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 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

第7回 駒ヶ根もみじクラフト・リポート(番外編)

2014-09-08 22:04:14 | イベントリポート
丹歩歩さんとのお付き合いは、2010年からだと思います。でも、初めてお買い物していただいたのは2009年だったみたい。
2009年にお買い物していただいて、翌年に声をかけていただいたんだったと思います。


それ以来、駒ヶ根に行く度に、丹歩歩さんのアトリエに泊めていただいています。



クラフトフェアでは、車中泊が当たり前なので、丹歩歩さんのご好意は本当に有り難いです。



丹歩歩さん、駒ヶ根市で創作服を制作している方なのですが、信濃国の歌姫、湯澤かよこさんの衣装も担当しているんです。
その湯澤かよこさんのCDを昨年のもみじクラフトの時に聴かせていただき、その歌声、サウンドが僕好みということもあって、直接、ご本人ともお会いする機会も作ってもらい、CDを購入したのが一年前。

そのCDの中で、僕が一番気に入った曲がこちら。

湯澤かよこ Music Video Project 「The Sun inside me」 (School ver.)


ねっ、カッコいいでしょう!




で、今年も丹歩歩さんに伺ったら、ちょうど湯澤かよこさんが打合せでいらっしゃっていて、ちょっとお時間があったので、音楽についていろいろお話しを聞かせていただきました。

その後は、丹歩歩さんのご提案で、娘さんのMちゃん、湯澤かよこさん、みんなで晩御飯を食べに行くことになりました。




最近、クラフトフェアの時は、食事が豪華です! しかも可愛い女性3人に囲まれて食事なんて、夢のような時間(笑)

中学1年生のMちゃん、硬式テニス部に入ったということだったので、錦織選手の話になり、調子に乗ってマッケンローの話をしたら、Mちゃんはもちろん、湯澤かよこさんも知らなかった・・・ 
丹歩歩さんなら知っているだろうと思ったら、「そんな人がいたような」だって。

ジェネレーション・ギャップ・・・


夢から、現実に戻されました(笑)





で、食事のあとは、恒例の家庭教師の時間です!

毎年、丹歩歩さんに泊めていただくお礼に、僕はMちゃんの宿題のお手伝いをしています。
最初は小学生だったんでね、そんなに難しくなかったんだけど、中学生になると、かなり厳しいです(笑)



社会の宿題は、正直全然わかりませんでした。お手伝いというよりは、一緒に考えてました。


僕が得意だったのは数学。
今年の宿題は方程式。方程式くらいなら、まだまだ楽勝でいけました。分数の計算も出てきましたが、「約分」とか「通分」とか、もう何十年も使っていなかった単語が、口からスラスラって出て来ちゃって、自分でもビックリ(笑)

しかし、来年はどうかな~


なんとか宿題も終わって、みんなでお茶をしていると、Mちゃんが特技を見せてくれたんです。



このキズ、ちょっと痛々しくて、どう見ても本物のキズのようですが、なんとボールペンで書いたモノなんですって!


これって、すごい技術ですよね。しかも、このテクニック、Mちゃん自身で開発したらしいです。
学校の勉強よりも、こういう方が将来役に立ちそうな気がするのは僕だけでしょうか?
もしかしたら、特殊メイクのスペシャリストかなんかになって、数年後にはハリウッドで活躍していたりして(笑)


と、こんな感じで、今年もアフター・もみじは、とっても楽しい時間でした。
これだから売り上げが少なくても、もみじクラフト、やめられないのかもな~(笑)





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第7回 駒ヶ根もみじクラフト・リポート(2)

2014-09-08 15:21:35 | イベントリポート
初日終了後、雨がポツポツ降り出して、夜中には本降り。最終日は1日雨の予報。
初日の売り上げがあまりにも少なかったので、ここでの雨は厳しい状況。もみじクラフトとは相性がいいはずだったんですが、どうしちゃったんだろう?


でも、SOWさんでも売れないってことは、お客さんに購買意欲がないってことかな? 顔見知りのクラフトマンに聞いても、ほとんどのクラフトマンが売れてないって・・・
やっぱり、景気が上向いているのは、一部の大きな会社だけなんでしょうかね。
初日のSOWさんとの対決だって、金額で言えば、超低レベルでの争いで、勝ったSOWさんだって喜んでいる場合じゃありません。


というわけで、雨が降ろうと、槍が降ろうと、最終日に頑張らなくちゃいけないんですが、やっぱり雨ですね~
でも、イベントが始まる頃になると、傘がいらない程度の降り、しばらくすると陽射しまで出てきちゃったり!


