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【清武前代表を賠償提訴】 読売新聞 12/6付け13面一面全部を使いナベツネの妄言を掲載!

2011-12-07 08:48:26 | 政治
2011年12月7日(水)

 気持ち悪いので、詳しくは読んでいないが、昨日の読売新聞(紙面)は、

第13面の一面全部を使って、【清武前代表を賠償提訴】について掲載し、

見たくもないナベツネの特大顔写真まで掲載して、ナベツネの妄言を掲載。

読売グループ本社と巨人、
 清武前代表を賠償提訴

 (読売新聞) - 2011年12月5日(月)21:59


 おそらく、ナベツネ本人の話しぶりはいつものように支離滅裂なのだろうが

そこは読売編集部の方で、一応『ボケ』がバレない発言にしているのだろう。

 まぁ しかし、読売新聞のこの堕落ぶりは、唖然とするとしか言えない。

尤も、渡辺恒雄氏は、球団会長であり読売新聞グループ本社会長・主筆

という訳なので、編集部の方でも抵抗はできないのであろう。

 抵抗すれば、清武氏同様 『首が飛ぶ!』 に違いない。

 なお、上記の一面全部使ったナベツネの妄言は、Web検索ではHITしない。

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 一方で、日経ビジネスでは、【清武巨人前代表・独占90分】として、

清武英利氏にその経緯と胸中を語らせている。

ニュースを斬る 清武巨人前代表・独占90分
 「涙の会見」の真相を語ろう

 (日経ビジネスオンライン) - 2011年12月4日(日)07:01


 これに対する他のマスコミの取り上げ方は、以下のような状況

読売グループが清武氏提訴=「名誉毀損」と1億円請求―東京地裁
 (時事通信) - 2011年12月5日(月)21:03


読売&巨人が提訴…清武氏に1億円賠償
 (日刊スポーツ) - 2011年12月6日(火)07:53


読売&巨人、清武氏を訴えた!1億円賠償請求
 (サンケイスポーツ) - 2011年12月6日(火)08:00


清武氏、13日にも巨人を逆提訴!
 (サンケイスポーツ) - 2011年12月7日(水)08:00



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と、言う訳で、当ブログは、清武英利氏にその経緯と胸中を語らせた

【日経ビジネスオンライン】 の方を引用します。

  (【日経ビジネスオンライン】では5回連載分を
     一挙に掲載しましたので、超長い!)

ニュースを斬る 清武巨人前代表・独占90分
 「涙の会見」の真相を語ろう

 (日経ビジネスオンライン) - 2011年12月4日(日)07:01
 

 「清武の乱」 。
 球界の盟主と言われる巨人で権力を振るってきた渡邉恒雄・読売新聞グループ本社会長・主筆の人事介入を告発して3週間が過ぎた。
 双方の主張がぶつかり合い、ついに法廷闘争にもつれこむ乱闘となった。なぜ、こうした事件が起きたのか。当の清武英利氏にその経緯と胸中を語ってもらった。

(聞き手は白壁 達久=日経ビジネス記者)

 本誌は今回の取材に際し、読売ジャイアンツにも取材を依頼してきた。だが、「渡邉恒雄氏と桃井恒和社長(前オーナー)は多忙のため、期限内の取材は難しい」との回答だった。現在も取材日程を調整中。

 11月11日の会見では、渡邉恒雄・読売新聞グループ会長のコンプライアンス(法令順守)違反を告発する内容だったが、その後は渡邉氏のスキャンダルを清武氏が告発することに報道の重点が移っている。

清武:11月11日と11月25日に会見を開きましたが、どうも私が伝えたい部分とは違う方向での報道が多くなっています。そこで今日は、伝えたい核心部分を話します。

  「乱」を起こした清武英利氏

    (写真:村田 和聡)

私物化を止めるのが取締役の責務

 25日の会見では、「さらなるスキャンダルが公表されるのではないか」という期待が多かったようですが、私が伝えたいのは渡邉さんのスキャンダルではありません。トップによるコンプライアンス(法令順守)違反と企業統治の問題、そのことが及ぼす経営への影響についてです。

 この1件を「内輪の話だ」と批判する声もあります。ですが、渡邉恒雄さんは世界一の販売部数を誇る新聞社の事実上のトップです。読売巨人軍の最高実力者でもあり、日本のプロ野球界にも多大な影響力を持っているのはご承知の通りです。

