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松尾潔のメロウな日々

2014-06-10 01:04:33 | music
昨夜は、刺激を求めて新宿に出た。

松尾潔さんと言えば、EXILEさんや、CHEMISTRYさん、平井堅さんなどのプロデュースをされたことで、有名なのかもしれないけど、僕としてはブラック・ミュージックのライターという印象の方が強い。

その松尾さんが、「メロウな日々」という本を出された。



彼がこれまで書いて来たライナーノーツ、90年代のソウル・ミュージック、ベイビー・フェイスのことを中心に書かれた本。

その「メロウな日々」発売記念のインストア・ライブがタワレコであるということで足を運んでみたのだ。



ちょっと早めに会場に運んでみると、すでに数人の方が場所取り?
よく見ると、その中心に顔見知り。
十数年前に、某アーティストのライブで知り合ったTSUNAさん。以前はよく一緒にイベントに参加していたが、こうやって隣り合わせで楽しむのは数年ぶり。

TSUNAさんは、しばらく会わないうちに、音楽関連の方との人脈を広げていたようで、いつの間にか松尾さんとも、お友達になっていたようだ。

十数年前から、現在に至るまでのお互いの状況を駆け足で話しているうちに、松尾さんの登場。

一緒に出て来たのは、K DUB SHINEさんというラッパー(全然知らない)。

二人で本について語るイベントなのだが、ブラック・ミュージック愛する二人の話は多岐に渡り、本の内容にはなかなか辿り着かない(笑)

松尾さんは、さすがに言葉を商売にしてるだけあって、話す内容は面白く、興味深い。

気がつけば、あっという間の一時間。
ブラック・ミュージックの楽しみ方、音楽の作り方、売り方、これらは根本的にjuconのモノ作りと、なんら変わりないことを感じられた。

松尾さんの言葉で印象的だったのは、「自分にウソをつかない」という言葉。
大人になってからは、人にウソをつくことよりも、自分にウソをついて生きていくことが多くなるというのは、サラリーマン時代によく感じたことだった。
たぶん、このイベントに来ていたほとんどの方が、自分を騙しながら毎日を過ごしているのではないだろうか?

そんな中、自分に正直に、仕事が出来ている現状は、とても貴重なことだと改めて思う。


最後は松尾さんのサイン会。



この本が、僕の愛読書の一冊となるのは間違いないだろう。



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