よっしゃ!頑張るぞ~
今日こそ、SOWさんに勝ってやる!(笑)


午前中、一番で来てくださったのは、2年前にえんしゅうクラフトで知り合った静岡県のOさんカップル。昨年も、もみじクラフトに来てくださっていて、1年ぶりの再会です。

「今年も来てくれたんですね~」なんて、話していたところ、いきなりな感じで、「これください」って、若い男性がCDフレームを指さすんです。あのサビ・サビ・CDフレームね。


えっ? juconの作品をいきなり買う人って、ほとんどいないんですよ。
しばらくお話しをしてっていう方がほとんど。まあ、ほとんどの方が顔見知りってこともあるんですけど。

この異常現象にビックリしていたら、「一晩考えて、やっぱり忘れられなくて」って。

あっ!初日に、かなり悩まれていた男性でした。「ちょっと考えます」って言って、その日は戻っていらっしゃらなかったんで、やっぱりダメだったか~って思っていた方でした。悩みに悩んで、やっぱりこれだって思ってもらえたって本当にうれしいです。



滅多に作品が売れないので、売れる場面を目撃するだけでも難しいのに、たまたま居合わせたOさん、そんな感動的なシーンを目の当たりにして、やっぱりjuconの作品ってすごいって思ったんじゃないかと、勝手に想像しています(笑)




そんな感動的シーンを見たからってわけではないでしょうが、ちょうどお昼ってことで、Oさんが目の前で出展していたお店でフォーをご馳走してくださいました。



昨日から、ずっと食べたかったんだけど、売り上げがなくてガマンしていたんですよね。ごちそうさまです!


しかも、お昼をご馳走してもらったうえに、なんとお二人に、お買い物までしていただいちゃいました~
で、彼女のKさんにお買い物していただいたのはコイツ!



第1号が作って3日後には売れちゃったんですが、第2号も3日後にお買い上げいただいちゃった。これはひょっとして、イケてる作品? 第3号作らねば!(笑)

1日悩んで、お買い物に来てくださったお客様、そして静岡からわざわざ来てくださったOさんカップル、なんか昨日とはちょっと雰囲気が違っていい感じでスタート。ちょっと遅いスタートですが(笑)


そして、その後にいらっしゃったのが丹歩歩さん。数年前から、駒ヶ根に来た時には、丹歩歩さんのアトリエに泊めていただいていて、今年も金曜日の夜からお世話になっているんです。
お仕事がとってもお忙しくて、もみじクラフトに行けるかわからないって、おっしゃっていたんですが、お忙しい中、娘さんのMちゃんと足をお運びくださいました。
丹歩歩さんには、本当にお世話になっていて、もみじクラフトが楽しいのは、そのおかげもあると思うんです。今年もいろいろ楽しいことがあったんですが、ここでは書ききれないので、また次回に書くことにします。

丹歩歩さんも、いつもお買い物してくださるんですが、今回はラジオ型ティッシュ・ボックスが気になっていたみたい。





と、その時ですよ、若い男性2人組みが、juconの作品にすごく興味を持ってくださったみたいで、飛び込むような感じでブースにいらっしゃいました。

で、あれもこれも気になる感じだったんだけど、丹歩歩さんが気になっていたラジオ型ティッシュ・ボックスを「買っちゃってもいいですか?」って(笑)
丹歩歩さんは、今買わなくても、いつでも買うことが出来るので、もちろん快くOKです。
丹歩歩さんには、もし欲しくなったら、いつでも作りますってことで、他のモノをお買い物していただきました。


しかし、男性のお客さまで、これだけjuconの作品に食いついてくるなんて、今までなかったんじゃないかな?
ちょっと珍しいお客様だったので、いろいろお話しさせていただきました。

お買い物してくださった方は、植木職人のKさん。お友達はダンサーさん。ちょっと前まで東京で働いていらっしゃったということで、最近長野県に戻っていらっしゃったらしいです。記憶力が弱いので、多少違っていても許してね(笑)
で、職人さんっていうことで、なんか本当に気持ちいいお買い物の仕方されてました。
購入を決めるのも早かったし、ラジオ型ティッシュ・ボックスは、最初の一枚のティッシュを出すのが、ちょっと面倒くさいというお話しをしたんですが、気に入ったんだから、そんなことはどうでもいいって感じ(笑) しまいには、お釣りはいらないって!

