魅惑の人妻、ついに49歳になりました。言動に責任のもてる一年に・・・と考えているのですが、どうなることやら~
つい先日、長年携わっていたものに、ひっそりと区切りをつけました。決断した時には、いろんな想いが去来したけれど、自分の気持ちに正直に生きる道をとりました。
救いだったのは、コツコツ積み重ねた足元の活動に関して、未来へつながりそうな、明るい希望がもてたこと。人とのつながりも永遠ではないので、’期間限定’の今を、仲間たちと楽しみたいと思います。
昨年はね・・・周囲の人たちの力を借りて、いろんな場所へ足を運べた1年でした。旅行、映画、LIVE、講演会、文学館。表面上は、例年とそう変わらんやんって感じですが、いやいやどうして、一つ一つの中身は、実に想い出深かったですヨ。
さて今年は、どんな1年になるのやら。こちらのページで文字にしたこと、意外と実現していたりするので、期待を込めて、訪れたい場所を書いてみますね~
北海道へ行きたーい!!
昨年の夏、20年ぶりの飛行機に乗り、初めての北海道旅行へ。これが、なかなかの珍道中でございました。空港の手荷物検査で、夫のカメラバッグから、十徳ナイフが出て来まして。数年前の外出時、ポケットへ突っ込んだままスッカリ忘れていたらしく、当人もびっくりぽんや。「ちょっとこちらへ・・・」家族の記憶では、’新千歳空港で父ちゃんが連行されていった’ことに。
それにしても、行きにはスルーしておきながら、何故帰りで引っ掛かる???「神戸空港だからだよ」 夫&息子のツッコミに、ほぇ~。実は少し前、新千歳では女性客が保安検査をすり抜け搭乗という騒ぎがあり、態勢が厳重になっていたようで。まぁ、それが当然の仕事ぶりなのでしょうけど。荷物と言えば、スーツケースの目印につけていた便器くんのストラップが、いつの間にか無くなってしまってションボリ。
母さん、僕のあのストラップ、どうしたんでせうね?
ええ、夏、神戸から新千歳へゆくみちで、
空港へ落としたあのストラップですよ。
ママぁ~ Do you remember the old strap you gave to me
母がまだ元気だった頃、九州で開催の株主総会へ、二人足を伸ばしたんだよなぁ。そこへ至るまでの数カ月は、大変な日々だった。80近い齢で爆弾低気圧の煽りを喰らい、大腿骨頸部を骨折。手術というだけで物憂かったろうに、しばらくの入院生活、そうしてリハビリと、諸々の出来事を気丈に乗り越えた末の総会出席だった。それだけに、手に入れたささやかなマスコットにも愛着がね。しかし足のついた便器くん、一体どこへ歩いていってしまったのか。。。
話は北海道に戻り、初日の夕方、子どもたちと乗った洞爺湖のアヒルボート。たかだか30分の湾内巡りで、じんちゃん怯えまくり。己の操舵と、子どもたちの回すペダルが噛み合わず、揺れる揺れる。横波受けて、転覆するかと思った。夜のロングラン花火大会(春から秋まで開催しているらしい)、湖面に映る水上花火は、幻想的で美しかったなぁ。扇形に広がるのね。
洞爺湖には、また行きたい。本当は遊覧船に乗り、中島探訪をしたかったの。エゾシカがおるねん。それから、せめてお茶だけでも~と願いつつ、訪れられなかった『ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート』へも。
2008年サミットの会場になっただけでなく、ガイドさん情報によると、ウッチャンが式を挙げた所でもあるそうで。ミーハーかよ。
子どもたちには、アニメ『天体のメソッド』の聖地としてウケていたわ。地元がモデルになっているだけあり、現実世界でもちゃっかりコラボ。土産物屋に貼ってある観光ポスターには、洞爺湖の風景に溶け込むアニメのキャラクターが。「ねぇここ、私たちが通った場所じゃない?きっとそうよ。」ポスターを指さし、弾んだ声で語りかける娘。アニメの中に、実際の風景が織り込まれているのだから、そりゃあ現地に来れば楽しいよねぇ。聞いているこちらも、つい気分が盛り上がるのだった。
