昨日の妄想より

おいらは主人公になろうとした。

そしてすべての周りの人を

エキストラとみなした。

両親も家族ですら物語の脇役だと思った。

でも、みんながみんな

それぞれがそれぞれの物語の主人公なのだ。

ならばボクは時代の、ボクの周りの世界の

ボクの周りの社会の、ボクの周りの会社の

ボクの周りの地域の、いろいろなところの

名脇役になろうと思う。主人公じゃなくていい。

誰かの脇役。脇役という主人公。

助演男優賞をもらおう。

それかって難しいんだぞ。

名聞き役で名フォローができないと…。

フォローしてもらってばかりの脇役だけど

聞いてもらってばかりの脇役だけど

いずれは皆様の脇役になってやる。

でかいなあ。こりゃあ誇大妄想やなあ。

やばい。

ちっぽけな脇役でいいや。

でもってめぐりめぐって

脇役のその物語が見たいみたいな。

いま流行の流儀のやつやなあ。

ちっぽけな誰かの脇役になるべく

まずは自分を満たすことを考える。

まずは自分が救われな。

自分をすくえんやつが脇役になんかなれん。

ってかな。

すっげえ妄想してるんちやうかなあ。

いまボクは…。

じゃりんこチエの主人公はテツか？チエちゃんか？

コテツか？Jｒか？

難しい問題やろう。

そう。おいらはバカだから

まずは自分をなんとかやってから

なんとなく脇役になれるようにボチボチいこう。

うん。親とか家族とか、俺が主人公とちやうねん。

そうそう。和。ある先生が書いた言葉。

僕が反乱を起こしたために統合失調になった

素晴らしい先生が最後に残してくれた言葉。

生きてるけれども、その先生が書いた言葉は

「和」やった。

なんかいま思えばむっちゃ含蓄あるよなあ。

当時はすみませんでした。先生。

後悔の念をもって懺悔させて下さい。

おいらも生きな。おいらを…。

そしていずれ活きる時がくるかもしれん。

名脇役になったるからな。