僕がクラフトフェアに出始めたころには、こういう方がたまにいらっしゃった気がしますが、最近では珍しい。しかも、お若いのに。
本来なら、ちゃんとお釣りをお渡しするのが筋ですが、ここは気持ちよく受け取っておきました。

この場面、丹歩歩さんはもちろん、SOWさんもご覧になっていて、お二人ともモノ作りをされる方だけあって、僕の感動も伝わったんじゃないかと思います。
1日に2回も、こんな感動的な場面があるなんて、本当にこの日はいい感じ! しかもその感動を、2回とも共有することが出来る人が、その場にいてくれたなんて。


もう、こういうことがあると、SOWさんより売り上げがどうのこうのなんて、どうでもよくなって来ます。お金では買えない、モノ作りの楽しさ、人との出会いで十分満たされちゃうもん。juconのお客様って、個性的な方が多いので、本当に楽しいです。


で、それからしばらくしてから現れた方が、またまた個性的な感じ。
そもそも、juconの作品に興味を持つだけで、ちょっと変わり者ですからね(笑)

そのお母さん、お店をやっているらしくて、juconの作品が「うちのお店にピッタリの雰囲気!」っておっしゃってくださるんですよ。
へぇ~ どんなお店なんですか?って聞いたら、「メケメケ食堂って言うの」って・・・

ひょえ~ お店の名前からして、すでに変わり者だ。juconの上をいくような感じ(笑)


で、そんなメケメケお母さんのチョイスされたのは、ラジオ型ティッシュ・ボックス。



一日に2つも、ラジオ型ティッシュ・ボックスが売れちゃうなんて~ これもイケてるってこと?
メケメケ食堂さん、とっても気になるんで、一度はお伺いしてみたいなって。どのくらいメケメケなんだろう?(笑)


そして、この日最後のお客様は、出展者の工房ぽつりさん。
ぽつりさんには、他のイベントでも、何度もお買い物してもらっちゃっています。いつもありがとうございます!





そんな感じで、最終日はお客様6組。昨日の倍(笑)
リピーターだけでなく、新しい出会いもあり、しかも新作中心にお買い求めいただいちゃって、やっぱりもみじクラフトは最高ですよ!

そんな感じで、気持ちよく撤収作業をしている時にね、一本の電話がかかってきたんです。
そしたら、先ほどお買い物してくれた植木職人のKさんからで、彼から衝撃の事実が報告されたんです。


その報告とは・・・




「一緒にいたダンサーさんのお母さんは、メケメケ食堂のお母さん」って(笑)








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第7回 駒ヶ根もみじクラフト・リポート(1)

2014-09-08 11:19:28 | イベントリポート
クラフトマンたちの間では、お世辞にも人気のあるイベントとは言えない、もみじクラフトですが、juconは第1回から連続7回出展。僕的には、お気に入りのイベントのひとつです。



前日の搬入時には、かなり雨が降ってましたが、当日は気持ちのいいお天気。暑くもなく、寒くもなく、クラフトフェア日和となりました。



juconの出展したエリアは、メイン会場からは一番遠い場所で、お客様はちょっと少なめというウワサもありますが、この場所で7年間出展していますし、晴れた日には木漏れ日が気持ちよく、のんびりとスタートしました。


今回のお隣さんはSOWさんで、クラフト仲間の中では、かなり古いお付き合いです。クラフト歴ではSOWさん大先輩にあたります。僕の過去の作品の中には、SOWさんの影響を受けたモノもかなりありました。



SOWさん、今は革屋さんですが、昔は木工屋さん。僕が一時期、革に手を出したのもSOWさんの影響(笑)
そんな気心知れた方がお隣で、気候もいいし、とってもいいクラフトフェアになりそうな予感だったのですが・・・





お客さんはけっこういらっしゃっていましたが、juconの作品に興味を持っていただける方はほとんどいません。まあ、これいつものことって言えば、いつものことなんですが(笑)
で、お隣のSOWさんはどうかというと、お客さんが入れ替わり立ち替わり、ブースに立ち寄りはするものの、お買い上げというところまではいきません。
juconが売れないのはわかりますが、SOWさんが全然売れないっていうのは、ちょっと異常事態?