さすが、マンガ・アニメフェスタを開催し続けている街は違うなぁ。洞爺湖温泉開湯100周年での企画が始まりらしいが、ヲタの熱い要望に応え、毎年6月に定例化。来場者数も、当初の3,000人から50,000人に膨れ上がった。ここまで来ると、立派なビジネスモデルである。日本の中心地じゃないんだよ。同じく道内の札幌からだって、バスで2時間半!(宿泊したホテルの送迎にはたまげた。トイレ休憩があるのだ。)だからこそ見つけた活路なのかもしれない。
温泉街の地味な木彫りの店に、「洞爺湖」と入った木刀が置いてあるのを、夫がいち早く気付き、嬉しそうに子どもたちへ知らせていたのも付け加えておこう。この夏公開の映画は、どうなることやら・・・キャストの中に菅田将暉、いや長澤まさみ、いやいや佐藤二朗の名を見つけ、ちょっぴりトキメく。(小栗くんゴメンね~)ツボはそこかよ
http://wwws.warnerbros.co.jp/gintama-film/
2日目は、札幌までのバスツアー。前日観光した洞爺湖界隈を見下ろす絶景スポット!サイロ展望台から、京極町のふきだし公園へ。ここは、羊蹄山(ようていざん)の伏流水が湧き出す名水の郷として、結構な賑わいをみせていた。公園内には、湧水の給水口がいくつかあり、手持ちの容器へ自由に水を汲んで帰れる。「容器をお持ちでない方は、売店で購入することもできます。」とのガイドさんの言葉に、「タンクに数千円払ろてたら意味ないやん!」戻ってきた家族が、密かにツッコんでいたのが可笑しかった。これだから口さがない関西人は嫌われる。いや、実は名古屋人なのだが。
仁木町のきのこ王国では、名物きのこ汁をいただいた後、売店の試食で味めぐりを楽しんだ。瓶詰めなめ茸の種類が、ごっつ豊富。息子と二人、吟味しまくった末 ①うに ②焼きにんにく ③玉ねぎ なめ茸を購入。しばらくの間、我が家のご飯の供となった。
NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の舞台となった、ウィスキー工場へも行ったよ。
ここは、半日くらいのんびりしたいと思える場所だった。見学+試飲+買い物で1時間前後は、やはりキツい。
博物館内の有料試飲コーナーが、風情あるbar空間なのだけど(← 世界のウィスキーが楽しめる♪)、無料試飲コーナーのレベルも高かった。3種類の酒が、グラスに入った状態で各コーナーに並んでおり、水・氷・炭酸水で自由に割って、1杯ずつ飲める。オススメの飲み方も、表示してあるので安心です。
置いてあったのは、竹鶴とスーパーニッカとアップルワインだったかな…じんちゃんは、すべてロックで味わった。意外だったのは、アップルワイン。とってもまろやかで、こんなに美味しく感じるとは!!「地元でも買えるよ。そんなに高くないし。」と夫が言う。日常では、埋もれてしまってたんだよねぇ。。。今更ながら、ここの見学で開眼した人、多いと思うわ。
最後は小樽。娘と二人、硝子ショップを中心に見て回ったが、ここも時間が欲しかったなぁ。麗しい細工を眺めているだけで、ああ心満たされる。中でも切れの良い醤油差しには、グイグイ惹かれた。今使っているのが、よくよぼる所為もあり、機能的にしっかりしているのが理想なのだ。「まぁ素敵!」さらっと買える・・・サウイフモノニ ワタシハナリタイ
のんびり運河を眺め、お寿司や海鮮ひつまぶしにも挑戦したかった。夕張メロンの食べ歩きも~。堺町通りの散策と言いながら、4分の1くらいしか回っとらん。おまけに帰宅後、石原裕次郎記念館に、『西部警察』で使用していた車が展示されているのを知り、ショック!!ガイドさんの車中の案内に、’裕次郎世代ちゃうし~’などと、そっけない態度をとっていた我が身が悔やまれる。記念館は老朽化の為、今年の8月いっぱいで閉館となるらしい。それまでに行かねば。つーか、裕ちゃんの第1の故郷 神戸へ移せばよいのに。ガゼール&スーパーZも込みでサ。
札幌に到着した我々は、バスツアーに別れを告げホテルへ。小休憩の後、今度はタクシーで藻岩山(もいわやま)へ向かった。旅行社のサービス企画で、夜景鑑賞がついていたのだ。移動中はまだ、日が暮れておらず、街の様子が見えて面白かった。
「うわぁ~何!?あのキラキラした丸ビルみたいなの」尺度の基準が、つい大阪になってしまうのが恐ろしい。「あれはホテルですねぇ。お客さんは、どちらから?」(一拍おいて) 「兵庫です~」家族全員苦笑。オラが町はマイナーリーグ故、胸を張れない所がツラい。
