今日のニュースによると、福島第一原発周辺の住民の外部被曝量が
【福島県が実施している県民健康管理調査】結果からの推計として
発表されたらしい。 (読売:2011年12月9日 13:20)
福島住民の外部被曝、最大14ミリ・シーベルト
(読売新聞) - 2011年12月9日(金)13:20
それによると、調査対象は当該地域の 【2万9000人】
問診票に記入してもらった結果を推計して算出されたもののようだ。
今回の発表は、そのうち、県への返信が早かった住民1730人
について、3月の事故発生から4か月間の外部被曝量を推計したもの。
ほとんどは、【5 ミリ・シーベルト(mSv)】 以下
約半数が、一般人の年間被曝基準値の 【1 mSv】 以上
【10 mSv】以上は約10人(なんで僅か10人に『約』が付くのか?)
住民の最大の被曝量は、【14 mSv】
最大は同原発の作業員の 【37 mSv】
ということである。
しかし、この記事の最後に不吉な結果が・・・
【同県郡山市は8日、市内の小中学生4人の10月5日から約1か月間の積算放射線量が0・40ミリ・シーベルトを超えていたと発表した。年間に換算すると、4ミリ・シーベルト以上になるという。】 (読売:2011年12月9日 13:20)
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一方、先だって緊急入院し、東京電力福島第一原子力発電所長を
1日付で退いた吉田昌郎氏(56)が 【食道がん】 であると発表された。
福島第一原発・吉田前所長の病状は食道がん 東電が発表
(朝日新聞) - 2011年12月9日(金)12:50
また、東京電力から事故後の 吉田前所長 放射線の被曝線量は、
【約 70 mSv】 だった と、発表された。
そして、「病気と事故の復旧作業で浴びた放射線との因果関係はない」
との見解を示すことを東電は忘れなかった。
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さて、もう一つ食材の残留放射能汚染による 「内部被曝」 について、
強調しておきたいことがある。
二本松市でも規制値超=汚染米、3市に広がる―福島
(時事通信) - 2011年12月7日(水)22:03
学校給食に関する文科省と厚労省とのいがみ合いは、ちょっと置いといて。
今日、言いたいのは、米などの食材の残留放射能が、【500 Bq】
の暫定基準値を越したからとして、出荷停止になり 『大問題』 となって
いるが、逆に見れば、【499 Bq】 以下の食材は、何ら 『問題なく』
流通していると云うことであり、数値表示もされていないようである。
この基準が、『暫定基準』 とされているのは、政府が将来責任回避を
するための 『方便』 ではないかと思う。
そして、この 『暫定基準』 は、ドイツなど欧州の許容値の約100倍の
高さであり、ウクライナよりも遥かに高く、極めて危険なレベルなのである。
そのような、危険な 『暫定基準』 以下であったとしてクリアした食材が
『安全な食材』 として、幼児も含む国民に 『無警告で』 提供され、
食されているのである。
あなたも わたしも その子どもも 孫も・・・
この 『安全な食材』 を今日も食べ続けているのである。
日本の近未来は、チェルノブイリを上回る悲惨な状態になるのではないか!
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福島住民の外部被曝、最大14ミリ・シーベルト
(読売新聞) - 2011年12月9日(金)13:20
東京電力福島第一原発事故を受け福島県が実施している県民健康管理調査で、警戒区域や計画的避難区域に指定されている飯舘村など3町村の一部住民の外部 被曝 ( ひばく ) 線量を推計したところ、約半数が、一般人の年間被曝基準値の1ミリ・シーベルト以上だったことがわかった。
原発周辺の住民の外部被曝量の実態が明らかになるのは初めて。
県などによると、ほとんどは5ミリ・シーベルト以下で、10ミリ・シーベルト以上は約10人いた。最大は同原発の作業員の37ミリ・シーベルト。住民の最大の被曝量は14ミリ・シーベルトで、原発事故から避難する際、放射線量の高い地域を通って被曝した可能性があるという。
県民健康管理調査は原発事故時の全県民が対象。警戒区域や計画的避難区域の飯舘村、浪江町、川俣町山木屋地区の住民約2万9000人については、6月下旬から7月中旬にかけて、先行して問診票を郵送し実施。今回の結果は、そのうち、県への返信が早かった住民1730人について、3月の事故発生から4か月間の外部被曝量を推計、県立医科大と放射線医学総合研究所が分析した。県は月内に調査結果を公表する。
また、同県郡山市は8日、市内の小中学生4人の10月5日から約1か月間の積算放射線量が0・40ミリ・シーベルトを超えていたと発表した。年間に換算すると、4ミリ・シーベルト以上になるという。
福島第一原発・吉田前所長の病状は食道がん 東電が発表
(朝日新聞) - 2011年12月9日(金)12:50
東京電力は9日、体調不良を理由に東京電力福島第一原子力発電所長を1日付で退いた吉田昌郎氏(56)が食道がんであると発表した。事故後の放射線の被曝(ひばく)線量は約70ミリシーベルトだった。東電は改めて、病気と事故の復旧作業で浴びた放射線との因果関係はないとの見解を示した。
東電によると、吉田前所長は9日、福島第一原発に赴き自らの病状を公表した。東電はこれまで、病名と放射線の被曝線量については、本人のプライバシーを理由に公表していなかった。
吉田前所長は3月11日の東日本大震災発生以来、事故収束の陣頭指揮にあたってきた。病院で検査したところ異常が見つかり、11月24日から治療のために入院していた。
東電は放射線医学総合研究所の見方として「食道がんは発症までに少なくとも5年はかかり、発症と事故収束のために被曝した放射線との因果関係はない」と説明した。
二本松市でも規制値超=汚染米、3市に広がる―福島
(時事通信) - 2011年12月7日(水)22:03
福島県は7日、二本松市の一部地域で生産されたコメから国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。規制値を超えたのは福島市と伊達市に次いで3市目。コメは農家の自宅などに保管されており、市場には流通していない。
汚染米が見つかったのは二本松市の旧渋川村の農家1戸で、780ベクレルのセシウムが検出された。県は出荷自粛を要請、国も出荷停止を指示する見通し。
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