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原子力委員会・原子力安全委員会・原子力安全保安院

2011-04-02 07:05:34 | 原発
これらの違いがよくわかりません。


なぜ、このように似た組織がいろいろあるのか?

ニュースなどを聞いていても、誰がどの立場で発言しているのかわかりません。




で、また「にわか知識」を増やすために調べてみました。




まず初めに原子力委員会というのが、原子力基本法に基づき、国の原子力政策を計画的に行うことを目的に作られました。
その後、原子力の研究、開発および利用に関する事項のうち、安全の確保に関して企画し、審議および決定することを任務として原子力安全委員会が発足しました。

つまり、原子力委員会原子力の推進原子力安全委員会原子力の規制という位置づけで、バランスを取っていこうという考えです。

ところが、二つも機関があると、原発を作るのに認可に時間がかかって面倒なので、原子力安全保安院を作って、権限をここに集中させてしまったのです。


というのが、ネットで検索して出てくる原子力安全保安院の出来た背景なんですが、「時間がかかって面倒だから」って理由が本音であったとしても、それで簡単に出来てしまうものでしょうか?絶対に建前、ある程度ちゃんとした理由があるのではないかと思うんです。


で、もうちょっと調べてみました。

この原子力安全保安院は2001年に出来たんですね。
この年は、中央省庁再編の年でもあり、ここで今まであった省庁22から11に減ったんです。省庁再編の理由は事務及び事業の減量、効率化する事等なんです。
「事務及び事業の減量、効率化」=「時間がかかって面倒」となったのではないかと思うんです。

原子力安全委員会原子力安全委員会は、省庁再編で科学技術省がなくなったことにより、内閣府の審議会の一つとなり、それまで国務大臣が兼任していた委員長も、主として学識経験者等から人選されるようになりました。

一方、原子力安全保安院は経済産業省の資源エネルギー庁の特別機関ということになり、原発に関する権限がここに移行し、実権を握るという形になったのだと思います。
そして経済産業省はもともと原発推進の立場ですから、そこの機関が安全性を十分に考慮してとは・・・

その辺は僕にはよくわかりませんが・・・





http://www8.plala.or.jp/jucon