JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

あなたのことはそれほど

2017年05月27日 14時21分31秒 | ドラマ
運命なんて言ってしまえば、すべての出会いは運命。

それにこだわるヒロインもなんだかな~と思うが、

夫であろうと、妻であろうと、

パートナーの世界へ踏み込んでいくのはどうなのよ?

夫婦、親子、恋人、友人・・・

誰しも各々の立場で、自分なりの言い分があるだろう。

が、余程のことがない限り、

相手が心の中で大切にしているモノを、

そっとしておくのも愛情じゃないかな。


このドラマで私が面白く見ているのは、ヒロインの母 麻生祐未。まだうら若き頃に出演していた『コミック雑誌なんかいらない!』、劇場へ見に行きましたよ。

当時から、分かり易いお色気姉さんという印象で、その後も脈々と、そういった役どころを続けている気がするのだけど、ここまで残れば大したものだ。 (^_^)

あの母親像、娘の立場では受け入れ難い部分もあったろうが、今となってはどこかホッとするキャラだわ。『白夜行』桐原亮司の母親役から11年。こんな表現もできる女優さんになったのネ。

当人自身、言うてもまだ若く、女としての魅力に執着してもおかしくない年代で、山田孝之や波瑠の母親役をアッサリやってのけるところなど、肝の据わったお人やなぁと。よう引き受けた!と、じんちゃんは思うのデス。

サトジロ

2017年02月09日 15時18分34秒 | ドラマ
某コミュニティサイトのお悩み相談を通じて知り合った学生さんが、『スーパーサラリーマン左江内氏』というドラマを教えてくれた。これが、予想以上に面白い!!

今期のドラマで注目していた『カルテット』や『嘘の戦争』と並ぶ勢い。そもそも out of 眼中な作品だっただけに、教えてくれてありがとぉ~と、感謝感激雨あられである。

きっかけは、主演の堤 真一や、キュートな鬼嫁を演じるキョンキョンではなく…佐藤二朗さん♪好きなんだわね~。『夜王』のおぶーなホスト‘金ちゃん’の頃から。もうその怪演ぶりから目が離せませんね。

今回も、登場シーンは少ないのだけれど、ちょっとした旋風をクルクルと巻き起こしていく。やっぱサトジロは、いいよぉ~。所謂イケメン、目の保養になる役者さんは、いくらでもいるだろうが、彼にしか醸し出せない空気ってのを、まとっているもんね。

とまぁ、サトジロ目当てに見始めた『左江内氏』だが、ユーモア溢れる脚本と、独特の演出に魅了されたのか、気がつきゃ夫や娘も、笑いながら加わっていた。

チャンネルを合わせる要因にはならなかったが(←スミマセン)、堤さんやキョンキョンの仕事ぶりは、なかなかいい。なにより『はじめまして、愛しています。』の子役くん(横山 歩)が、笑顔を見せてくれてよかったなぁと。

土曜の夜、家族でほっこりしてみませんか?

私 結婚できないんじゃなくて、しないんです

2016年04月29日 13時01分46秒 | ドラマ

中谷美紀は期待を裏切らないね~。その出来栄えに満足し、つい二度見をしてしまうドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』。毎週子どもと楽しく拝見しています♪

40の壁を控え、未だ独身の美しき女医(中谷美紀)が、‘毒舌料理人’藤木直人の恋愛指南を受け、幸せを掴もうと奮闘。「ないものを数えず、あるものを数えておゆきなさい。」曽野綾子さんなら、冷徹に言い放つんやろなぁ~。

藤木くんの指南が『ホンマでっか?!TV』の印象評論家 重太先生みたいで笑えると語っていると、「中央突破的な攻め方で持論を展開、半信半疑で聞いていた人も、いつしかなぎ倒され、頷いてしまう?」ドラマを見ていない友人から、的確な解説が入り、ウケてしまった(重太先生の印象恐るべし)。男心を鷲掴みにするモテ仕草だか知らないが、違和感アリアリなんだよぅ。先生とはベクトルが違うのだけどね。(^_-)-☆

第1話では「アラフォーのお前が殊勝な女性を演じてどうするッ!」と中谷に発破を掛け、軽妙な会話の応酬、さらには年齢と経験を生かしたジャブを要求。もう無茶ぶりですよ。フィーリングカップル5 vs 5のチームキャプテンに、5枠になれと言うてるようなもんで。シャラップ!!と言わんばかりに相手の口を片手でふさぐ行為には、「若い世代ならともかく、中年のオッサンに、これはないわ。」と息子が怪しんでいた。おいおい男心、鷲掴みにしとらんやないか~

