JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

ボキャブラ天国 2

2008年12月25日 10時39分00秒 | こ・と・ば・あ・そ・び
https://www.youtube.com/watch?v=LRmN6OfOc7g

娘が、上機嫌で歌ってたんです。

あわてんぼうのー サンタクロース
クリスマス前に やってきた
急いでリンリンリン 急いでリンリンリン
「渡しておくれよ 金を~!お嬢さん、お出しなさい」
「キャー」

エアカツアゲかいっ。ふんとに、とんだサンタクロースだよっ。
もういっちょ。

「あわてんぼうのー サンタズロース
「お母さん、ズロースってなに!?」
「あんただって、ブラのことを’おっぱいかくし’って言ってるでしょうが~」

それではみなさま、ごーきげーんよぅ~


怒りのグルーブ -反撃編-

2008年12月13日 14時36分00秒 | ちょ色気
 どうも。みなさん初めまして。いつも母さんが、お世話になってます。今日は日頃のうっぷんを晴らしに、ここへやって来ました。僕だって、ネタにされてるだけじゃあ、つまらない。「博士が愛した葬式」だって、人の聞き間違いを、何度ネタにしているんだ。自分だって 『シュレックⅡ』のことを、「白い靴」だと思っていたんですよ。人を笑い者にしているけど、この親にしてこの子ありなんだ。まぁそれでもウケてもらえると、ちょっと嬉しい・・・アブナイアブナイ。母さんの陰謀に引っかかる所だった。家族が迷惑している。この現状を訴えなければ!大体、父さんや僕の下の毛事情を暴露しておいて、己のことはボンドガールですよ。まったく、どこまで図々しいのか。あっこのネタは、今年の5月に母さんが書いた『性春の門2』というエッセイにあります。恥かしいなぁ。えへ。テレてる場合じゃないぞ。お返しに、僕の目に映る母さんの姿を、余す所なく描いてやるんだ。イシシ。

 さて、何から話そうかなぁ~。いろいろあり過ぎて困るよ。けどやっぱり、うん、あのエピソード。花火大会の日ね、会場へ向かう前に、近所の居酒屋で、腹ごしらえをしていったの。「あ~美味しかった」家族全員大満足で、帰り支度をしていました。そうしたら、サンダルを履こうと、かがみ込んだ瞬間に、母さんのチェーンベルトがですね、ぶちぶちっという音と共にはじけ飛び、その一片がしゅんしゅんしゅんしゅん しゅんしゅんしゅんしゅん流線型を描いて、僕の方へ向かってきた。「うわぁ~!」あれ、一種の狙撃ですよ。母さんのチェーンベルト、おそろしいアイテムだ。『007』のジェームズ・ボンドだって、『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントだって、そんなもの持ってやしない。サンダルを履こうとしてる人から、チェーンベルトが飛んでくるだなんて、誰が予測します?「大丈夫ですか!?」見送りに並んでた店の人たち、辛かったろうなぁ。笑いたくても笑えないんだもん。それでもね、真面目な顔を作って、心配してくれました。いいお兄さんたちだ。そのベルトを、父さんが泣きながら直したんです。「なんで、こんなトコから切れるかなぁ。」「えへへ。」ウェストを細く見せようと見栄張るからだよ。出っ張ってるお腹が、目立つだけなのに。

 しばらくは家族にいじられ、少しは反省したかと思っていたら、また、しゃあしゃあと同じ恰好をしてる。今度は大丈夫かいと横目で睨んでいると、「へーっくしゅん!」ぶちぶちっ。オーノー。ちょっと前に、冬物のワンピを買ったとか言って、喜んでたんですよ。また、あのチェーンベルトが活躍するに違いない。今度はブーツを履く時に、ブチ切れるんだ。賭けてもいい。初めて黒い柄物のストッキングを買ったって、浮かれてもいたな。「どう?セクシーでしょ♪」クルリと回ったりするんだが、贈答用ハムにしか見えないの。わお!網目が広がる~。妹が「おかあさん、かわいい~。」なんて相手になるものだから、ますます図に乗るんだ。ホント、女が「かわいい~」っていうのは、アテにならないな。僕はね、正直だからそんな調子のいいことは言えない。いや、言わない。ガリレオと一緒さ。

 思春期にさしかかっている僕には、悩ましいことがある。僕ん家はね、襖一つ隔てて、大人たちの寝室と子どもたちの寝室が隣り合ってる訳。で、その・・・真夜中に・・・なにやら聞こえてくるの。ハーメルンの笛違いますよ。キャーとかアンとか。こうなると、’実に興味深い’なんて構えてる余裕はないからね。布団をかぶってタラリ脂汗を流してる。妹はといえば、スヤスヤ夢の国だ。チクショウめ。ある日、たまらなくなった僕は、母さんに、こんな嘆きをもらしたよ。「ここは猫の楽園か!」「聞こえたぁ?」「去年のクリスマスから数回聞いた。」「聞くな。」「聞かすな。」「じゃあ、聞こえてるでってサインを、決めとかなアカンね。ベッドの枠を叩け。」「リコーダーで、ルパン三世のテーマ吹いたるわ!」「あっはは。」そこは、’私は貝になりたい’だろうよ。まったく ’真夜中の弥次さん喜多さん’ならぬ ’真夜中の父さん母さん’だ。しょうがないなぁ。ではこの辺で、尻を上げるとしよう。ばいちゃ。


