2013年1月12日(土)
この番組で紹介された福島原発爆発直後の【放射性ヨウ素131】の拡散の様子は
これまで放射性セシウムの拡散の様子を示した動画よりも遥かに広範で
関東から静岡地方まで及ぶものであった。 恐ろしい限りである。
政府が、根拠もなく「安全だ」と宣言したことで、極一部でしか測定が
行われず、半減期8日間の【放射性ヨウ素131】の拡散の追跡は不可能となった。
そういう中でも高齢の学者たちの努力によって拡散状況を再現しようとする
取り組みが紹介されていた。
自動測定できるモニタリングポストの殆どは津波で流されたり、停電で機能が
失われたりしてデータが収集できなかった中で、福島県は福島県原子力センター
の職員を現地に派遣して、2011年3月12日・13日の二日間測定し、基準の33倍の
最高165Bqを検出したが、文部科学省により『職員の安全確保』の口実で
測定を禁止したと云う。 推移を見るデータが欠落したのである。
その後の職員の奮闘により、破壊されていたモニタリングポストの5ヶ所で
データが蓄積されていることが発見され、拡散状況の時系列的なデータが
入手できたのである。
福島県原子力センターの職員の身体を張った行動とリタイアした高齢の
研究者たちの追究には敬服せざるを得ない。
以下、長くなるので省略するが、極めて重大な内容の報道であった。
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シリーズ東日本大震災
空白の初期被ばく
~消えたヨウ素131を追う~
NHKスペシャル - 2013年1月12日(土) 午後9時00分~10時13分
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この番組で紹介された福島原発爆発直後の【放射性ヨウ素131】の拡散の様子は
これまで放射性セシウムの拡散の様子を示した動画よりも遥かに広範で
関東から静岡地方まで及ぶものであった。 恐ろしい限りである。
政府が、根拠もなく「安全だ」と宣言したことで、極一部でしか測定が
行われず、半減期8日間の【放射性ヨウ素131】の拡散の追跡は不可能となった。
そういう中でも高齢の学者たちの努力によって拡散状況を再現しようとする
取り組みが紹介されていた。
自動測定できるモニタリングポストの殆どは津波で流されたり、停電で機能が
失われたりしてデータが収集できなかった中で、福島県は福島県原子力センター
の職員を現地に派遣して、2011年3月12日・13日の二日間測定し、基準の33倍の
最高165Bqを検出したが、文部科学省により『職員の安全確保』の口実で
測定を禁止したと云う。 推移を見るデータが欠落したのである。
その後の職員の奮闘により、破壊されていたモニタリングポストの5ヶ所で
データが蓄積されていることが発見され、拡散状況の時系列的なデータが
入手できたのである。
福島県原子力センターの職員の身体を張った行動とリタイアした高齢の
研究者たちの追究には敬服せざるを得ない。
以下、長くなるので省略するが、極めて重大な内容の報道であった。
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シリーズ東日本大震災
空白の初期被ばく
~消えたヨウ素131を追う~
NHKスペシャル - 2013年1月12日(土) 午後9時00分~10時13分
放送日時
2013年1月12日(土)
午後9時00分~10時13分総合
福島第一原発事故の後、政府や東京電力は各種調査に基づき、一般住民に対する放射能の健康影響はほとんど無いと説明してきた。
しかし見過ごされている被ばくがある。事故直後に大量放出された放射性物質・ヨウ素131の影響だ。
この放射性物質はチェルノブイリ事故後に急増した子どもの甲状腺ガンとの因果関係が科学的に立証されている。
ただし半減期8日と短時間で消滅するため、放出直後の被ばく回避措置、そしてヨウ素が消える前の正確な被ばく調査が重要となる。
ところが今回はいずれも行われなかった。その結果として、被災地では事故から1年半を過ぎて乳幼児を抱えた親たちの間で不安が膨らみ続けている。
被災者にとってヨウ素被ばくの目安を知っておくことは、今後のガン検診や予防対策に決定的な意味を持つ。
住民の切実な要望にこたえようと、研究者がヨウ素被ばく量の実態に迫ろうとしている。また一方では、放射能測定や気象の専門家チームがセシウムではなくヨウ素の放射能汚染地図を作成に挑んでいる。
様々なアプローチによってヨウ素被ばくの空白が明らかになる中、汚染にさらされた福島県の自治体は独自の健康対策に乗り出し始めた。
番組では最新の科学技術によって失われた時をさかのぼる研究者たちの実証的な知見を総合し、初期被ばくの実態を解き明かす。
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