'80年代、ドライブの前日、もう寝なくちゃいけないっていうのに、必死にカセットテープにお気に入りの曲を録音していた。なんて、ことありませんでしたか?
今と違って、レコードからカセットテープに録音するのって、けっこう面倒くさい。
テープの最初には、録音出来ない部分があるから、早く録音ボタンを押したりすると、曲が途中から始まる。
ちゃんと録音出来たかは、一度テープを巻き戻して、最初から聴くしかない。
レコードには頭出しなんてないから、レコードの3曲目を録音するには、2曲目の終わりの方から聴いていて、2曲目が終わった瞬間、録音ボタンを押す。
っていうやり方でもいいんだけど、それだと曲が始まるまでの無音の部分が長くなっちゃう。無音の部分を出来るだけ短くするために、2曲目が終わってから3曲目の始まるギリギリまで録音ボタンを押すのを我慢する。
我慢して、我慢して、「あっ!始まっちゃった~」とか。(笑)
そうすると、また2曲目の終わりから聴き始めて、我慢して、我慢して・・・
60分テープに録音するなら、A面30分、B面30分。片面にだいたい5~7曲くらい入るかな。
例えば、6曲目を録音し終わって、あと何分残っているかなんてわからない。3分かもしれないし、5分かもしれない。でも、出来れば、30分フルに入れたい。フルに入れれば、すぐにB面に移れるし。
5分の曲でイケるって思って、録音始める。テープの残量と、曲のエンディングどちらが先に来るのか、ドキドキしながら録音する。
曲が終わった瞬間、録音ボタンがオフになる。ギリギリ間に合った~!!
って、思った人はカセットテープを知らない人。カセットテープには終わり部分にも録音出来ないところがある。(笑)
始まりも終わりも、録音できない部分は約10秒くらい。だから、終わった瞬間、録音ボタンがオフになったら、曲は尻切れトンボで録音されちゃっている。そうなると、選曲のやり直し。今録音した曲より、15秒くらい短い曲ならOKってこと。
CDで育った人にはわからない苦労だね。っていうか、何を言ってるのかわからないね。(笑)
でも、そうやって作った、自分だけのベスト盤はメチャクチャ愛着ある一本になるわけ。昔は、音楽聴くのはお手軽な行為ではなく、今よりもずっと重みのある時間だった気がする。
だからかな、レコードやカセットテープって、すごい愛着あるアイテムだと思うわけ。
そこで、こんなモノを作ってみたわけです!
カセットテープ・ネックレス!!
実際のカセットテープの半分くらいの大きさ。
でも、ネックレスとして使うにはね~。本物もそうだけど、ラベルは紙だからね。長持ちしなさそう。(笑)
それでも、こんなネックレスをつけてみたいっていう人を見つけるのか? それとも、もうちょっとなんかいい方法ないか考えてみるか?
なんとか、クラフトフェアに出品できる作品にしたいわけです。
http://www8.plala.or.jp/jucon