SOWさん、大先輩ではありますが、同じ土俵に立てば、ライバルでもあるわけですから、こうなると、どっちが先に売れるかということが気になります。ということで、「どっちが先に売れるか」対決の火蓋は切って落とされたのでした!
って、その対決、僕の気持ちの中だけの話で、SOWさんは気にしてなかったでしょうけど(笑)


最近のjuconのお客様は、このブログをご覧の方がほとんど、つまり顔見知りの方がいらっしゃらないと、売上げに繋がる可能性は低いんです。

SOWさんのブースに立ち寄る方はいっぱいいますので、いつ売れてもおかしくない状況。juconはひたすら顔見知りの方が現れるのを待つばかり・・・



しかし、その均衡を破ったのは、なんとjuconでした!
愛知県から足を運んでくださったのは、6月のクリマの時もお買い物してくださったYさん。 今回もお買い物していただいちゃいました!


よ~し! これでSOWさんに、「どっちが先に売れるか」対決には勝利です!
しかし、「どっちが先に売れるか」対決に勝ったとしても、最終的に売り上げが多い方が本物の王者です。
SOWさんは革屋さんです。juconの作品より単価が全然高いです。先手を取ったからって油断は出来ません。その後はお互い一歩も譲らず、どちらも全く売れません(笑)


売り上げはありませんが、八ヶ岳クラフト市にいらっしゃってくださったKさんご夫婦や、木曽の手仕事市でお買い物してくださった女の子がブースに立ち寄ってくださったり、juconに会いに来てくださる方がいるだけでも感謝です。



15時過ぎくらいまで、juconお客様一人、SOWさんお客様0人という、手に汗握る勝負が続いていたところに、hobbitさん登場! 八ヶ岳クラフト市、木曽の手仕事市、もみじクラフト、3イベント連続でjuconのブースに足をお運びくださいました。
hobbitさん、家のオブジェを集めるのが趣味みたいなんですが、八ヶ岳では、廃墟を買うか散々迷って何も買わず、木曽の手仕事市では、廃墟を一通り眺めて植物缶をお買い上げ、そしてもみじでようやく廃墟をお買い上げいただきました。
しかし、その廃墟は、サンプル用で作ったコイツ。



大きな方ね。これは売り物じゃなかったんだけど、最初にお会いした時から、これがとっても気になっていたようで、今回で3回めのご来店。根負け?SOWさんに差をつけたかったのもあって、お譲りしちゃいました(笑)


これで、お客様の数で言えば、jucon2人、SOWさん0人。イベント終了時間まで1時間弱。会場のお客さんもだいぶ少なくなってきた感じで、「どっちが売上げがあるか」対決も、ほぼ手中におさめたかと思っていたんですが・・・



なんとSOWさん、僕がお客さんとお話ししているうちに、帽子をひとつ売っていました。帽子の値段は、僕の2人分の売り上げよりも高い。土壇場に来て、あっという間の逆転です・・・


しかし、その差は1000円ほど。もう一つほど、何か売れたら、まだまだ逆転の可能性あり。勝負は最後までわかりません。
最近の傾向として、イベント終了間際、出展者さんたちがうろつき出した頃、出展者さんにjuconの作品をお買い物をしていただくパターンがあるんです。


そしたら、やっぱりいらっしゃいました!出展者さん。
お会いするのは、初めてですが、なんとこのブログをご覧の方でした~!!
しかもつい先日、コメントをくださったASAKOさん。
コメントのご返事で、いつかお会い出来るといいですねって書いたんですが、まさかこんなにすぐにお会い出来るとは!
ブログをご覧になられたのは最近らしいのですが、けっこうさかのぼって読んでくださったみたいで、juconのことをいろいろご存知でした(笑)

お友達と一緒に、juconのブースに足を運んでくださったんですが、お二人にjuconの作品をお買い上げいただいちゃました。



オッシ!これでSOWさんに「どっちが売上げあるか」対決もいただきでしょう!


って、SOWさんに「またまた売れちゃいましたよ!」って報告に言ったら、「僕もカバンと帽子が売れちゃった」って。




負けました・・・




いいんです、いいんです。金額じゃないですよ、内容が大事なんです。
だって、愛知県のお客さんが来てくださったり、3イベント連続で来てくださった方だったり、ブログで知ってくださった方、しかもモノ作りされている方にお買い物してもらっているんですもん。

けっきょく、初日のお客様は3組だけでしたが、juconをお目当てに来てくださった方がいることに感謝です。ブースに立ち寄ってくださった方も、ありがとうございました。


って、SOWさんに負けたのは、ちょっと悔しい(笑) 

最終日に大逆転してやる~って心に誓って、初日を終えるのでありました。



つづく




http://www8.plala.or.jp/jucon