次のワークが始まる学校に着くとマルトと生徒さん達が私たちを学校の玄関で迎えてくれました。学校の先生、プロのマッサージ師、医者など様々な人たち30人が心導アシスタント、インストラクターコースを受けます。「よくこんなに人をあつめられますネ」と聞いたら、マルトは「12年続けてきたお陰です」と謙虚に答えていました。皆
さんはこの学校に合宿しなすが、私達は近くにあるインストラクターの家トラヌピー〔堀さんのエストニアのお母さん)にホームスティしていただきます。ここは娘の家で彼女は学校の先生をしていて、学校のアパートです。外観はペンキがはがれたりしていましたが、中は綺麗にしてありました。マルトはこの1年で体重が10キロ減っていて、肉とミルク、チーズを止めたそう
です。私たちもマルトに付き合い毎食事のメニューはポリッジ、野菜スープ、黒パン、キューリ、トマトとなり、良かったです。少し肉食を食べ過ぎていたので。ここでは皆さん心導のテクニックのスキルを上げたいとの要望がありました。「全身全霊、感性は力です!」を増永静人先生の14経絡と噛み合せながら、指導しましたが、感想は
「凄く分かり易かった」ということでした。日本文化はみんな勉強していました。
盲目のユルゲンは英語で和歌を、「Bird of the sun, with 3 go of rice, flies all over the land of Estonian.」太陽の鳥が三合の米を持ってエストニア中の空を飛んだ。と歌いました。35種の和歌を作ったそうです。1 7歳とは思えない程の教養と博識をもっています。点字でワープロもするし、英語も学校で学んでぺらぺらです。
ホワイトボードもテキストも使わないワークをしたいです。感覚だけでしか学べないのが心導ですから。誰かが前に倉富さん僕たちは頭でしか物を覚えられないから、もっと理論的に話して下さい、と言った人がいたことを思いだしました。日本人として恥ずかしい事です。私たちの先祖は感性の人達だったはずです。もう一度初心に帰り、日本文化の見直しをしなくてはと思い知りました。