ドイツの物価高や円安を理由にしていますが、もうその時は過ぎたのかと思っています。
と言うのもこれが「アテンションエコノミー」でなく単に少子高齢化社会やデフレ・安売りで社会的な構想そのものに問題があるからです。
労働人口は踏ん張って高齢者まで働いても給与は現役並みには貰えません。
その分下がるのは当然な話です。
こう言う評価そのものがおかしいのが治らないのです。
少しでも治すだけの経済力が付かないとダメなのでしょうけど、そう言う社会と戻れないのです。
日銀の大規模金融緩和政策と言う割に市場に資金がないのですから。
ここ最近の市場への資金流入は新型コロナ対策及びその感染防止での三密厳禁への産業保護でした。
確かにその後立ち直る会社は立ち直っています。
その次が物価対策でした。
更に今年は能登半島地震での対策と復興です。
となると下手な金融緩和政策よりも現実的なテーマに資金援助したりする方が効果的でかつその効果が波及しています。
と言う流れを見ても資金が市場へと向かうような構想に変えるだけの信頼性を持たないといけないのでしょう。
ゴリゴリのリストラ経済だと縮小するのは当然なので会社経営そのものも確実に稼げないと規模は大きくなりません。
手堅い経営をするのは理解しますが、反面伸びも期待出来ないのです。
それに変革が何故か変な方向へ向かって世界と同じ向きにならないのも何か不安です。
太陽光発電や電気自動車でも確実に遅れています。
普通ならやるべきことが進まないので世界の波に乗れないのは当然です。
その上、多様性、SDGsとか他の地域だと割と経済の余裕がないとやらないような話が優先するおかしな点です。
また、オペレーションシステムなど他国の物で自国のオリジナルはなく、結果として産業が成長していませんよね。
本質的な所に力を入れないといけないのに何故か生成AIに代表されるような手抜きです。
世界的にその方向でないのは分かっているはずなのにそう言う点でもリーダーシップなく流されています。
これからの世代の人が自信を持って貫けるような構想が必要なのにそれどころでない政治スキャンダルで期待薄です。
少なくともマスコミの否定的な態度を改めないとなかなか浮上しません。