堀北まきまき(←『いとまきのうた』のリズムで、お願いします。嘉門達夫さんが歌っていたのだよ)主演の『ヒガンバナ』が面白い。女性が絡む犯罪の捜査を目的に設置された、警視庁捜査七課が舞台なのだが、女性のみで構成されるメンツがいい。
堀北真希×壇 れいを中心に、YOU、知英(KARAの元メンバー)、高梨 臨(『花子とアン』に出演していた)、さらに彼女らを束ねる課長役で大地真央。各々の持ち味を活かしたキャラが上手くできており、演じ手にハマっている。脇でサポートする心療内科医の高橋恵子も素敵やわぁ~
壇 れいを見ると、友人うめちゃんを思い出す。(去年の2月に綴ったエッセイ『HAPPY バレンタイン♪』に登場します)今年も新年会へ顔を出してくれた彼女は、可愛さをキープしていた。うめちゃんが笑顔でいるとホッとするよ。個人的な話題は、これ位にしておいて~
年明けに入籍を報告したDAIGOが、堀北まきまきの周囲をうろつく謎のジャーナリスト役で出演。彩りを添える。と言いたい所だが…彼は、ホント芝居が上達してねぇな。
『ラブシャホ~』の時には、それなりに楽しく拝見していたのだが、あれから7年経って、このザマかと。小泉孝太郎のように(←この例えもなんだかなー)、もう少し腰を据えて、役者業に取り組んではどうか。いろんなことをやり過ぎなのだと思う。結婚ネタをひっさげ出てくるのはいいが、単なるにぎやかしならいらない。前の現場で何してたん?北川景子を口説いてただけ?じゃあ困るのだ。
とにかく、他のメンバーの足を引っ張らないで~
時にささくれだつ、じんちゃんの心を「よしよし」と鎮めてくれるのは、平山浩行さんの存在である。
http://www.ntv.co.jp/higanbana/chart/index.html
ああ、一服の清涼剤。
もう一つ、『ナオミとカナコ』が良かった。百貨店の外商部に勤める広末涼子が、親友(内田有紀)の家庭のDV騒動に巻き込まれ(というよりは、果敢にも首を突っ込み?)、結託して、その夫を殺そうとする。
第一話では、華僑の大物を招いた商談会で、勝手に高級腕時計を持ち帰る困ったおばさんに遭遇するのだが、なんとまぁ!『富久丸百貨店』の上流顧客であらせらる、鶴さま(高畑淳子)ではございませぬか
この高畑淳子のなりきり中国人の芝居が絶妙で、娘と大爆笑しながら見入ってしまった。松尾貴史がよく真似している、インチキ中国人の感じね。(^_-)-☆
高畑さんは、どのドラマにおいても、おいしい所をさらっていく。是非とも、怪演女優同士でキムラ緑子さんと、対決していただきたい。内田有紀、『偽装の夫婦』に続き、またDV夫から逃れたい妻の役か。いやはや、ご苦労なこって。ちなみにエリート銀行マンのDV夫は、佐藤隆太くんだよ~
女性が絡む犯罪、『ヒガンバナ』チームにフォローしてもらえないのか? 「シンクロしました」二つのドラマを関連づけて、勝手に遊ぶ私。
亀梨和也くん主演の『怪盗山猫』もチェック。若い世代に人気
『心霊探偵八雲』の作家さん(神永 学)の作品で、図書室向上委員の立場からも注目していたのだけど、いやはや。神出鬼没の大泥棒。同時に、はびこる悪事も暴く、木更津キャッツ!にゃあ~
ちゃうちゃう・・・
山猫は、田口淳之介くんがよかったな。『リーガルハイ』の蘭丸みたく、小粋なトーンで♪若しくは、山ピー(山下智久)かしら。ところが娘の話では、原作のイメージがもしゃもしゃ頭のむさくるしい男なので、カッコ良過ぎる人は×なのだそう。
「なら斎藤 工でええやん。他に誰がおるねん。もしゃもしゃ頭のむさくるしい男て!」「下町ロケットの技術者のおじさん(安田 顕)しか思いつかない…」(息子)
「年齢的に無理でしょう。だったらむしろ、大泉 洋!」「同じ探偵でも、BARにいるになっちゃうよ。」(息子) 「だったらむしろ、松田龍平!」
「お色気担当の女の人が、年行き過ぎな気が~」(娘)「バイオリニストの?」(息子)←どんだけ『探偵はBARにいる』が好きやねん
「違う、山猫の話よ」(娘)「大塚寧々のこと?」「お色気担当はそっちじゃなくて…広瀬すずでよくね?」(息子)
子どもは極めて正直で、そうして残酷な生き物である。しかしまぁ、もひとつやった割には、夕食の席で語り尽くしてしもた。 (^^ゞ 亀梨くんがつけている猫のお面が、果てしなくダサい。もう少しカッコいいデザインに、できなかったのか?ってか主演は、記者役で出演の成宮寛貴くんでよくね?