パブロフの犬

2008年12月02日 19時25分00秒 | こ・と・ば・あ・そ・び
 今月の土曜プレミアム(フジテレビ)で、『博士の愛した数式』をやるんですね~。よみがえってくるよ。かつて息子が、この映画のCMを聞いて、「ひぇーおっかねぇ’博士が愛した葬式’だって」 。感動譚が、とんだホラーになってしまったというエピソード。

 そんな時代もー あーったねと♪一家団欒、思い出し笑いをしておりましたの。ふと、お仲間さんの言葉が浮かび上がってきて

 私 「’博士の愛した掃除機’なんちゃって」
 夫  「だったら、’博士の愛した標識’」
 息子「それなら、’博士の愛した拍子木’」

 博士は夜回り先生か!つーか、数式から離れていってますから~

 夫   「’博士の愛した正直’もあるよ」

 もうええて!つーか、ボキャブられてんの掃除機やん・・・

 最近ね、じんちゃんちょいと元気印です。というのも、東海地区で『わるいやつら』の再放送をやってたんですよ。このドラマを見て元気になるのもどうかと思うのですが、主演の米倉涼子が面白くって。だって、男に負けてないんだもの。元来好みの女優さんではなかったけれど、眺めているのが楽しい人。そういう点では、柴咲コウと似ているかな。

 米倉のセリフを聞いて、’これ女性の脚本家が書いてる!’そう直感した。ホレた男の欲望に翻弄されたヒロインが、自分の感情を訴えかける場面でした。「あなたにはわからない。」置き去りにされた気持ちにスポットを当てるのは、脚本家自身の恋愛体験を投影しているから・・・というのは、考え過ぎだろうか。女性ならではの視点だと感じたんですよ。

 脚本を担当していたのは、神山由美子さん。同じく米倉主演の松本清張シリーズ『黒革の手帳』も、この方でした。確かあの作品でも、男に一泡吹かせる設定ながら、ロマンスの要素を残していた。それを甘い、ヌルい、と言ってしまうこともできるけど、冷酷に徹し切れない所が米倉版の持ち味なんでしょうねぇ。まぁそれも人間臭くっていいじゃない。心を切り捨て、無感覚になって挑んでいくよりはネ。

 ドラマ化するにあたって、原作のどの部分を切り取るか、そうしてそれにどう肉付けをするかは、脚本家の手腕。私は、必ずしも原作のコピーを作る必要はない、と思てます。忠実にこだわるなら、今やってる『流星の絆』なんて、わちゃくちゃだ(笑)。作者の東野圭吾さん、泣き笑いでしょうけども、あれはあれでいいんです。一つの作品として鑑賞に堪え得るかどうか、それが大事。クドカン(宮藤官九郎:脚本家)よくやってるよ。

 このキーワードがくると必ずチャンネルを合わせてしまうというのないですか?私の場合は、松本清張と横溝正史。これに弱い。二時間ドラマだと、内容を描くのに手いっぱいで、どうせ掘り下げられないんだ。それでも’ドラマスペシャル松本清張の・・・’とくると、「おっ!」と反応してしまう。しかして、その結果が「アチャーこれなら内田康夫作品(探偵浅見光彦)を見とった方がマシやった~。」馬鹿にしてるんちゃいますよ。安定した品質保証を見込めるので、下手に大作へ手を出す位なら、こちらなの。浅見光彦侮るべからず・・・100作越えてるんですよ。コミックか!(←スンマセン)

 愛着のあるシリーズだと、主人公を誰がやるかというのも、気になるところ。金田一耕助と言えば?浅見光彦と言えば?ちなみに、今月公開される映画『K-20怪人二十面相・伝』。名探偵明智小五郎を演じるのは、「困り顔の男」として評価しまくりの仲村トオル!江戸川乱歩の世界が北村想の小説を経て、それから脚本家を経て、どのように表現されるのか、非常に興味があります。センターへ立つのも二十面相?だものネ。じんちゃん的には、『ALWAYS三丁目の夕日』のスタッフがおくるなんて宣伝文句より、ドラマ『アンフェア』の脚本家(佐藤嗣麻子さん)が監督・脚本を担当していることに注目。フジの稲垣吾郎版金田一シリーズを支えておられる方でもありますから~。

 テレビ界でも、映画界でも、勢いのある女性を見ているのは楽しいな♪私も絶対に負けねぇ~挑もうとしては、思わぬ反撃を受けてコテンと倒れてる。米倉涼子への道のりは遠いよ・・・