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噂のメロディ・メイカー

2014-06-29 20:25:53 | music
最近のへヴィー・ローテンションはWHAM!(ワム)。


僕とワムの出会いは1982年。Young Guns (Go For It!)



しかし、この曲がワムの曲とわかるまでは、しばらくの時間が必要だった。
当時、日本でワムを知っている人は、ほとんどいなかったと思う。今のように簡単に情報が手に入る時代でもなかった。

後に、ワムは誰もが知るビッグ・スターとなる。
ワムを知らない人、リアル・タイムで聴いていない人でも、ラスト・クリスマスならば、ほとんどの方が知っているだろう。

Wham! - Last Christmas


その他にも、Wake Me Up Before You Go-Go(ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ)、Freedom (フリーダム)、I'm Your Man(アイム・ユア・マン)など、彼らの曲を一度は耳にしているのではないだろうか。


うちにあるワム関連のレコード、CDはこんな感じだが、僕はデビュー・アルバムのFantasticが一番のお気に入り。



驚くことにあれほどのヒット曲がありながら、ワムのオリジナル・アルバムは3枚しかない。
僕は、Wake Me Up Before You Go-Goで、アイドル化してしまった彼らに興味が半減し、アルバムはデビュー・アルバムのみしか買わなかったのだ。

しかし、アイドル化してしまったと思われたワムだったが、ジョージ・マイケル名義で出された(日本ではワム名義)ケアレス・ウィスパーに度肝を抜かれた。

George Michael - Careless Whisper


なんて美しい曲なんだ!

この曲、日本では郷ひろみ(ケアレス・ウィスパー)、西城秀樹(抱きしめてジルバ)がリアル・タイムでカバーしている。
この曲を聴いた時、僕はジョージ・マイケルの才能は本物だと感じ、ソロ活動後も、彼の活躍を着かず離れずの感じで見守ってきた。



そして、ここからが、ようやく今日の本題なのだが・・・



なぜ、今ワムなんだ?




実は、6月25日に1冊の本が発売された。それが西寺郷太氏の「噂のメロディ・メイカー」。
西寺氏は、マイケル・ジャクソンの研究家としても、その名を知られているが、本業はミュージシャン。その彼がワムについて執筆した本が「うわ・メロ」。



この写真を見て、この本にグッと興味を抱いた人も、いらっしゃるのではないだろうか!



「ワム!のゴーストライターは日本人だった!?」

あまりにも衝撃的するコピー。ワムにゴーストライターがいたの? しかもそれが日本人!?

ワムをデビュー当時から聴いていた僕としては、この本を手に取らない理由が見つからない。
しかし実はこの本、ノンフィクション小説。これは帯にも小さく書いてある。よくある告発本とは違うが、西寺氏の研究熱心さ、地道な取材や膨大な資料をもとに書かれているだけあって、かなりリアリティのある内容となっている。

僕は現在、半分まで読み進んだところだが、ようやくゴーストライターが書いたのでは?という曲がわかってきたところ。この曲がゴーストライターによるものだというひとつの理由が、なんかすごく説得力がある。そしてそれが日本人だったことも・・・


終わりまで読んでいないし、あまり詳しく書くとネタばれになるので、これ以上は書かないが、この先どうなっていくのか、とても楽しみ!



最後にひとつだけ、興味がわきそうな話題。
「うわ・メロ」の表紙に、maxellのカセット・テープが使われているのは、それなりに理由がある。


WHAM! - MAXELL COMMERCIAL 1


このCMを視て、違和感を感じた方は、この「噂のメロディ・メイカー」を読んでみるのもいいかもしれない。



そして、この本を読んでわかったことが、もう一つ。
僕とジョージ・マイケルは同い年だった(笑)





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