ところが盛り返してきたんですよ~第2話で。あたしゃ、ヤクザの親分を演じる笹野高史さんの芝居にシビレたね。この回には『トリック』で生瀬さんとコンビを組む、池田鉄洋さんもゲスト出演してまして。親子の設定でありながら、笹野さんとは対象的に、すっトボケた悪党ぶりを披露。楽しいわぁ~ホンマ期待を裏切らない。佐藤二朗・鈴木浩介・池田鉄洋は、ドラマで見かけると嬉しくなる脇役トップ3なのだ。💘
広瀬すずを苛める側から一転、堕ちていく女性タレントを演じた伊藤沙莉も味があった。はて、このハスキーな声と、ノスタルジーを感じる昭和顔には覚えが。「ねぇ、この子GTOのおばちゃんじゃない?」(←今ドキの女子高生らしくなく、我が家では、親しみを込めてこう呼んでました。)「あ、ホントだ~」「確かに。」クラスの一員だった子の進出&成長を眺めるのは、感慨深いねぇ。
この3人の活躍で、次回以降も見ると決意。もう出ねぇ~よ!
スペシャルドラマでは、松本清張の 『黒の斜面』を見ました。飛行機事故と共に、消息を断った夫(原田泰造)をめぐり、妻(壇 れい)と愛人(内山理名)が火花を散らす。出張と告げて、愛人宅へ泊まっていたら、乗る予定だった飛行機が墜落したと。
そら実は生きてましたと名乗り辛いわなぁ…グズグズしているうち、本人の身辺に、公金横領や殺人の匂いが漂い始め、何も知らなんだ妻は、びっくりぽんや!おまけに、夫の知人を名乗る女が、これ見よがしに出没。おいおい、死んだハズの男を別人に仕立て、一緒に暮らすんじゃなかったのか~
優位に立ったと感じてる女ってサ、こういういらん行動をとるよねぇ。私こそが選ばれるべき人間なの!わかってる!?調子にノッて、聖域へ踏み込んでいくから、寝た子を起こして、猛反撃に合うのよ。慢心は、やがて身を滅ぼす…どこぞの恋愛劇場のおかげで、鬱陶しい愛人が某タレントにしか見えなかった。
しかし清張さんは、男にデロデロ付き纏う女を描くのが、実に巧みだ。日常のしがらみから逃れ、ホッと一息ついていたら、あっという間に周りを固められていた。コワい。コワい。僕が僕であるために~♪卒業しようと、もがいてみたって、己に核がない限り、新たな人物に支配されるだけ。頭あがらんくなる因子が増え、だったら前の状況の方が、まだしも自分を主張できたってことに、ならないのかねぇ。。。
「彼女はババ(JOKER)じゃ。さっさと殺っちまいな!」 違う意味で泰造を応援したくなる自分に驚愕。
昔はどちらかと言えば、明るく清楚なお嬢さん側だった内山理名が、下卑た愛人役に小憎らしい程ハマっていた。 無理して若作りの感はあるが、小器用な人だ。『花咲 舞が黙ってない』 の一見地道な優等生行員で、実は横領女もよかったけどね。(どちらにしても悪!)
実はこの作品、1971年に劇場公開されてまして。当時の配役を見たら、夫 加藤 剛、 妻 岩下志麻、 愛人 市原悦子でした。これは、三段オチですか?ストーリー以前に、キャスティングで、びっくりぽんや…
「まんが日本昔ばなし!」「家政婦は見た!」「のイメージだよね~」 いぶかる私と息子の傍らで「癒しという意味では、アリな気がする」と、夫がつぶやいていたのが可笑しかった。若き日の市原さんが、どんな愛人像を構築していたのか、気になるところです。 (^^)
さて、ホレたハレたの恋愛劇場に、食傷気味のアナタへ
http://www.asahi.com/special/soseki/mon/list/
誰かを傷つけてでも、自分たちの想いを通した、二人のその後のストーリー。じんちゃんはね…数年前に、この小説の世界観に出逢い、何故だかホッとしました。誰に、認めさせるでも、ひけらかすでもない。互いの愛だけを頼りに、市井の片隅で、ひっそりと生きる。好ましか。