いつも 困ったときは
ドラえもんが助けてくれる
ただ 見えないだけ
なぜだろう。当時不思議と、この言葉がしっくりきたのだった。泣いたり、笑ったり、怒ったり、奮闘したり…確かに、そんな私を、見守ってくれる誰かがいるような。それを思い出したら、心に小さな灯りがともった。おめでたいかなぁ。。。
リターンズて。『超高速!参勤交代』かよ。という訳で?『花の女子大生』が帰って参りました。
毎年この時期になると、学祭へ繰り出すのが恒例のじんちゃん。今年は、中谷美紀主演の映画のロケ地になった、関西屈指のお嬢様大学へ行ってきたよ♪あの、ため息こぼるる麗しの空間が、どうしても見たくって…。母校の学祭と日程がかぶることも多く、これまで足を運べなかったのだけど、思い切って違う道を選択してみた。学祭のテーマは‘祭色兼美’ってコトで、やっぱ表現上手やわ。
「若い男性が多いねぇ。何かありますのん?」最寄り駅の改札を出て間もなく、地元のおばちゃんに話しかけられ、共に学校への道を辿る…鶴瓶かぃ。やがて正門の前で別れまして「さぁ、ここからが大変よぉ~」おばちゃんの言葉どおり、入ってからは坂!階段!坂!こんぴら参りみたいな娘の高校ほどではないが、それでも結構な上り。 一歩一歩踏みしめるうち、身体のどっかからフィッフィ~フィッフィ~訳わからん音がね…って、すべらない話の兵頭さんかい!!
敷地内に、低層階のレトロな校舎が点在する様は、近隣のK学院大のよう。緑に囲まれた素敵な場所風情ある学校やなぁと思いました。調べてみると、K学院大の校舎とは、設計者(ウィリアム・メレル・ヴォーリズ)が一緒だそうで。道理で、同じ匂いがしたはずだぁ。じんちゃんの嗅覚も、まんざらやないな。
で、このメレルさん。日本で多くの西洋建築を手掛けており、ゆかりのあった近江八幡市を中心に、その建築物が遺されている。神戸では、旧居留地38番館も彼の設計なのだトカ。わわっ 大丸の別館店舗やん!1階にあるエルメスの敷居が高く、重厚な造りやなぁと思いながら素通りしてた。
話はK女学院に戻り、『繕い裁つ人』のロケ地となった図書館は残念ながら公開していませんでした。ガード堅いなぁ…メレルさんの建築は、外から眺めているだけでも癒されるのだが、内部の装飾に、さらに芸の細かさが滲んでいて、ホント魅力的。 実際に校舎内を歩いてみて、そう感じた。
模擬店は中庭をはじめ程良く展開。比較的すぐに買えるので回り易い。ステージもあり、ダンスやチアリーディングのショーをやっていた。トランポ・ロビックスという一人用の小さな丸いトランポリンを使っての、弾むダンスが面白かったな。
あと、胸キュン選手権なる投票も。オーディションで選ばれた5人のイケメンくんに、女心がきゅ~んとなるシチュエーションを準備、あなたならどうする!?的な返しをさせる。校内の学生も協力し、カップルの設定で小芝居をするのだが、恥ずかしいのか声も満足に出ていなかったり、かと思えば、最後は‘君に捧げる歌’を熱唱していたり。じんちゃんも、投票シールをもらったので、一票入れてきたヨ。ビジュアルと小芝居で、2番目のお兄さんに決めた。その後、部展示を見に行ったので、結果は知らぬ。
部展示は文学館で、ちんまりと。総じて女子大生は、部活動やりませんから~。出会いを求め、近隣の共学サークルへが、昔も今も主流かと。写真部と華道部のレベルは、母校より若干高し。手にしたパンフを眺めると、津軽三味線部や杖道(じょうどう)会という不思議な部も…。杖や木刀を使った古武道らしいのだが、初めて聞いた。何故このような部が女子大に?‘なぎなた’でなく‘杖道’なのね。
ひととおり見て1階へ戻ったら、背後から不意に声をかけられドキッ。誰ぞ。こんな所でmeを呼ぶ人は おそるおそる振り向くと、息子の同級生のお母さんがニッコリ。「うわぁ~ 久しぶりー!!どうしたの?こんな所で」咄嗟に口を衝いて出たのだが、これは向こうのセリフだった。彼女の娘さんは、地元の高校からK女学院へ進学していたのだ。