相手の男性が、若いんだか年いってんだか、よくわからない顔つきのチュートリアル徳井(中谷の同級生)なのが微妙。設定は、天海(祐希)さんがやっていた『Around 40』っぽいなぁ。そう言えば、あのドラマにも藤木くんが出演していたのだった。

「結婚がすべてという訳じゃない。」「一人でやっていくだけのバックボーンはある。」多少の強がりはあるにせよ、中谷さん演じる女医のごとく今の自分に胸を張れる人は、ある意味幸せかしらん。世間サマとやらの価値観に、惑わされることはないんじゃない?って思うけど。 (^^)

私の周りには、アラフィフの独身女性が結構いる。友人である彼女たちを長年見ていて感じるのは、『しようと思えばできた』というより『いつでもできると思われていた』。可愛い、料理上手、仕事に懸命、それなりに恋もして-

既婚者組より、むしろ魅力的な人たちだった。ただその分、まだちょっと何か足りないと、もう少し上を望む気持ちが、あったんじゃないかなぁ。本人より、親がそれを望む場合もあるしね。しかもこの決して贅沢は言わないが、もうちょっと…ってのが、実に難しい。

じんちゃんなぞ、一つの想いが成就するまで苦労したクチなので、選んでいる余裕もなかった。だから結婚した。どこかで自分を見切っている人間の方が、決断できる気がする。それがいいのか悪いのかは、わからないけどネ。

第2話は誰にでもモテる方法、男を虜にする秘策と銘打ちながら、実は女性側がどんな男を求めているかを描いていた。学生時代からの中谷さんの頑張りを、徳井くんが見守っていたという最後のくだりには、中谷さんのみならず、じんちゃんも涙を流した。イタイイタイ…

本当は身近な人間(つまり夫ね)にこそ、徳井くんのような役割を務めてほしい。自分をわかってもらいたい。が、そうもいかないのが世の常なのである。同年の夫は、友だち感覚で楽な時もあるものの、頼りない。。。(-_-)

女性は、いくつになっても、おマセさんなんだろうなぁ。きっと。


重版出来

2016年04月15日 12時43分43秒 | ドラマ
春の新ドラマ 『重版出来!(じゅうはんしゅったい)』 を見た。
黒木 華を取り巻く編集部の面々が濃い~
松重 豊、オダギリジョー、安田 顕ときて、うほーと喜んでしまった。 荒川良々もいるしネ。 (^o^)

マニアックな配役に、一般ウケするのかなぁとは、友人の弁。
うんうん。TBS火曜10時は元来苦戦枠なので、厳しいだろうねぇ。 (←そんな予想すな)
しかしそこは割り切って楽しくやってほしい。
視聴率とれないのは、オダギリジョーの呪いとか、また言われそうで心配だわ。
大体、ドラマ界での彼の評価は低過ぎる!

新米編集者を演じる黒木 華。
2年くらい前の『世にも奇妙な物語』では、高校生役をやっていた。’勢いでなり切ってしまう’女優さんだが、新入社員役はちと苦しいなぁ。。。 坂口健太郎の後輩には見えんぞ。

お掃除おじさんのフリをして、現場チェックをする社長(高田純次)が、 やんごとなき身分を隠し、購買部のおばちゃんに扮する、 『GTO』 の理事長(黒木 瞳)のよう。

’実はアタクシ美貌の理事長なのよ!’ 溢れでる気品を押さえられぬ黒木さんと違い、純ちゃんは、もっさいおじさんに徹してくれる所がいい。そうして、キメる場面ではキメる。 カッコいいのだ。

上手いなぁ~! ええ味出してるなぁ~!!
彼は元々役者さんだものね。

それはそうと-
あまりのスットコドッコイぶりが秀逸で『上沼・高田のクギズケ!』の純ちゃんにクギズケ。 ゲス乙女の話題以降、日曜のお昼には、ついチャンネルを合わせてしまう、じんちゃんであった。 (^^ゞ

話は戻り、黒木 華の学生時代の柔道仲間に、『ごめんね青春!』の遠藤さん(富山えり子)を発見。 息子と歓声を上げる。 見つけると嬉しい。 『ごくせん』のワッキー(脇 知弘)かよ。 漫画界の重鎮(小日向文世)のアシスタントに、何故だか蛭子能収(前野朋哉)がいて驚く。 親子か!?

