サッカーマガジンが月刊化されるとのこと。買っておいた直近号の「次週予告」ページの中ほどに、あまり大きくない囲みで告知されていた。
明日次号が発売になるが、まだ見てないところがあったと気付いたので、めくって判った。さっそくネットで「サッカーマガジン 月刊」で検索したら、すでに多くの投稿があった。
当・サッカー文化フォーラムにとっても受ける影響は大きい。現在、定期出版物となっている紙メディアで欠かさず入手しているのは、サッカーマガジンとサッカー・アイだけである。ナンバー誌もサッカー特集のものは欠かさず入手しているので準定期といった感じだ。
1995年からは2012年までは、本屋さんに届けてもらっていたが、今年からは毎号自分で買いにいく。それでも毎週火曜だと思えば、身についていて苦労はない。かえってサッカー・アイのように隔月刊のほうが、時々忘れてしまう。
サッカー・アイについていえば、忘れた時手に入る書店を抑えているので、1995年以降欠番はない。
サッカーマガジンは、1991年頃から欠かさず入手してきたが、長い期間の中に訪れる資金難にさらされ、2010年は49冊欠けている。49冊というのは、ほとんど年間すべてに近い数字だ。もし2010年のサッカーマガジンを持っておられる方で、譲ってもいいと考えてくださる方がいましたら、ぜひご一報ください。よろしくお願いします。それから2011年も1月から3月までのうち4冊欠けている。
まぁ、当フォーラムでは、サッカーマガジンについて、このような事情がありますということ。
このブログの2つ前には「『サッカー批評』64号のメインテーマは・・・」というタイトルで、サッカーメディアが苦労している点について書いたが、webメディアにスマホやタブレットで手軽にアクセスできるようになった今日(こんにち)、紙媒体を買うという行動は、ますます減少していくだろう。
別のブロガーの方も指摘していたが、月刊化すると、速報性という点では、ほとんど「三日前の古新聞」と同じになってしまう。したがって、大会概要・試合概要をニュースとして伝えるのではなく「記録」として長年の保存に耐えられる内容を扱う必要があり、その部分は、これからもニーズがなくなることはない。
昨今、紙媒体も電子化して、すべてサーバーに取り込むことが一つの流れになっている。当方も当然そのように進めていくのだが、現時点で大量の紙媒体を効率的にスキャンして取り込むには、雑誌の背表紙を裁断してしまう必要がある。
なので、まだ当方はスキャンにとりかかっていない。やはり現物の価値は得難いものだ。雑誌そのものを手にとれる状況は絶対残すべきで、サッカーに関する特集企画展示会をやろうとしても、それを紹介している雑誌の現物を展示できないのであれば画竜点睛を欠く。
ところで、サッカーマガジンとくれば、双壁をなすサッカーダイジェストの月刊化は発表されていない。しばらく週刊を続けるのだろうか? そういえば紹介した「サッカー批評64号」のサッカー専門誌編集長座談会という企画に、ダイジェストの編集長が参加していなくて話題になっていた。それと何か関係あるのだろうか。
もう一つはテレビ番組の縮小もあるのだろうかという関心だ。現在、週1回の定期番組はTBS「スパサカ」とテレビ朝日「やべっちFC」そしてテレビ東京「FOOT×BRAIN」といったところだ。日テレとフジは、なぜか仲良く、それぞれシーズン中「欧州CL」を毎週流しているほか月1番組を一つづつ持っている。
ちょうど秋の番組改編時期、上記の週1の各番組は続くようだが、来年春の改編期、どれかが縮小、終了等の憂き目に合うのか注意しておきたい。