この木は、昨年も同じ木からタコの実を取って持ち帰った硫黄ヶ丘の横のタコの木です。
「あの木のタコの実は美味しい。」と昨年も聞きました。
昨年掲載の記事に載せた写真でごらんいただますが、
いくつかの房の表面がかじられて剥けてしまっていました。
ところが、この前の記事の写真の、平和祈念公園のタコの実は、
色づいて熟して見えますが、房が剥けていません。
「実がない。小さくて美味しくないなどの実もある。」とも
聞きました。
平和祈念公園の実が、その、おいしくないハズレの実なのか、
それとも、場所的に食べている犯人がいないから剥けていないのか
は分かりません。
「あそこ(硫黄ヶ丘)の実は美味しいぞ。」
「かじられているということは、実が入っていて
良いタコの実だということだ。」などと、諸先輩から聞いていて、
昨年、「確かにどう見ても、剥けている。
しかし、こんなに硬い房の表面を剥いて、実まで達するのは
大変な労力なはずで、そこまでして、あの実を食べたいのだろうか?」
と、不思議に思っていたのです。
そして、ついに、今年は、この木で、「衝撃映像!」の撮影に成功しました。
ご覧いただけるとおりです。
この実は、手などは届かない高い位置になっていました。
多くの房が食べられて、実のあった位置が空洞になっています。
下の方には食べかけなのか、ほとんど表面が剥かれている房も
見られます。
同じ木の下の方の実も、いくつかの房は、実が食べられていました。
先輩から最初に
「食べようと剥いたのは誰か?」について聞いた話は、
「こうもりだ。」でした。別の方は、「ねずみがかじって食べる」と
言っていました。
パパイヤ、マンゴーなどの糖分の高い果実は豊富な硫黄島ですが、
タコの実は、あの味から、脂肪が豊富だと思われます。
あそこまで苦労して剥いて、実を食べたいほどの栄養価があり、
美味しい実なのでしょう。
こうもり説、ねずみ説、いずれにしましても、
実がきちんと入った美味しいタコの実の房の表面からかじって、
ごちそうにありついているのでしょう。
父島でも、タコの実がこのように、小動物(?)に食べられた痕というの
は見られるのでしょうか。
こうもり、ねずみ のどちらのだろう?と思っていたところ、
コメントをいただいたり、今回は、私たちの訪問のサポートをしていただいたりと、お世話になっている、「おさピー」さんの、
「硫黄島写真館」(光画堂寫眞館別館。今年撮影なさった写真も
新しく数多く掲載していただいています)に
タコの実に群がる昆虫ハナムグリ の写真が!
「こうもりだ。」「ねずみだ。」は、島の先輩の話ですが、
この昆虫の写真は、現場を押さえた写真です!
なのですが、昆虫が房の皮をやぶって実を食べているのでしょうか?
タコの実には、小さい蟻もくっついています。
蟻や昆虫にとって、うれしい、樹液の様な物が出ていて、
実が目当てでなく、群がっているという可能性もあるのでは??
不思議な世界に、どんどん、はまっていきます。
動物、虫、植物の花を観賞したり実を食したり、
豊富な海産物資源と、住民が、共存して独特な世界を作っていたのが、
戦前の硫黄島だったのだろうなぁ、と、また、あらためて思いました。
「タコの実の鉄火味噌」という、伝統の味の名物をいまだに作って下さる
硫黄島出身の方が在住している父島では、
海洋センターでウミガメを保護したり、
独自の生態系を守る活動を続け、自然と共存しながら、
住民の皆様が生活をなさっています。
「あの木のタコの実は美味しい。」と昨年も聞きました。
昨年掲載の記事に載せた写真でごらんいただますが、
いくつかの房の表面がかじられて剥けてしまっていました。
ところが、この前の記事の写真の、平和祈念公園のタコの実は、
色づいて熟して見えますが、房が剥けていません。
「実がない。小さくて美味しくないなどの実もある。」とも
聞きました。
平和祈念公園の実が、その、おいしくないハズレの実なのか、
それとも、場所的に食べている犯人がいないから剥けていないのか
は分かりません。
「あそこ(硫黄ヶ丘)の実は美味しいぞ。」
「かじられているということは、実が入っていて
良いタコの実だということだ。」などと、諸先輩から聞いていて、
昨年、「確かにどう見ても、剥けている。
しかし、こんなに硬い房の表面を剥いて、実まで達するのは
大変な労力なはずで、そこまでして、あの実を食べたいのだろうか?」
と、不思議に思っていたのです。
そして、ついに、今年は、この木で、「衝撃映像!」の撮影に成功しました。
ご覧いただけるとおりです。
この実は、手などは届かない高い位置になっていました。
多くの房が食べられて、実のあった位置が空洞になっています。
下の方には食べかけなのか、ほとんど表面が剥かれている房も
見られます。
同じ木の下の方の実も、いくつかの房は、実が食べられていました。
先輩から最初に
「食べようと剥いたのは誰か?」について聞いた話は、
「こうもりだ。」でした。別の方は、「ねずみがかじって食べる」と
言っていました。
パパイヤ、マンゴーなどの糖分の高い果実は豊富な硫黄島ですが、
タコの実は、あの味から、脂肪が豊富だと思われます。
あそこまで苦労して剥いて、実を食べたいほどの栄養価があり、
美味しい実なのでしょう。
こうもり説、ねずみ説、いずれにしましても、
実がきちんと入った美味しいタコの実の房の表面からかじって、
ごちそうにありついているのでしょう。
父島でも、タコの実がこのように、小動物(?)に食べられた痕というの
は見られるのでしょうか。
こうもり、ねずみ のどちらのだろう?と思っていたところ、
コメントをいただいたり、今回は、私たちの訪問のサポートをしていただいたりと、お世話になっている、「おさピー」さんの、
「硫黄島写真館」(光画堂寫眞館別館。今年撮影なさった写真も
新しく数多く掲載していただいています)に
タコの実に群がる昆虫ハナムグリ の写真が!
「こうもりだ。」「ねずみだ。」は、島の先輩の話ですが、
この昆虫の写真は、現場を押さえた写真です!
なのですが、昆虫が房の皮をやぶって実を食べているのでしょうか?
タコの実には、小さい蟻もくっついています。
蟻や昆虫にとって、うれしい、樹液の様な物が出ていて、
実が目当てでなく、群がっているという可能性もあるのでは??
不思議な世界に、どんどん、はまっていきます。
動物、虫、植物の花を観賞したり実を食したり、
豊富な海産物資源と、住民が、共存して独特な世界を作っていたのが、
戦前の硫黄島だったのだろうなぁ、と、また、あらためて思いました。
「タコの実の鉄火味噌」という、伝統の味の名物をいまだに作って下さる
硫黄島出身の方が在住している父島では、
海洋センターでウミガメを保護したり、
独自の生態系を守る活動を続け、自然と共存しながら、
住民の皆様が生活をなさっています。