『ゴーストライター』 『戦う! 書店ガール』 そうして今回の『重版出来!』
本が好きな私は、やっぱりこのテの内容に、惹かれるなぁ。。。
局の垣根を超え、ここでも書店員に濱田マリ。
どうせなら、まゆゆ(渡辺麻友)も加えてあげて~

クドカン最新作 『ゆとりですがなにか』
常に期待を裏切らない仕事ぶりの中谷美紀主演 『私 結婚できないのではなく、しないんです』
この二つのドラマも、楽しみだな♪
夫の妨害に、引っ掛からなければよいのだけど。。。

Wow! 愛の激情

2016年01月28日 14時12分50秒 | ドラマ
堀北まきまき(←『いとまきのうた』のリズムで、お願いします。嘉門達夫さんが歌っていたのだよ)主演の『ヒガンバナ』が面白い。女性が絡む犯罪の捜査を目的に設置された、警視庁捜査七課が舞台なのだが、女性のみで構成されるメンツがいい。

堀北真希×壇 れいを中心に、YOU、知英(KARAの元メンバー)、高梨 臨(『花子とアン』に出演していた)、さらに彼女らを束ねる課長役で大地真央。各々の持ち味を活かしたキャラが上手くできており、演じ手にハマっている。脇でサポートする心療内科医の高橋恵子も素敵やわぁ~

壇 れいを見ると、友人うめちゃんを思い出す。(去年の2月に綴ったエッセイ『HAPPY バレンタイン♪』に登場します)今年も新年会へ顔を出してくれた彼女は、可愛さをキープしていた。うめちゃんが笑顔でいるとホッとするよ。個人的な話題は、これ位にしておいて~

年明けに入籍を報告したDAIGOが、堀北まきまきの周囲をうろつく謎のジャーナリスト役で出演。彩りを添える。と言いたい所だが…彼は、ホント芝居が上達してねぇな。

『ラブシャホ~』の時には、それなりに楽しく拝見していたのだが、あれから7年経って、このザマかと。小泉孝太郎のように(←この例えもなんだかなー)、もう少し腰を据えて、役者業に取り組んではどうか。いろんなことをやり過ぎなのだと思う。結婚ネタをひっさげ出てくるのはいいが、単なるにぎやかしならいらない。前の現場で何してたん?北川景子を口説いてただけ?じゃあ困るのだ。

とにかく、他のメンバーの足を引っ張らないで~

時にささくれだつ、じんちゃんの心を「よしよし」と鎮めてくれるのは、平山浩行さんの存在である。
http://www.ntv.co.jp/higanbana/chart/index.html
ああ、一服の清涼剤。

もう一つ、『ナオミとカナコ』が良かった。百貨店の外商部に勤める広末涼子が、親友(内田有紀)の家庭のDV騒動に巻き込まれ(というよりは、果敢にも首を突っ込み?)、結託して、その夫を殺そうとする。

第一話では、華僑の大物を招いた商談会で、勝手に高級腕時計を持ち帰る困ったおばさんに遭遇するのだが、なんとまぁ!『富久丸百貨店』の上流顧客であらせらる、鶴さま(高畑淳子)ではございませぬか

この高畑淳子のなりきり中国人の芝居が絶妙で、娘と大爆笑しながら見入ってしまった。松尾貴史がよく真似している、インチキ中国人の感じね。(^_-)-☆

高畑さんは、どのドラマにおいても、おいしい所をさらっていく。是非とも、怪演女優同士でキムラ緑子さんと、対決していただきたい。内田有紀、『偽装の夫婦』に続き、またDV夫から逃れたい妻の役か。いやはや、ご苦労なこって。ちなみにエリート銀行マンのDV夫は、佐藤隆太くんだよ~

女性が絡む犯罪、『ヒガンバナ』チームにフォローしてもらえないのか? 「シンクロしました」二つのドラマを関連づけて、勝手に遊ぶ私。

亀梨和也くん主演の『怪盗山猫』もチェック。若い世代に人気『心霊探偵八雲』の作家さん(神永 学)の作品で、図書室向上委員の立場からも注目していたのだけど、いやはや。神出鬼没の大泥棒。同時に、はびこる悪事も暴く、木更津キャッツ!にゃあ~

ちゃうちゃう・・・

山猫は、田口淳之介くんがよかったな。『リーガルハイ』の蘭丸みたく、小粋なトーンで♪若しくは、山ピー(山下智久)かしら。ところが娘の話では、原作のイメージがもしゃもしゃ頭のむさくるしい男なので、カッコ良過ぎる人は×なのだそう。

「なら斎藤 工でええやん。他に誰がおるねん。もしゃもしゃ頭のむさくるしい男て!」「下町ロケットの技術者のおじさん(安田 顕)しか思いつかない…」(息子)

「年齢的に無理でしょう。だったらむしろ、大泉 洋!」「同じ探偵でも、BARにいるになっちゃうよ。」(息子) 「だったらむしろ、松田龍平!」

「お色気担当の女の人が、年行き過ぎな気が~」(娘)「バイオリニストの?」(息子)←どんだけ『探偵はBARにいる』が好きやねん

「違う、山猫の話よ」(娘)「大塚寧々のこと?」「お色気担当はそっちじゃなくて…広瀬すずでよくね?」(息子)

子どもは極めて正直で、そうして残酷な生き物である。しかしまぁ、もひとつやった割には、夕食の席で語り尽くしてしもた。 (^^ゞ 亀梨くんがつけている猫のお面が、果てしなくダサい。もう少しカッコいいデザインに、できなかったのか?ってか主演は、記者役で出演の成宮寛貴くんでよくね?

