今日は、朝日新聞Web記事から引用して手抜きです。
内容は、重要ですのでお読みいただければ幸いです。
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脱原発、母100人の姿
福岡へ避難の写真家が出版
朝日新聞 - 2012年11月22日(木)03時00分 【斎藤徹】
東京電力福島第一原発事故による放射能の影響から子どもを守ろうと、九州などに避難している母親らを撮った写真集「100人の母たち」が出版された。撮ったのは、東京から福岡へ避難した写真家で2児の母。子を守る母の強さや美しさを通して、静かに「脱原発」を訴える。
■「子守る覚悟、伝えたい」
写真家は亀山ののこさん(36)。わが子を抱っこしたり、じゃれあったりしながらほほえむ100人の表情を収めた。被写体は福島の母親や、各地から福岡などへ避難した20~40代の母親ら。妊娠中の女性も撮った。授乳の場面などセミヌードも多い。「女性の美しさと覚悟みたいなものも表現したかった」と話す。
東京で広告や雑誌の写真を撮っていた亀山さん。原発事故の6カ月前に双子の息子を産んだばかりだった。放射性物質が東京にも飛散していると聞き、「子どもを危険にさらす原発をなくすために、私ができることは写真を撮ること」と、同じように脱原発の思いをもつ母親らを撮り始めた。ブログで写真を公表することで、原発反対の思いを伝えたいと考えた。
撮影の希望者も増え、自費で秋田から沖縄まで回った。「無限の生命力をもつ子を守りたい。母親の本能に突き動かされた」
昨年8月、夫(36)と一家4人で福岡市中央区へ避難。夫はバイク店で働き、亀山さんは撮影の営業を続けながらの作業だった。
人づての紹介で話を聞くと、原発への意見を持っていても言い出せない人がたくさんいた。放射能や食品汚染のとらえ方で意見は違っても、「原発は危険」の思いは同じだった。「私で力になれるなら」と、撮影に応じてくれた母親もいた。
福島から福岡へ避難し、いまは秋田市に住む阿部恵さん(33)は子ども3人と木に登っている写真を撮ってもらった。「避難しなければならなかったつらさを知ってもらいたかった。優しい母親の気持ちで反原発を訴えたいという思いにも共感できた」と話す。同じ思いを抱くお母さんがたくさんいることが写真集でわかって、涙が出たという。
〈私たちは原発のない世界を望みます。このわが子のために〉〈子どもたちがみんな笑顔でいられる未来になりますように〉。写真集には、子への愛情や原発への憤りを込めた母たちのメッセージも添えた。
亀山さんは「お母さんたちは子どもといるとキラキラ輝いていた。彼女たちの優しさを通して『脱原発』の思いを広げていけたら」と話す。南方新社(099・248・5455)刊。税込み1890円。亀山さんへの連絡はメール(info@nonoko-foto.com)で。
◇
福岡・天神のジュンク堂書店で、この写真集のパネル展を開催中。
12月からは福岡市博多区の丸善博多店でも開く。
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