 これだけの力を持った人が、ルールを無視した行為をしてしまった。それを知ったならば、制止することこそが、取締役の役割ではないでしょうか。最初の会見を開く2日前の11月9日、私は渡邉さんに会っています。彼は、江川(卓)さんをヘッドコーチにして岡崎(郁)さんを降格させるという人事を一方的に宣言しましたが、私は翻意を促しました。しかし、受け入れてもらえませんでした。この件については、電話でも彼に話しました。

「清武の乱」の経緯

 日 付      内    容
6月 7日 清武英利氏が専務取締役球団代表兼GM・編成部長・オーナー代行に就任
10月20日 清武氏が桃井恒和オーナー兼社長とともに渡邉恒雄会長を訪ね、来期の球団コーチ人事を提出、説明。
10月27日 ドラフト会議。巨人を志望する東海大の菅野智之投手を指名するも、日本ハムと競合。クジの末、日ハムが交渉権を獲得
10月31日 巨人がクライマックスシリーズのファーストステージで敗退
11月 4日 渡邉会長がマスコミを前に「俺は何にも報告を聞いていない。俺に報告無しに、勝手にコーチの人事をいじくるのはありえん。俺は知らん。責任持たんよ」と発言
11月 7日 渡邉会長から桃井オーナー兼社長と清武氏に人事の内示。桃井氏はオーナーを外れ、清武氏は専務取締役球団代表・オーナー代行・GM兼編成本部長から専務取締役球団代表・オーナー代行兼総務本部長コンプライアンス担当に。GM職を解く人事の内示を受ける(内容は11月11日の清武氏の会見から)
11月 9日 渡邉会長が桃井社長と清武氏に対して「来期の1軍ヘッドコーチは江川卓氏とし、岡崎郁ヘッドコーチは降格させる」と通告(発言内容は11月11日の清武氏の会見から)
11月11日 清武氏が会見。直前には「会見をやめろ」と渡邉会長から電話。会話の中で「君は破滅だぞ。読売新聞との全面戦争になるんだ」といった恫喝があったと明かす(発言内容は11月25日の清武氏の会見から。渡邉会長は発言内容について異論を唱える)
11月12日 日本シリーズが開幕
渡邉会長が清武氏の会見に対し、文書で反論
11月18日 読売巨人軍が清武球団代表の解任を発表
11月20日 日本シリーズが終了
11月25日 清武氏が再度会見
11月末~ 新聞紙上で渡邉会長が再反論  


 会見で世間に明らかにすると表明した11日にも、渡邉さんから「会見をやめろ」「君は破滅だぞ。読売新聞と全面戦争になるんだ」といった恫喝がありました。でも、私がいくら話をしても翻意はありませんでした。

 ここで申し上げたいのは、単なる社内人事に関する「内輪もめ」ではないということです。考えてみてください。既に決定して開示され、進行している子会社の人事を、親会社のトップが突然覆す。こんなことがあってよいのでしょうか。

 しかも、知名度が高く、公共性も高いプロ野球の人気球団でもある巨人軍において、このような「私物化」がまかり通っている。私は専務取締役という立場でした。取締役の役割として、行き過ぎた行為があれば、それを制止するのは当然のことです。

 コンプライアンスというのは、内部統制の一部です。トップのコンプライアンス違反があるという時点で、巨人軍には内部統制が利いていないということになる。

 オリンパス問題など、会社の経営が問題視される今、内部統制の不備は会社を滅ぼすと言っても過言ではありません。

―― 確かに、オリンパスや大王製紙など、経営トップの不正が露呈し、取締役会の機能不全が問題視されている。問題の本質は当然違うが、経営トップの暴走を止める人がいないという点では巨人のケースも同じ類の事件だと言えるのではないか。

「新聞記者」としての矜恃

清武:経営トップの不正が一番分かりにくいんです。止める人がいないので、問題が外に漏れないままもみ消されていくことが少なくありません。

 私は新聞記者時代に、山一證券の経営破たんや第一勧業銀行の総会屋への利益供与事件を取材しました。記事では、経営のガバナンスが甘いことを指摘していたんです。その私が、自ら取締役になった際に、「何も言わない」ということでは筋が通りません。