息子の中学時代、今後の道筋を考え始めねばならぬ時期に、せめてもう少し先で、順を追って…と思っていたモノへ、子どもたちが一気に溺れた。LINEにiPod、異性との交際。親自身も扱い慣れない案件に、右往左往。その心痛たるや、いかほどであったか。
「お互い悩むよねぇ。でも私ら少しだけ早く、いろんな事を見ているだけかもしれない。」部活仲間のお母さんに、そんな言葉を掛けられつつ、どうにか持ちこたえた。昔からの友人たちに状況を打ち明けると、「LINEって何?」そんな時代だった。「私たちの心配、言うても可愛らしいものなんやて。」それが知人からの反応だったというTくんのお母さんは、‘プリチュー’や‘リベンジポルノ’など、そこで聞き及んだ男女交際の生態を、おっかなびっくり語ってくれた。
こんな片田舎で、小耳に挟むくらいだもの。同様の事象が、他でも沸き起こっているに違いない。 18歳の女子高生が被害者となった三鷹ストーカー殺人が起こり、‘リベンジポルノ’なる言葉が、世に認知され出したのは、約1年後のことである。現場の生の声は、マスコミの情報より早かった
自身の恋愛になど興味なく、嵐の大野くん一筋だったお姉ちゃんは、3回生。今ドキの肉食女子に押され気味の弟を、お母さんと共に案じていた…そんなエピソードも懐かしく、時の経つのは早いなぁと。「親戚の子どもを案内してるねん。」「素敵な学校やねぇ。本当は、映画のロケで使われた図書館が見たかったの。」「私も!閉まっていて残念。2階のトイレは見た?和式なんやけど、ハリーポッターみたいなの~」「1階は、レトロでオシャレな様式だったわ。」「チャペルもお勧めなので見ていってね~」
図書館を含む12棟の校舎が、ヴォーリズ建築として日本初の重要文化財に指定されているのは、後になって知った。そうして年に数回、図書館の公開日があるという。これは、再上陸せねばなるまい。
「メレルさんの妻の生涯を描いた小説があるよ。今度持って行こか?」播州小野藩最後の藩主の娘として生まれた、一柳満喜子の波乱万丈譚。キリスト教との出会い、アメリカへの留学、メレルとの結婚…NHKの朝ドラ的な内容やなぁと思っていたら、『あさが来た』のモデルとなった広岡浅子つながりで、去年はこちらの本にもスポットが当たっていたのだトカ。『負けんとき-ヴォーリズ満喜子の種まく日々-』タイトルにある、主人公の運命を変えた言葉は、広岡浅子のもの。
この作品を手掛けた玉岡かおるさんも、主人公の一柳満喜子も、K女学院出身である。不思議と縁で、つながっているのよね。多分私は、また違う感慨でもって、この本を読み進められそうな気がする。つないでくれた友人に感謝かな。一つの扉(興味)の先には、また別の扉が…ロマンよ!私を導きたるストーリーに、感じるの。
最後は、講堂でのイベントへ参加。K女学院生が登場するファッションショーと、ブレイク☆スルーのライブ、それから河北麻友子のトークショー。ファッションショーは、お着物と洋服があった。客席通路半ばまでランウェイとして使うので、モデルが近くまで来る。この日の為にレッスンを受けたという通り、なかなかキマっていた。芝生を行き交う学生も、センスの良い人が多い。ファッションセンスなら母校も負けていない気がするが…派手派手しいかなぁ。娘なんて、母校の学祭の売り子はコワいって言うからね。「若い男を見たら急に態度を変えて!」とか、小娘のチェックは厳しい。
ブレイク☆スルーは、ショボいジャニーズのような、中途半端なAAAのような、イマイチ面白みに欠けるゴールデンボンバーのようなグループでした。会場の学生が大人しいのと、お客のターゲットが概ね河北麻友子なのとで、気の毒なくらい、場のノリを掴み辛そうだった。「実行委員さんが僕らの警備もしてくれたんですけどね。」「ってか僕ら警備いらんぞ。」「何かあっても自分ではじき返せるしな。」「その前に一人で歩いてたら気付かれへん…」という掛け合いには、あっはっはと笑ってしまった。中庭の模擬店をブラつき、コットンソーダ(わたがし)を楽しむなど、のどかなゲストである。「僕たちを見かけた人?」との問いに、そこそこの人が手を上げていた。平和な学祭やなぁ。
