浜岡原発、１２日にも停止作業着手

2011年5月11日（水）

　政府から全ての原子炉を停止するよう要請された中部電力は、明日12日から浜岡原発の停止処置に入ることを明らかにしたと言う。

　様々な影響が取りざたされている中で、結構迅速な対応だと思う。

浜岡原発、１２日にも停止作業着手…中部電
　(読売新聞) - 2011年5月11日（水）23:52　　

　将来30年にM8クラスの大地震が起こる確率が87％と言われているが、それは明日の事かも知れないし、逆に30年の間には起こらないかも知れない。
　あくまでも確率論の話なのである。

　すなわち、一刻も早く対処することが必要なのである。

　そう考えれば、浜岡原発以外の原発も、確率としてはもっと低いと言っても大地震に見舞われないとは限らないのであって、「今回の原子炉停止処置は浜岡原発だけに限ったものである」という政府の判断には疑問がある。

　九州電力は、地元の了解が得られ次第、現在点検中の原発を再開したいと考えているようである。
　九州電力・玄海原発第3号機は、福島第1原発第3号機と同じ様に劇毒のプルトニウムを燃料棒に混入したプルサーマル運転である。

　事故の際は、猛毒を撒き散らすことになるだろう。
　
３号機の高濃度汚染水流出　海水に１万８千倍セシウム
　(朝日新聞) - 2011年5月11日（水）20:38
　　

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浜岡原発、１２日にも停止作業着手…中部電
　(読売新聞) - 2011年5月11日（水）23:52　

　中部電力は１１日、菅首相の要請で全面停止を決めた浜岡原子力発電所（静岡県御前崎市）について、１２日にも停止作業に着手する方針を明らかにした。

　稼働中の原子炉のうち、４号機（出力１１３・７万キロ・ワット）、５号機（同１３８万キロ・ワット）の順で停止させる。

　中部電力は、原発の運転停止で管内の電力供給に余裕がなくなるため、東京電力や九州電力への電力支援を中止する。両社との調整がつき次第、停止作業に入る。

　作業は、原子炉に核分裂反応を止める制御棒を挿入してから７～８時間で発電が止まる。さらに、原子炉内の水温が１００度未満の「冷温停止」の状態になるまでには１日程度要する。最終的に停止作業が完了するには数日程度かかる見通しだ。