町田樹選手の心で飛ぶ四回転の秘密。The secret of the 4 rotations which fly by Shige Machida's heart.

町田樹選手の無回転ジャンプを紐どく時に物理学的に考えると明快です。

四回転ジャンプの極意は、技術でなく心で飛ぶということを言っていましたが、私なりにその極意に触れてみますと。

ジャンプは流れる勢いに乗って飛びますが、自転車に乗る時と同じように左右のバランスが決めてです。

流れが止まるとバランスが壊れ転んでしまいます。

飛ばなくてはという焦りの心をコントロールするために無回転ジャンプの効用を感じます。

フィギュアスケートはメンタルに左右されるスポーツです。

町田選手は四回転ジャンプは難かしくないが、そのジャンプを飛ぼうとする、心が大切である。

点数にこだわると体が緊張して、思ったように飛べないのは、心で焦る気持ちが先に飛んでしまい体がついて行かないからではないか。

心を安定させるために無回転ジャンプは効用をを発揮いたします。

無回転のジャンプしない型に体を入れ込みます。ー

スピードに乗って流れながら四回転ジャンプは人間業かと思う位難しい。ー




日本武道の基本ポーズの井げたポーズ(甲野善紀著)に囲まれますと、始めて体を支えようとします。

人は何かに支えられることで、不自由の井げたにすることで自分の位置を探し出すことが出来ます。

自己中心的感覚を皮膚から感じることが出来ます。

また外から自分の確認する井げたが出来ることで、二つの感覚の二つの感覚が揃うことで安心します。

他人がどう見ているか？人間だけが持つ意識、何かで型を作り、その中に入り込んで、内からと外からで自分を見る。

境界線を持ち危険から守る。

昔のお歯黒や髪を結う、前頭部を剃りあげる、髭や化粧、ネックレス、ブレスレッド等で自分を飾ってみる。

日常かた非日常へ体を働きかけて、自分の不安を柔らげ手確認する。

これが人間の本質ではないでしょうか。

体と自分の関係で一番不安を起こすのがここのところです。

反転が起こっている。(意味のメカニズム、三鷹天命反転住宅、荒川、ギンズ、参照)


自分の体の中を、自分でなにが起こっているのかわからない。

病気になっているのかも・・・・?

例えば、みかんを食べます。口に入れる時オレンジ色した小さな袋に入っている。

噛むと柔らかくみずみずしく、喉を潤し甘酸っぱい、いろいろなことを感じます。

喉を過ぎるとどこに行ったか、自分の体の中なのにわからない。

自分の体で一体なにが起こっているのか、自分の体の事を自分が一番知らない。

浅田真央選手のソチオリンピックのS.Pのジャンプの失敗のように。

後ろから背中をポンと叩いてもらうと、今食べたみかんが戻って来ますが、さっき食べたみかん

が色も味も全て変わったかたちで出て来ます。

どんな栄養になり害となるか、何も知らない。

大事なところほど、視界から避けられています。

自分を知るために、人々が支え合い人の井げたを作る事に似ている、無回転ジャンプの極意は、

四回転ジャンプの精神安定の行為そのものでもあります。

心と体の極意が、町田選手の無回転ジャンプではないでしょうか。

フィギュアスケートの哲学から物理学者の要素を備えた町田選手は進化したフィギュアスケーターとして今後も

期待したい人材です。