 内部統制の強化を記者として叫んでいた私としては、巨人軍の内部統制が利いていない状況は我慢できなかった。だからこうして、叫んでいるんです。

 山一も第一勧銀もオリンパスも、どの企業も同じでしょう。一部の幹部は不正を知っていますよ。でも正せない。そんな企業不祥事が、日本では繰り返されている。

 ただ、それでは取締役会に参加するメンバーが責務を果たしているとは言えません。取締役は代表取締役の監視役としての機能を果たすべきです。

―― 強大な権力を持つ渡邉氏と対峙する時、躊躇することはなかったか。

清武:それは、相当悩みましたよ。人生の晩年になって「君は破滅だ」と言われたんですから。何も言わず、黙っているのが賢い選択かもしれません。ただ、それは個人の人生を考えればのことです。企業で不正を知ってしまった人は、同じ悩みを抱えることになるでしょう。

 ですから、球団にいる誰かを味方につけて告発することはしなかった。もし、桃井さんに相談していたら、渡邉さんから「知っていたのに止めなかったのか」と突き上げを食らうでしょう。だから、社内では誰にも相談しませんでした。

 江川さんを巻き込んだことに批判があります。でも、そもそも突然江川さんの人事を言い出したのは誰なんでしょうか。原監督という名前が挙がっていますが、渡邉さんが現場の人間を巻き込んでいる気がしてなりません。私は、現場を巻き込みたくない。

―― 日本シリーズの開幕前日の会見ということもあり、その点が清武さんに対する批判の対象にもなった。


「ほとんど見ていない」はとんでもない嘘

清武:正直に申し上げて、あのタイミングしかなかった。日本シリーズが始まると、最長で10日くらいの期間が空いてしまう。その間に、どんどん(人事の)話が進んでいってしまいかねない。実際、既に江川さんの身分照会をしていましたから。このタイミングを逃すと、日本シリーズ終了時には、正規の手続きで決まっている人事を渡邉さんが覆してしまう。それを阻止するには、あのタイミングしかなかったんです。私は現場の立場で、コーチや選手を守らなければいけない。ほかに守る方法があれば、どうか教えてほしい。

 11月4日、渡邉さんは記者団に対して「俺は何にも報告を聞いていない。俺に報告なしに、勝手にコーチの人事をいじくるのはありえん。俺は知らん。責任持たんよ」と発言した。

 これには、私も桃井オーナー(当時)も心底、驚かされました。だって、10月20日にうかがった際に、丁寧に説明しましたから。

―― 朝日新聞の記事では、渡邉会長は「説明を受けたのは15分くらい」「紙を渡された」が「実際はほとんど見ていなかった」とコメントしているが。

清武:ほとんど見ていない、というのはとんでもない嘘だ。15分という時間についても、私はもう少し長い時間をかけて丁寧に説明したと記憶しています。でも、この際、何分だったかは重要ではありません。

 私と桃井さんは、来期のチーム構想や補強のポイントを話しています。コーチがどう入れ替わるかなどを、5ページの紙をめくりながら細かく説明しました。

 渡邉さんはご高齢で忘れっぽいところもありますから、ゆっくりとした口調で、懇切丁寧に説明したつもりです。それを「見ていない」と片付けるのは、どう考えても納得できません。

―― 渡邉氏に来期の人事構想を説明した10月20日は、クライマックスシリーズが始まる前だった。渡邉氏は、クライマックスシリーズでの敗退を受けて人事を変えるのは当然だ、と主張している。

清武:もし、そうならば、10月31日に(クライマックスシリーズで)敗退してすぐに、私や桃井さんに相談があってしかるべきではないでしょうか。

 11月4日まで5日間もありました。その間に何も言わず、突然「俺は何にも報告を聞いていない」として白紙に戻そうとする。この発言は重い。翌日、あるコーチと契約することになっていましたが、その予定が飛んでしまった。あるスポーツ紙は、「コーチ人事白紙」という記事を載せました。当人は、すでに内示を受けているし、契約しようと考えていたわけですから、不安を感じたと思います。担当者に、「どうなってるんだ」と説明を求めてきたのも当然でしょう。

 そもそも10月20日の時点で、「クライマックスで負けたら、人事を変える可能性がある」と言うべきでしょう。そうなら、こちらとしても動き方を変えたとは思います。

 ただ、球団の人事は、クライマックスシリーズ終了後に着手しているようでは間に合わないのが実情です。来季に向けてすぐに秋季キャンプが組まれますが、そこで契約を解除されるコーチが指導しているのはおかしいでしょう。彼らの生活もかかっている。辞令だけではなくて、契約の日程も既に組まれていました。

