。かつて息子&私に、学祭案内をしてくれたNちゃんである。「会場で、メールくれればよかったのに」「あの人出では、どうせ会われへんと思って」

当日思い立ち、息子くんと足を運んだのだトカ。その息子くん、大学院へ進学し研究で多忙な毎日の中、有村架純と NICO Touches the Walls が癒しらしい。「日付が変わる頃に帰ってくる生活でヘロヘロ。就職していた方が楽だったかもとすら感じる。私が作った夕飯を口にするのは、翌朝なのよ。」 「手を抜かれへんタイプなんやろねぇ…」「弟の方が要領ええねん。」「それ、あるよね~。きょうだいでもタイプが違う。」と反応したのは、帰省中の友人。

Nちゃんの所よりうんと下の世代になるが、友人曰く ‘のんびり型の兄ちゃんと、しっかり者の妹の図’で、その特徴をとらえたエピソードを聞く度、お嬢ちゃんはお母さん似だなぁとクスリ。私の中で、この友人はデキる女。だから以前「実は結構手を抜いている」と聞いた時には驚いた。何でもそつなくこなすスーパーウーマンだと、解釈していたのだ。

「そこまでやってちゃ身が持ちませんてぇ~」片手をひらひらさせながら否定していた様子が、当時の会話と共に印象に残っている。‘手を抜く’と言えば聞こえは悪いが、話の続きから ‘任せ上手’なんだなと感じた。「エアコンのお手入れや年末大掃除は、業者さんにやってもらう。安いコースもあるわよ。」そういった踏ん切りを、私はなかなかつけられない。が、割り切って楽になることって、確かにあるのよねぇ。

お嬢ちゃんはまだ小学生なのだけど、早くも完璧主義の片鱗がうかがえるそうで、Nちゃんの息子くんの状況とも相まって、『要領よく』 『どこかで手を抜く』という話へ及んでいくのを、興味深く聞いた。「完璧というより、小さい頃から最後までやり遂げたいタイプ。要領悪いのに丁寧で時間かかるから…」息子くんへの見立て。Nちゃんの後半の言葉に、何故だかドキッ。

「一人黙々と取り組んでるうちはまだしも、周囲と協力しながらとなるとねぇ~」呟いていると、別の友人から「完璧であることを突きつめようとすると、人を許せなくなりそうで」と返ってきて、なるほどなぁと。ちょうどその頃、心底疲れる出来事が重なり煮詰まっていたので、我が身を振り返る、きっかけになった。友人サマサマである。食事会の成立までは、山あり谷ありクロードチアリだけどね

Nちゃんとの夏フェス話は、誰の時にトイレタイムだったか?というまっこと下世話な方向へ。「WINNER」「水樹奈々」すべてのステージを焼き付けたいのは山々なんですが、どこかで割り切らなくてはならんのです。トイレと言えば、付近に座っていた巨体のおばさまを、密かにアンドレ・ザ・ジャイアントと名付け、戻ってくる時の目印にしていた、じんちゃん。‘おーっと、これは巨大なる人間山脈でありましょうか’そのお姿を拝見した時、思わず心の中で、古館伊知郎の実況がね。(^^)

WINNERは、韓国出身K-POPの5人組アイドルグループ。会場ではまばらな応援で、イマイチ盛り上がりに欠けたのだが、帰宅後、ワールド記念ホール (神戸でキャパの大きいホール)で3日間もライブが開催されるのを知り、ビックリ仰天。道理で、うちわを持って応援していたお姉ちゃんたちが「みんな立たないのぉ~?!」と、怪訝な顔をしていたはずだ。彼らは、実に爽やかに 『うれしい!たのしい!大好き!』を披露してくれました。ふふ、カバーの部分は聴いていたのよ。 

トップを飾っていたのは、Little Glee Monster。平均年齢17歳の女性アカペラグループ。夫が「E-girlsと見分けがつかない」とのたまい、「そら別々のもんやないか~い」と大木こだまの如きツッコミを入れそうになったのを、ご報告致します。彼女たちは、美しいハーモニーで『晴れたらいいね』を。数日後、損保会社のCMでアカペラを披露している彼女たちを発見。遅まきながら気付いた次第です。

華原朋美の時には、それまで座っていたドリカムファンも立ち上がり、結構な盛り上がりだった。息子曰く、「華原さんにきて、初めて全曲わかるステージだった!!」中抜けはあったものの、デビューして20年の重みかな。アイドル時代には縁がなかった、ヴォイストレーニング&体力作りを経ての復帰。その後の、歌と真摯に向き合った数年間。そういう想いってね、きっと観客に伝わるんだよ。 『save your dream』『I BELIEVE』『I'm proud』自身のヒットナンバーに加え、ドリカムの『LOVE LOVE LOVE』を熱唱。

NICO Touches the Walls の見所は、レゲエ調の『決戦は金曜日』。このアレンジで来たか~と新鮮な驚き。悪くないのよ。何だかクセになる趣があった。最後にアニメ『ハイキュー!!』のエンディングだった『天地ガエシ』をやってくれたのだが、我々がライブに酔いしれていた頃、留守番をしていた娘が図書館へ行こうとして自転車で走行中、奇妙な形で車道から歩道へ乗り上げ、もんどりうって天地ガエシになっていたという事件が。つくづく車と接触しなくて幸いであった。(Nちゃんの息子さんにも同様の経験が!)

水樹奈々は、ステージ云々以前にファンが濃い。もう目がクギズケ。絵に描いたようなヲタぶりであった(男性のデブ率高し)。何度もライブへ足を運んでいるのか、アイドル親衛隊の如き振付も完璧。カップルで楽しそうにキメているツワモノもいた。これがヲタ芸ってヤツかー!感動のあまり夫や息子をつつき、振り返らせてしまった程である。それにしても御年36で真っ赤なミニの衣装がちっともイタくない、あの若さは何なんだ?!新曲『STARTING NOW !』のジャケット。ヒマワリに囲まれ、ショートパンツ姿のキュート水樹。  羨まし過ぎるゾ。会場でもらったチラシを見ながら、ハーッハーッ切ないため息をつく…おっさんか!

さて、トリのドリカム。ピンクの浴衣姿で登場の吉田美和。祭り気分が、否が応にも盛り上がる~。代表曲は、ほとんどカバーされていたものの(その他アーチスト参加のスペシャルメドレーコーナーもあったので)『うれしはずかし朝帰り』を、もう1度聴かせてくれましたあとね、個人的には『週に一度の恋人』っていう初期のナンバーをやってくれたのが、じんちゃんは、とっても嬉しかった。『なんて恋したんだろ』『大阪LOVER』ステージの端から端まで、めいっぱい駆け抜けて手を振るドリカムに、一同感激。最後は『何度でも』 の大合唱で、幕を閉じた。

(中村)正人さんが話してた、隣接するEXPOCITYの日本一の大観覧車。当日までの4日間、ドリカム仕様のゴンドラが七夕にちなみ7台あったトカ。来年もまた復活するのかな。

EXPOCITYの大観覧車 ひさびさ乗りたいなぁ!
明日さ、たまにはいいじゃん!!
言うてみたいけど
近そうでまだ遠い大阪~(BY じんちゃん)