大企業に入った20代の8割が転職を考えている…若者が「職場がゆるくて辞めたい」と訴える本当の理由(プレジデントオンライン)
(目次)
■労働や職場運営の法改正が「若者の働き方」に与えた影響
■法改正によって企業側に生まれた「インセンティブ」
■「もっと優秀な若者を採用できるかも」という意欲
■「職場の居心地がいい」という若手社員が増えた
■「24時間働けますか」の時代の終焉
■若者は「自らの成長が期待できるか」で就職先を選んでいる
■環境に感化された「横並びの成長希求」
■若手は転職を前提にキャリア設計を行っている
■「きつい職場」と同じくらい「ゆるい職場」も離職者が多い
■若者に「新しい安定志向」が生まれた
基本的にリクルート的な思考で書かれているように思えてなりません。
前向き思考を前提なのです。
しかしながら、次の話があります。
若者の離職理由
○ 前職の離職理由について、離職する決め手になったものとして、「仕事上のストレスが大きい」「給与に不
満」「労働時間が長い」「会社の将来性・安定性に期待が持てない」などが挙げられている。
つまり、就職や転職を支援する側はより良く見せてあげて良い職場で働いて貰いたいのです。
しかし、現実は上記のような理由を挙げています。
理想と現実の差で例えば同期や周囲に優秀な人材が居たりすればその人ペースがお手本になってしまいます。
管理職にすれば良いお手本に近づいて欲しいし、それで利益が出せるなら自分の評価も上がりますから。
なので学生さんが選んだ職場の理想と就職して気がつく労働環境とは違うのもあるのかと思います。
それでもそれに耐えられる人が残るし、また以前なら落ち零(こぼ)れてもそれで他へ行くよりはと言う妥協もしていたのでしょう。
ではこの記事で言う「新しい安定志向」とは言うと成長機会無き職場に安定を感じないと言う話です。
私流の解釈をすれば成長するかしないかは別に見抜ける物ではないのです。
見抜けるくらいならコンサルタント業でも食えるのでしょう。
しかしそんなのでやれる会社すら極めて少なく看板倒れです。
ただ、それでもやっぱりそう言うのを利用してでもなんとかしたい会社や部門は多いのでしょうけど。
自分が成長させられるなら、居ればいいのです。
たとえ、周囲の人が理解しなくても手法に間違いがないなら、いつかは会社を説得するくらいになりますから。
たいていはそんな会社だと他社に出し抜かれますが。
そうそう完璧に自分の思うようにはならないのです。
我慢や説得力が必要で実際は成果なのですから。
それがなんて言うか、やれる人なんて希少です。
理由は簡単で業界のトップが普通は進路を開拓するものです。
それは俗にエリートと呼ばれるタイプと努力家と呼ばれる二通りが居て結局はそれなりの知識学歴に我慢強い性格がないとそう簡単には状況を好転させられません。
その上に実績を積み上げるような丁寧さが要求されます。
ではどうすれば転職にしても残留にしても成長機会を増やせるのかと言えば経営者にもよってしまうのが日本の現状なのです。
幾多の問題で時を騒がす状況になっていますよね。
その中でも対処の下手な事例はこれまでにも出てきています。
それからするとハインリッヒの法則のように社会で騒がれる会社が1有れば軽微な問題を抱えるのが29で課題があるのが300と言ったところでしょうか?
つまりどこでも課題くらいは残っていてそれをトライして顧客にアプローチ出来れば成長への礎となるのでしょう。
学生や入社何年目の人にそんな事を見抜ける力があるのか人によります。
将来を見通して勝ち組になれるようなら残るし、負け組で妥協しないし将来辞めさせられるのまで考えられるような人なら少なくとも実績を積んでからでしょう。
日本で優秀な会社なら妥協して負け残りでも生活は出来るし、上手く立ち回れば良いだけです。
だから、言う訳では無いのですがこの記事を書いている人は労働市場で流動的に良い人材が出て来るのを望む側です。
日本で流動化させて上手くいったものが少ないのはコミュニケーション能力の低さやそのアピールの下手さかとも思います。
それに求人する会社もそれなりにはなっているのが少ないのは経験から分かりました。
大企業が至れり尽くせりなら、中小などはそれなりでしかありません。
そこを考えたら自らを売り込み出来る力が先ず必要なんです。
ですが、日本の企業の多くは未だに篩に掛けて落とすタイプの人事採用でしかありません。
篩に掛けられて落とされても使える人はいます。
反対に残ったはずの社員でも大きな経済的な外部要因で立場が悪くなる人も居て不思議ではないのです。
経済的に高価で最新式のモデルを設計しても市場が安価な商品を求めて来たらアウトです。
つまりは将来を見通すと言うのはマルチな才能を臨機応変に対応出来るかどうかで大半はダメだから時代と共に消えていく運命もあるのです。
現実は希望職とマッチングすら儘ならないのに職場の雰囲気なんて更に良い方がレアです。
何故なら競争して評価されるような人の集まりだからでしょう。
それに耐えられるか否かで離職するにしても実績は必要です。
また、再就職するならアピールできるだけの状況になるようにしておくべきです。
それに何度も転職してしまうとそれも評価として疑問符がつきます。
大切なのは人間関係を良く出来るような大人な対応を身に付けられたかどうかです。
ドラマに出て来るようなキャラクターでは務まりませんから。