「道内では、どこかへ行かれました?」 という遣り取りの中、小樽で寿司を食べられず残念だったことを話すと、ネタがいいので街中の回転ずしでも十分イケると教えてくれた。「あとは音楽ね。ロック、JAZZ、クラシック・・・ いろんな祭典があって、他県から来られるお客さんも多いんですよ。」運転手さんの言葉に、対抗心がムクムクと頭をもたげたのか、降車後 (ってトコが、ちっちぇーんだよ)「しかし、日本のJAZZ発祥の地は神戸なんだが」 と、またもや1名がツッコミ。’元祖’’本家’ 争いかい。つーか、君は・・・いやいや、何も言うまい 。
ロープウェー&もーりすカーを乗り継いで展望台へ向かううち、日はとっぷりと暮れていた。「うわぁキレイ~~~ 今までのNo1よ!」瞬きが全然違うの。景色の広がり方もね。空気がよくて広大な北海道ならではといった感じかな。2015年、長崎・神戸と共に札幌が日本新三大夜景として認定されたそうだが、各々目にしているじんちゃんは、札幌 藻岩山を推す。
そうして集客力も素晴らしいと思った。札幌駅から車で30分、公共交通機関では地下鉄+市電を使い最寄駅まで20数分、さらにバス5分というアクセス。すんなり立ち寄れる場所ではないのに、それでも驚くほど人が押し寄せていた。神戸の摩耶山掬星台(まやさんきくせいだい)は、じんちゃんお気に入りのスポットなのだが、地元民にさえ知られていない。家族連れが行く六甲山と、カップルが訪れるビーナスブリッジの間に、ひっそりと息づいている印象。山頂へ上がるケーブルカー&ロープウェーには、’極めてスムーズに乗ることができます’。それでいいのか!?行く末を憂うゾ。札幌みたいに、街をあげてといった協力体制が、もう少しあってもいいよね。
夜景を堪能した後は、ススキノへ。チカチカ瞬く巨大ネオンと、交差点に佇む勧誘ギャルたちに、ひたすら圧倒される。新宿スワンかと思った。「お兄さん、お店寄ってってぇ~
」「お金ないの。もっとありそうな人に声かけなよ。」「ありそうに見えるから、声かけてるんじゃない。」前にいたサラリーマンとおねぇちゃんの会話を己に置き換え、ニヤつく我が家の男ども。「すごーい!この前行った東京より東京らしいわ。」 娘が迷言を吐く。アナタの知っている夜の東京は、六本木と恵比寿だからねぇ。歌舞伎町を見たら、どんな反応をするかな?田舎者はラーメンすすって大人しく退散。情けない・・・でも楽しかった。(^^)
最終日はホテル周辺を散策。1時間半くらいしかなかったが、観光スポットが比較的近くに寄っており、助かった。赤レンガの北海道庁旧本庁舎~時計台~市役所~テレビ塔を、駆け足で観光。’自転車が多いので注意して’と昨日の運転手さんに聞いていたのだが、大通りを猛スピードで走り抜ける車にビックリ。今時関西でも見んぞ。ご当地ナンバー、意外とイラチでいらっしゃるのね。派手にクラクションを鳴らし、余所モノ(同じ道内なのに)をオラオラ調で煽る車とか、大阪以上やなぁと。
締めは六花亭札幌本店。ホテル前にあり、何度も通過していたのに、入店していなくて・・・。立派なビルへ足を踏み入れると、思いの外広くて明るい店舗だった。ああ、ゆっくりお茶したかったわ。今度札幌を訪れたら、まずここへ来よう!!家族に好評のマルセイバターサンドとストロベリーチョコホワイトを購入し、つつがなく終了。
北海道のお菓子も、コープのカタログで注文できるようになり、随分と身近な存在になった。数か月に1度だけれど、私たちには贅沢品なので、その位でちょうどいいかな。六花亭は夫のお気に入り、じんちゃんはロイズ。ここのフルーツバーチョコレートを、ウェッジウッドのカップ(亡き母が大切にしていた)に入れたコーヒーと共にいただくのが、至福の時なのよ。毎回首をなが~くして、子どもたちと、掲載されるのを待っています。モチ現地でも探して、お土産にしたよ。初見参の抹茶バーチョコレート、美味しかったわぁ。
さて、来月はバレンタイン。じんちゃんは、ロイズのチョコをかじり、コーヒーを飲みながら、北海道旅行を思い出し、母を偲んでいることでしょう。