OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

私たちの硫黄島到着、上陸を歓迎してくれる凧

2009年06月28日 | 硫黄島・小笠原村
写真で紹介するのは初めてですが、これも毎年恒例で、上陸後、間もなくの
バスに乗って慰霊祭会場の平和祈念旧島民墓地公園にバスで向かう時に、
上陸場所近くで、自衛隊の方が、凧揚げをして歓迎してくれます。

これまでは写真に撮れませんでしたが、バスの窓越しに、
高く揚げて下さっている凧を撮影することができました。


昨年の記事で紹介の川崎日航ホテルでの「島民の集い」会場に
作って置いて下さった、「硫黄島大模型」も、細部も細かく作られていて、
「凧」も作りこまれていました。


硫黄島では、戦前、他の場所よりも特に凧揚げが盛んだったそうです。
自衛隊の方が、凧揚げで歓迎をしてくれます。

戦前に作られた、立派な凧の写真も残っていて、
当時の凧の写真も、一昨年と今年の、船内の戦前写真上映会で
見せてもらいました。
その写真を見ながら、一昨年の上映会の時には、
「よく揚がる工夫をどうしたか。」を、当時をご存知の人が
話してくれました。

硫黄島では、
風があればどこまででも凧が揚がっていきそうだな、と思いながら、
この、歓迎の凧を見ると、「島に着いた。これから、
慰霊祭から今年の墓参帰島もいよいよ本番だ。」と身が引き締まります。
コメント
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