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今こそ電源周波数の統一を! 50Hz・60Hzの併用は日本だけの異常!

2012-03-09 19:26:14 | 政治
2012年3月9日(金)

 日本には不思議なことに明治以来、電源周波数が東日本と西日本で異なる。

およそ、糸魚川静岡構造線(フォッサマグナ)当たりを境界にして

東日本は【50Hz】 西日本は【60Hz】 。

 これは当時の電力会社が、西日本はドイツ式?、東日本はイギリス式?

発電機を導入したことに端を発するようだ。

 そのまま、百年以上も不自由な対応を迫られて来たのだ!

 東日本大震災は、原発の危険性と共に、発電と送電の分離を促そうと

しているが、東西の電源周波数の違いはそのままで、変換器を増強する

方向で解決しようとしている。

 その費用は電気料金に上乗せされるらしい。

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 しかし、私は今こそ電源周波数を統一するべきだと思う。

国民は東日本から西日本に(又はその逆の)引越しをした場合に

自己負担で機器の変更をしなければならない。

 それを考えれば、周波数が変わっても引越しと同じようなものだ。

 その上、最近の電気機器の大半は、どちらの周波数にも対応できる

ようになっている。

 大体、ジデジカ(地上デジタルTV)切り替えの時は、国民の多くの

反対を押し切ってでも電気機器製造会社に特需をもたらす方を重視して

強制的に切り替えたではないか?

 原発を含め、耐用年数が迫っている発電所も少なくない。

今こそ、電力会社の負担で発電機の周波数を統一するべきである。

「絶好のチャンス」と言えば、被災地の方に申し訳ないが、これだけの

犠牲を払ったのに元の木阿弥ではやるせないではないか?

 原発はこのまま廃絶し、発電所の発電機の周波数を一気呵成に統一

するべきだ! この機会を活かさない手はない!


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震災教訓、東西の電力融通倍増へ…電事連
 (読売新聞) - 2012年3月8日(木)15:21

 電気事業連合会は、電力周波数が50ヘルツの東日本と60ヘルツの西日本の間で電力を融通するのに必要な周波数変換施設の能力を倍増する方針を、明らかにした。

 東日本大震災直後、電力不足に陥った東日本に、西日本から十分な電力を送ることができなかった反省を踏まえたものだ。しかし、拡充にかかる巨額の費用は電気料金に上乗せされる。

 周波数変換能力を、現在の約100万キロ・ワットから210万キロ・ワットに倍増することを目指している。

 具体的には、静岡県に2か所、長野県に1か所の計3か所ある周波数変換施設の能力を増強したり、新たな施設や送電線を長野県方面や日本海側に設けたりすることなども検討する。増強に伴う費用は1320億~3550億円で、10~20年かけて整備する方向。

 一方、増強にかかる費用は、電気を送る際にかかる託送料金の原価に盛り込まれて回収される仕組みとなっており、電気料金に上乗せされる。


電力各社 周波数変換設備を増強 東西の融通拡大
 (産経新聞) - 2012年3月8日(木)08:10
 

 電力会社で組織する電気事業連合会は7日、東日本と西日本で異なる電気の周波数を変換する設備を業界として増強する方針を固めた。従来は平成24年度中に計120万キロワットとする計画だったが、90万キロワット分を上積みして計210万キロワットとし、東西間の電力融通を拡大できるようにする。費用は最低1320億円と試算し、各社が電気料金に上乗せして回収する方向だ。

 東日本大震災では変換設備の制約で東京電力や東北電力管内に西日本から十分な電力を供給できず、計画停電を余儀なくされた。このため設備増強が不可欠と判断した。経済産業省も研究会を設けて設備増強を検討しており、各社はその結果も踏まえて着手する。

 周波数は東日本の東電、東北電、北海道電力が50ヘルツ、西日本の中部電力や関西電力などが60ヘルツ。東西間の電力融通には変換設備が必要で、現在は東電や中部電などが3カ所保有し、変換能力は計約100万キロワットだ。中部電が24年度中に20万キロワット分増強することも決まっている。

 電事連は過去の大規模地震などを踏まえ、地震で失われる発電量が10%程度になると想定。電力需要に対する供給余力を示す予備率3%を確保するには変換能力をさらに90万キロワット増強する必要があると判断した。その上で7日の経産省研究会で、90万キロワットを前提とする具体的な増強方法として(1)既存変換設備の増強(2)既存設備の増強と別の新設設備の組み合わせ(3)日本海側に設備を新設-などの5案を提示。概算工事費は1320億~3550億円と試算した。

 大規模地震の際には全国で電力不足が生じる恐れが高いため、すべての電力会社が費用を拠出する可能性もある。

 用地買収などの問題もあり工期は最短でも10年程度を想定。日本海側に変換設備を新設する場合は20年以上の可能性があるという。

 




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