―― 経営という視点では、最近の巨人はかつての「金満球団」というイメージから脱しつつある。そうした面で、「江川招聘」をどう見るか。


「金満批判」を超えて

清武:球団経営の観点からしても、「鶴の一声」の影響は大きい。だって、突然、大きなコストが発生するわけですから。江川さんを招聘したら1億円近くかかると言われている。球団の経営規模で、突然、1億円の支出を決められてしまっては、黒字化や利益拡大を至上命題としているのに、大きな負担になります。現場で日々、切り詰めているのに、たまったものではありません。

 私が読売新聞から巨人に移ったのは2004年のことでした。当時、明治大学の一場(靖弘)投手に渡した裏金問題で渡邉さんがオーナーを辞任しました。その時、私は巨人の編成を任せられたんです。「これまでの巨人のチーム運営を変える」というのが私に課せられた使命だと思いました。「金満」補強と揶揄され、自前で選手を育成できないと見られていました。そんな汚名を晴らしたかった。

 勉強しながら、「ベースボール・オペレーション・システム」と呼ばれる選手管理とチーム強化の錬成システムを構築しました。時間をかけてチームの体質を変えて、多くの若手選手が育ってきました。

 ファンあってのプロ野球です。顧客が何を求めているのか、常に意識することは巨人だって必要なことです。ファンが求めていることは何なのか。強いチームに越したことはないのですが、やはり「自前の選手育成」があってこそ、ファンを魅了できる。

 まあ、渡邉さんは「江川なら人気があるから集客できる」と考えたのかもしれません。ただ、指導者が目立つだけではダメなんです。やはり、試合で活躍する選手たちが人気があって強くなければ意味がない。

 坂本(勇人)選手や藤村(大介)選手といった、高卒から育成してきた選手や、山口(鉄也)投手や松本(哲也)選手といった育成枠出身の生え抜きが一軍の舞台で活躍する。女子高生が制服の上に坂本のユニフォームを着て東京ドームで応援するようになりました。こんな光景を見て喜んだのは、私だけではないでしょう。私が編成を担当するようになって、巨人は育成できる球団になってきたという印象に、徐々にですが変わってきている。

 それを、鶴の一声で元に戻してしまおうとする。昔の商店経営のような感覚でおっしゃっている気がしてなりません。

―― コーチの人事権がないとすれば、巨人におけるGM(ゼネラル・マネジャー)とはどういう役割があるのか。「名ばかりGM」という見方もありますが。


ナベツネ経営の功罪

清武:そうであってはなりません。GMだけではありません。オーナーもそうです。(渡邉氏が)オーナーとGMを飛び越えて、現場の監督を巻き込んで人事を変更する。プロ野球におけるオーナーやGMという役職を軽視しているとしか思えません。

 「鶴の一声」も、これまでコーチについては特にありませんでした。選手補強の意見はうかがっており、受け入れてきたこともありました。ただ、今回のような横暴はありませんでした。
 今回、渡邉さんの声明文によると、原監督からの提案だという。もし、それが本当なら、監督が人事を決めるのは「越権行為」でしょう。

 なぜ、GMである私やオーナーの桃井さんを飛び越えて、原監督と渡邉会長が人事について決定したのか。その真意は私には分かりません。渡邉会長に聞いてください。

―― 新聞時代も含めて読売グループ内にいて、渡邉氏の存在はどう映っていたのか。

清武:強大な力を持っている。悪いこともあるが、良いことも多い。例えば、3軍制の導入や保有選手枠の拡大など、プロ野球を変えるためのアイデアも持っていた。

 ただ、根底に「個人商店」に近い経営思考があったのも事実でしょう。これだけ多くのファンがいて、日本の文化として根づいているものにもかかわらず(球団と球界を)私物化している。

 プロ野球の最高意思決定機関はオーナー会議です。だが、オーナーではない人物の言葉が、オーナー会議よりも重く受け止められて、影響を及ぼしてきました。ここに疑問を感じている人は少なくない。だからこそ、渡邉さんには名誉ある撤退をしてほしかった。

 選手一人ひとりの技術レベルを上げてチームを強化するボトムアップと、トップダウンであるオーナー会議の双方がきちんと機能しなければ、日本のプロ野球は成長しません。現場だけでなく、トップの人たちの意識改革も併せて必要だと思います。

―― 自身の今後をどう考えているか。

清武:今はそんなことは考えていません。考えるような人間だったら、そもそも会見を開きませんよ。先は分かりませんが、真っ直ぐに生きる。後悔しないように生きるだけです。

     ***************

         以上、「日経ビジネスオンライン」
    【清武巨人前代表・独占90分 「涙の会見」の真相を語ろう】
                         引用終わり


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