ところが盛り返してきたんですよ~第2話で。あたしゃ、ヤクザの親分を演じる笹野高史さんの芝居にシビレたね。この回には『トリック』で生瀬さんとコンビを組む、池田鉄洋さんもゲスト出演してまして。親子の設定でありながら、笹野さんとは対象的に、すっトボケた悪党ぶりを披露。楽しいわぁ~ホンマ期待を裏切らない。佐藤二朗・鈴木浩介・池田鉄洋は、ドラマで見かけると嬉しくなる脇役トップ3なのだ。💘

広瀬すずを苛める側から一転、堕ちていく女性タレントを演じた伊藤沙莉も味があった。はて、このハスキーな声と、ノスタルジーを感じる昭和顔には覚えが。「ねぇ、この子GTOのおばちゃんじゃない?」(←今ドキの女子高生らしくなく、我が家では、親しみを込めてこう呼んでました。)「あ、ホントだ~」「確かに。」クラスの一員だった子の進出&成長を眺めるのは、感慨深いねぇ。

この3人の活躍で、次回以降も見ると決意。もう出ねぇ~よ!

スペシャルドラマでは、松本清張の 『黒の斜面』を見ました。飛行機事故と共に、消息を断った夫(原田泰造)をめぐり、妻(壇 れい)と愛人(内山理名)が火花を散らす。出張と告げて、愛人宅へ泊まっていたら、乗る予定だった飛行機が墜落したと。

そら実は生きてましたと名乗り辛いわなぁ…グズグズしているうち、本人の身辺に、公金横領や殺人の匂いが漂い始め、何も知らなんだ妻は、びっくりぽんや!おまけに、夫の知人を名乗る女が、これ見よがしに出没。おいおい、死んだハズの男を別人に仕立て、一緒に暮らすんじゃなかったのか~

優位に立ったと感じてる女ってサ、こういういらん行動をとるよねぇ。私こそが選ばれるべき人間なの!わかってる!?調子にノッて、聖域へ踏み込んでいくから、寝た子を起こして、猛反撃に合うのよ。慢心は、やがて身を滅ぼす…どこぞの恋愛劇場のおかげで、鬱陶しい愛人が某タレントにしか見えなかった。

しかし清張さんは、男にデロデロ付き纏う女を描くのが、実に巧みだ。日常のしがらみから逃れ、ホッと一息ついていたら、あっという間に周りを固められていた。コワい。コワい。僕が僕であるために~♪卒業しようと、もがいてみたって、己に核がない限り、新たな人物に支配されるだけ。頭あがらんくなる因子が増え、だったら前の状況の方が、まだしも自分を主張できたってことに、ならないのかねぇ。。。

「彼女はババ(JOKER)じゃ。さっさと殺っちまいな!」 違う意味で泰造を応援したくなる自分に驚愕。

昔はどちらかと言えば、明るく清楚なお嬢さん側だった内山理名が、下卑た愛人役に小憎らしい程ハマっていた。 無理して若作りの感はあるが、小器用な人だ。『花咲 舞が黙ってない』 の一見地道な優等生行員で、実は横領女もよかったけどね。(どちらにしても悪!)

実はこの作品、1971年に劇場公開されてまして。当時の配役を見たら、夫 加藤 剛、 妻 岩下志麻、 愛人 市原悦子でした。これは、三段オチですか?ストーリー以前に、キャスティングで、びっくりぽんや…

「まんが日本昔ばなし!」「家政婦は見た!」「のイメージだよね~」 いぶかる私と息子の傍らで「癒しという意味では、アリな気がする」と、夫がつぶやいていたのが可笑しかった。若き日の市原さんが、どんな愛人像を構築していたのか、気になるところです。 (^^)

さて、ホレたハレたの恋愛劇場に、食傷気味のアナタへ
http://www.asahi.com/special/soseki/mon/list/
誰かを傷つけてでも、自分たちの想いを通した、二人のその後のストーリー。じんちゃんはね…数年前に、この小説の世界観に出逢い、何故だかホッとしました。誰に、認めさせるでも、ひけらかすでもない。互いの愛だけを頼りに、市井の片隅で、ひっそりと生きる。好ましか。