また一つ「Jリーグオリジナル10」の灯、名古屋が消える。
実はこのタイトル、さる7月25日の書き込みのタイトルです。この時は最後に「?」マークがついていました。
残念ながら、今日、「?」マークがとれてしまいました。
今年のJリーグ最終節、残留もあり、降格もありという中での試合、名古屋は勝てなければどうしようもない位置で試合に臨んだわけです。
前節の神戸戦の敗戦はまだしも、降格が決まっている湘南に道連れにされたのですから、惜しくも・・・などとは言えない結果です。
さっそく名古屋の久米社長という人が試合直後に謝罪挨拶をして「J2に落としたことは、私の人生は一代で終わりますけども、名は末代まで残る。名古屋を落とした社長は誰だ、久米だと。オリジナル10のメンバーでこれまでJ2に落ちていなかった名古屋を落としてしまったことは末代までの恥だと思っています」と述べたニュースに接しました。
久米社長の謝罪はそのとおりだと思います。
けれども、降格が決まったいま、それを認識するのではなく、7月下旬の段階、私が指摘した段階で、こうなった場合の厳しさを認識して手を打って欲しかったのです。
7月25日の書き込みで、私はこう書きました。
「今月中に名古屋の監督交代が決まらなければ、残留は難しいのではないかと思います。やはり物事には潮時とかリミットといったものがあるわけで、その最後の時期が「いま」ではないかと思うのです」
結局「まだ大丈夫」などという勝負の世界の厳しさを甘くみている認識が、こういう結果を招くのです。
久米社長は「J2に落として逃げるようにして出ていくのもどうかというのはあります。少し、自分自身の中で考えたい」と話したようですが、それは違います。
人心一新、一から出直しというのが組織再生の常道です。進退伺いなどではなくキッパリと責任をとるという姿勢こそが唯一の道です。
こうなってしまっては、引くも地獄、進むも地獄です。末代までの恥を受け入れなければ名古屋グランパスというチームの将来はありません。
運命の分岐点は7月末でした。それを1ケ月も先延ばしにしたのですから、潮時を逃してしまったのです。
およそプロサッカーの世界に身を置く人ならば、1試合の中でさえ試合の流れというものがあり、自分たちに流れがあるうちに点をとれないと、次第に相手に流れがいって思わぬ形で失点して、強豪でさえ足をすくわれることがあることを、知りすぎるほど知っています。
ですから、組織を預かるリーダーたる人は、決断の内容(方向性)もさることながら、決断の時期(タイミング)を誤らないということも資質として重要だということです。
まぁ、降格したことについては、これぐらいにして、来シーズン1シーズンで戻ってこれるかどうか、ヴェルディ川崎(東京)やジェフ千葉のようにJ2が定位置になるか、J2に陥落しても1年ですぐ戻ってこれるかどうかです。
1年ですぐ戻ってきたチーム、浦和、広島、G大阪がそうです。どうです。いまや毎年のように優勝争いに絡む強豪チームに脱皮しています。降格経験を糧にしているといえます。
オリジナル10の中で、こうも明暗を分ける降格したシーズンのありよう。これはもう選手のみならずフロント、スタッフ、サポーター全てが心を一つに厳しい1年間に向き合わないとダメだということを示しています。
名古屋が「あの1年があったからこそ、いまがある」と言えるように蘇ることを祈るばかりですが、7月25日の書き込みでも指摘した「名古屋グランパス独特の緩さ」がなくならない限り、厳しいかも知れません。
さきほど紹介した久米社長の挨拶「「J2に落として逃げるようにして出ていくのもどうかというのはあります。」という物言いも「名古屋の緩さ」を象徴していると思います。
繰り返しますが、今回の書き込みは、ほとんど7月25日の繰り返しです。その時のほうが、よほど熱く語っています。なぜなら「後悔先に立たず」だからです。興味を持たれましたら、ぜひ7月25日の書き込みを読み返してみてください。
最後に、皆さんに一つクイズを出しましょう。
「Jリーグオリジナル10」とは、どのチームでしょうというのが問題ではなく「その10チームのうち、今シーズンを終えて、まだ一度も降格していないチームはどこでしょう」という問題です。
ヒントを申し上げます。いわば引き算のヒントです。さきほど書きましたように、J2が定位置になってしまったヴェルディ川崎(東京)やジェフ千葉、1年ですぐ戻ってきた浦和、広島、G大阪、そして今年J2で戦っている清水と降格が決まった名古屋、これで7チームです。これがヒントです。