河北さんのトークショーは短く、大した内容でもなかったけど、登場した時の歓声たるや、ものすごかった。NY出身の日系アメリカ人四世&モデル。華麗なる肩書きに、K女生は弱いのかな。最新版の『白鳥麗子でございます!』で主演。最近の話題では、『さんま御殿』で柴田理恵に叱られたという…。ブロックごとに分かれ、彼女を交え写真を撮る触れあいは、下手すりゃトークより?喜ばれ、客席の反応は良好だった。「健康&美のヒケツは?」「よく食べ、よく眠ることです。」それで小顔とあの体型を維持できりゃ世話ないや。女優の桐谷美玲とは仲良しで、食事にも行くらしい。「ごくフツーの会話をしています。」この間収録で、うるさいオバさんがいてさ~とか言ってるんだよ。間違いない。
6年間コツコツ取り組んできた活動に、ようやく小さな光が当たり始めた。
‘押し続けていれば、壁はいつか動く’東野圭吾さんの言葉は、嘘じゃなかった。それでも好きという想い、まだまだ納得できないという想いを保ち続けていて、よかった。
今のご時世、時間と労力を割いて加わってくれる仲間を見つけるのは、本当に大変だ。ここまで途方もない時間がかかったし、いろんな人の手を煩わせた。
だけども、諦めたら終わり。そう思ってやってきた。
どこで、誰が、どういったタイミングで、自分たちの声を拾ってくれるかわからない。伝え続ける努力って、やっぱ必要なんだね…
仲間が増え、できることの幅が、ぐっと広まった。さぁこれから、どんな未来予想図を、描いていこう。新たなる旅立ちに、胸がワクワクしている。
最近、歳の所為か、無理をすると疲れがとれない。予定が立て込んできそうになると、何かを諦める…そんな調整も、必要になってきた。
週末は、息子の学校の参観日だった。今年は珍しく、‘行かない’選択をした。担任と子どもたちの関係も以前より良好になっているし、「まぁいいか」って年があってもOKかなと。これまでよく足を運んだからねぇ…
代わりに、地元のイベントへ参加。「せっかくの機会なんだから、そっちを訪れてみたら?」という息子の言葉に、甘えさせてもらった。小雨が降り足下の悪い中、会場は、たくさんの人々で溢れ返り、この街のどこに、こんな熱気と活力が隠れていたのか?と、ビックリ。
心から、観たい!聴きたい!モノに対してなら、人は動くんだね。
‘いろんな責任がかかってきて、しんどいなぁ…’ボランティア活動にさえ、つい肩にきゅーっと力が入ってしまう私は、この所そう感じる場面が多かったので、イベントでは元気をもらったし、みんなと笑って癒しになった。
何より、これまで努力してきたことは間違ってなかったと、我が身を振り返る機会にもなった。自分を励まし、生き方の指針となる、言葉に出逢えたのは大きかった。
行こうかどうしようか、間際まで揺れていたのだが、背中を押してくれた家族、付き合ってくれた家族、そうして一期一会の貴重な体験に、感謝♪
何の因果か娘が入学した高校で、クラス委員の声がかかる。 家が遠い生徒の親は、セーフのはずやなかったんかい 。「私から指名させていただきます。連絡のあった方はどうか引き受けてください。」担任の話も、人ごとだと思っていた。
「全面的にバックアップします!」「例え来れなくても構いませんので。」「形だけでも…ダメですか?」負担にならないよう先生が気を配っているのは理解できたが、「すみません。この1年は休ませてください…」と泣きを入れた。
少し前まで、前年度の委員疲れをひきずっていたのに、こんな状況で引き受けたら、ゲシュタルト崩壊やわ。 (>_<)
「あまり背負い過ぎないでね。あなたすごい吸引力で、いろんなことを引き寄せてるわよ。」先日会った友人の言葉を思い出す。引き寄せの対象に、<幸せに限る>と加えたい。