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岡田外相『核のないアジア』を提唱 インド洋給油は撤収

2009-10-13 12:07:54 | 国際関係
2009年10月13日(火)

 岡田外務大臣は、訪問先のパキスタンでの記者会見で、『核のないアジア』を提唱したという。
 歓迎したい。

 一方、ザルダリ大統領は「南アジアで非核地帯の実現に努力したい。日本もインドを説得して欲しい」と要請したという。
 日本が積極的な役割を果たすことを大いに期待したい。

 この記者会見で、インド洋での米軍他への給油活動に関して、
「我々は単純延長はしないと言っている」と改めて強調した上で、
「民主党は従来国会の中で反対しており、連立与党の中に強く反対する社民党がいる」と説明し、撤収の方向にパキスタンの理解を求めたという。


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  インド洋給油、一時撤収やむを得ず
  …岡田外相


        読売新聞 2009年10月12日(月)23:00

【イスラマバード=宮井寿光】
 岡田外相は12日夕(日本時間12日夜)、訪問中のパキスタン・イスラマバード市内で記者団に、来年1月に期限を迎える海上自衛隊のインド洋での給油活動について、活動を延長する法案の臨時国会提出は「現実には難しい」と述べ、海自艦船の一時撤収はやむを得ないとの考えを示した。

 外相は「我々は単純延長はしないと言っている」と改めて強調した上で、「現実問題として臨時国会は(審議日程が)非常に窮屈だ」と指摘した。

 これに先立ち、パキスタンのギラニ首相は11日夜(日本時間12日未明)の岡田外相との会談で、日本に給油活動の継続を求めた。これに対し、岡田外相は12日昼(日本時間12日午後)、クレシ外相との会談で、「給油活動延長には新しい法律がいる。民主党は従来国会の中で反対しており、連立与党の中に強く反対する社民党がいる」と説明し、理解を求めた。

          ◇

 岡田外相は12日午後(日本時間12日夜)、パキスタン・イスラマバード市内でザルダリ大統領と会談した。外相は、アフガニスタンに隣接するパキスタンの安定化に向け、日本が4月にパキスタン支援国会合で表明した10億ドル支援の一環として、電力部門での支援を表明した。

 また、岡田外相は、インド、パキスタン両国が核保有国であることを念頭に、「オバマ米大統領は『核のない世界』を提唱したが、自分は『核のないアジア』を提唱したい」と述べた。ザルダリ大統領は「南アジアで非核地帯の実現に努力したい。日本もインドを説得して欲しい」と要請した。