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そういうもんだろう

2016-06-02 22:55:10 | Weblog
ひとは歩くほうを向く

歩くほうを向くということは

行きたくない方向は目を背ける

しかしその目線は上下ある

これは何を意味するかは分からないけど

楽しんで散歩をしている人は

その目線や視線の方向は自由だ

そして歩みもゆっくりしている

車のように早くなると

視線や目線の送り方はカモシカになる

これは自分の人生についても

いくぶんいえることなのだろう

いきたい方向を向く

手足はその方向に伸ばす

ダンスをしているのなら

手足の方向は自由だろう

なにを言いたいかわからないけど

そういうもんだろう

じゃぁ歩きながら耳目に触れるものは

なんなのだろう

それは自分が見たい方向なのだろうか

カモシカで聴いているのだろうか

なりたいように笑顔が咲くのだろう

いきたいように笑顔が咲くのだろう

人生を散歩や旅のように楽しむか

ゲームのように勝ち負けを求め楽しむか

それは自由だ

いくぶんどちらの要素も

備えているもんかもしれない

生きなければいけないし

食わなければいけないのだから

そう簡単なことでもないのだろう

人ともかかわらないわけにはいかない

行くてがまっすぐな見通しのよい道ばかりでもない

山野であったり都会であったりする

時には暗い夜道だったり

明かりのない道だったりする

誰もはいったことのない道なき道かもしれない

それでもまえを向き

手足を前後に動かして歩くしかない

立ち止まることもあるし

足がすくんだりすることもあるだろう

何をいいたいんかわからへんけど

その道を歩いているのはひとりではない

いつもひとりではない

ひとりに見えるときですら

ひとりではない

ひとりでに歩く必要がないからだ

なにをいいたいんかわからへんけど

陰日なたに寄り添うものがある

そういうもんだろう

つらいときは

すべてがみえないかもしれない

そういうもんだから

立ち止まったりする

つらいなぁ

視線は落ちる

振り返り確かめる

幽霊みたいに歩いている

こころここにあらずやな

つらいなぁ

でもな

歩くんやなぁ

文句いいながら歩いたり

黙って歩いたり

いろいろある

歌いながら歩く人もいる

そういうもんやねんなぁ

なんやろう

何をいいたいんかわからへん

どう歩こうが自由やねんけどな

歩きスマホで死ぬ場合があるらしい

なんのこっちゃで

そういうもんだろう