実はこのタイトル、さる7月25日の書き込みのタイトルです。この時は最後に「?」マークがついていました。
残念ながら、今日、「?」マークがとれてしまいました。
今年のJリーグ最終節、残留もあり、降格もありという中での試合、名古屋は勝てなければどうしようもない位置で試合に臨んだわけです。
前節の神戸戦の敗戦はまだしも、降格が決まっている湘南に道連れにされたのですから、惜しくも・・・などとは言えない結果です。
さっそく名古屋の久米社長という人が試合直後に謝罪挨拶をして「J2に落としたことは、私の人生は一代で終わりますけども、名は末代まで残る。名古屋を落とした社長は誰だ、久米だと。オリジナル10のメンバーでこれまでJ2に落ちていなかった名古屋を落としてしまったことは末代までの恥だと思っています」と述べたニュースに接しました。
久米社長の謝罪はそのとおりだと思います。
けれども、降格が決まったいま、それを認識するのではなく、7月下旬の段階、私が指摘した段階で、こうなった場合の厳しさを認識して手を打って欲しかったのです。
7月25日の書き込みで、私はこう書きました。
「今月中に名古屋の監督交代が決まらなければ、残留は難しいのではないかと思います。やはり物事には潮時とかリミットといったものがあるわけで、その最後の時期が「いま」ではないかと思うのです」
結局「まだ大丈夫」などという勝負の世界の厳しさを甘くみている認識が、こういう結果を招くのです。
久米社長は「J2に落として逃げるようにして出ていくのもどうかというのはあります。少し、自分自身の中で考えたい」と話したようですが、それは違います。
人心一新、一から出直しというのが組織再生の常道です。進退伺いなどではなくキッパリと責任をとるという姿勢こそが唯一の道です。
こうなってしまっては、引くも地獄、進むも地獄です。末代までの恥を受け入れなければ名古屋グランパスというチームの将来はありません。
運命の分岐点は7月末でした。それを1ケ月も先延ばしにしたのですから、潮時を逃してしまったのです。
およそプロサッカーの世界に身を置く人ならば、1試合の中でさえ試合の流れというものがあり、自分たちに流れがあるうちに点をとれないと、次第に相手に流れがいって思わぬ形で失点して、強豪でさえ足をすくわれることがあることを、知りすぎるほど知っています。
ですから、組織を預かるリーダーたる人は、決断の内容(方向性)もさることながら、決断の時期(タイミング)を誤らないということも資質として重要だということです。
まぁ、降格したことについては、これぐらいにして、来シーズン1シーズンで戻ってこれるかどうか、ヴェルディ川崎(東京)やジェフ千葉のようにJ2が定位置になるか、J2に陥落しても1年ですぐ戻ってこれるかどうかです。
1年ですぐ戻ってきたチーム、浦和、広島、G大阪がそうです。どうです。いまや毎年のように優勝争いに絡む強豪チームに脱皮しています。降格経験を糧にしているといえます。
オリジナル10の中で、こうも明暗を分ける降格したシーズンのありよう。これはもう選手のみならずフロント、スタッフ、サポーター全てが心を一つに厳しい1年間に向き合わないとダメだということを示しています。
名古屋が「あの1年があったからこそ、いまがある」と言えるように蘇ることを祈るばかりですが、7月25日の書き込みでも指摘した「名古屋グランパス独特の緩さ」がなくならない限り、厳しいかも知れません。
さきほど紹介した久米社長の挨拶「「J2に落として逃げるようにして出ていくのもどうかというのはあります。」という物言いも「名古屋の緩さ」を象徴していると思います。
繰り返しますが、今回の書き込みは、ほとんど7月25日の繰り返しです。その時のほうが、よほど熱く語っています。なぜなら「後悔先に立たず」だからです。興味を持たれましたら、ぜひ7月25日の書き込みを読み返してみてください。
最後に、皆さんに一つクイズを出しましょう。
「Jリーグオリジナル10」とは、どのチームでしょうというのが問題ではなく「その10チームのうち、今シーズンを終えて、まだ一度も降格していないチームはどこでしょう」という問題です。
ヒントを申し上げます。いわば引き算のヒントです。さきほど書きましたように、J2が定位置になってしまったヴェルディ川崎(東京)やジェフ千葉、1年ですぐ戻ってきた浦和、広島、G大阪、そして今年J2で戦っている清水と降格が決まった名古屋、これで7チームです。これがヒントです。