スケートシーズンたけなわの今日この頃、毎日の生活が普段とは違い
そわそわしながら過ごしています。
昨日のグランプリの羽生選手のNHK杯を上回る結果には驚きしかあり
ません。
私がフィギュアスケート選手がだったころとは、スケート界が進化して
いて、技術的には勿論ですが、精神的にも見る人達にアジアと世界の未来
をつなぐ「SEIMEI」という、能や狂言を日本的な舞台でなく、西洋的な
サイキック文化そのものを丸ごと演奏された、そんな演技が世界最高点を
もらえる時代となったことを、私たちはどの様にとらえるのか。
日本のものはエキゾチックだから観るだけでなく、西洋的な踊りの中に、
人類学を見なおす為に、羽生選手は演出したのです。
野村萬斎さんは羽生の演技を見て、「時間と空間をまとい支配する」と、
凄い表現ですね。
羽生選手は、「自分の身体の中に入って来てくれた皆さんにありがとう」
というメーツセージを残しました。この言葉の意味が伝わって来て、身震
いです。
フィギュスケートはシーズンを通して同じく演技を繰り返ししますので、
ここでこのジャンプを跳んで、とか分かります。
同じことができることの喜びが、表現者と見るものの合体感も魅力です。
型の文化で西洋と東洋の違い知る。
ボディワークの中にも型があります。
指圧の型、鍼灸の型、ヨガの型、最近西洋医学の先生も東洋的な考えを
取り入れる様になってきましたね。
自分たちにはない世界を見て、日本人が日本のものを見てエキゾチックな
時代にもなって来ました。
スケートシーズンの終わりには、何かが起きそうな感じですね。
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