理化学研究所や同僚研究者が、主要な責任を小保方晴子さんに押し付けて
自らは逃げの姿勢を作っているのに業を煮やした小保方さんが、長い沈黙を
破って、正面から反論したと云う。
しかし、その反論の仕方はメディアに堂々と出演して疑問に応えるのではなく、
弁護士を通じて一方的にコメントを発表すると言う方法だったので、
説得力には欠けるものになったと思う。
今回の『捏造事件』。 小保方さんのデータ採用・提示にも問題があった
のは確かなようだが、全体として見ると、『研究成果』を華々しく打ち上げるための
広告塔 ないし ゆるキャラ にされた可能性が濃いように私には見える。
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STAP論文、不正認定=「捏造」小保方氏は反論―理研調査委が最終報告
(時事通信) - 2014年4月1日(火)13:23
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらが英科学誌ネイチャーに発表した新万能細胞「STAP(スタップ)細胞」論文について、理研の調査委員会(委員長・石井俊輔理研上席研究員)は1日、最終報告書を公表した。疑問とされた6項目のうち2項目について、小保方氏の不正行為があったと認定。博士論文の画像に酷似した実験条件の異なる画像を、ネイチャー論文に使ったのは「捏造(ねつぞう)に当たる」と判断した。
小保方氏は代理人弁護士を通じ、「驚きと憤りの気持ちでいっぱい。このままではSTAP細胞の発見自体が捏造と誤解されかねず、容認できない」とのコメントを発表。理研に不服を申し立てる考えを示した。一方、理研の野依良治理事長は、懲戒委員会を経た上で関係者を処分する考えを示した。
最終報告は、理研発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)の笹井芳樹副センター長や若山照彦山梨大教授ら他の研究者には不正行為がなかったと判断した。その上で笹井、若山両氏がデータの確認を怠ったと認定。「過失とはいえ、研究不正という結果を招いた。立場や経験などからしても、責任は重大」と指摘した。
小保方氏らは論文撤回の意向を示しており、撤回か同誌編集部による取り消しの公算が大きくなった。
最終報告によると、ネイチャーに発表した論文でSTAP細胞がさまざまな細胞に変わることを示した画像は、小保方氏が2011年に早稲田大大学院で博士号を取得した論文に使われた別の実験画像と酷似したものだった。小保方氏は調査委に対しミスと説明していたが、調査委は意図的に酷似した画像を使ったと判断した。
STAP論文最終報告「小保方氏が画像捏造」 理研、処分検討
(産経新聞) - 2014年4月1日(火)15:43
STAP論文:理研が調べた六つの疑問点 要旨
(毎日新聞)- 2014年4月1日(火)19:30
新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞」作製を報告した論文の画像などに疑問が指摘されている問題で、理化学研究所の調査委員会(委員長=石井俊輔・理研上席研究員)は1日、二つの実験データ画像に捏造(ねつぞう)、改ざんという意図的な不正があったとする最終報告を発表した。調査委員会の報告(要旨)は次のとおり。
◇1、小保方氏の博士論文(2011年)と酷似した画像がある→捏造(ねつぞう)と認定
脾臓(ひぞう)の細胞から作製したとされるSTAP細胞の画像が、実際には骨髄の細胞から作製したSTAP細胞であり訂正したいと2月20日に小保方、笹井両氏から申し出を受けた。小保方氏は「画像を取り違えた」と説明。その後この画像が、小保方氏の博士論文の画像に酷似することが判明した。調査委は画像の由来の追跡を試みたが、3年間の実験ノートが2冊しかなく追跡は不可能だった。論文の中核的なメッセージにあたる実験手法の違いを、小保方氏が認識していなかったとは考えがたい。このデータはSTAP細胞の多能性を示す極めて重要なものだ。小保方氏の行為はデータの信頼性を根本から壊すもので、その危険性を認識しながらなされたと言わざるを得ない。
若山照彦・山梨大教授と笹井芳樹・理研グループディレクターは指導する立場なのにデータの正当性に注意を払わず、捏造を許すことになった。研究不正を招いた責任は重大だ。
◇2、遺伝子の実験データ画像が切り張りのように見える→改ざんと認定
小保方、笹井両氏提出の画像や実験ノート、聞き取り内容などを分析した。その結果2枚の画像のうち、1枚を縦方向に引き伸ばす加工をして合成していると確認した。
データの誤った解釈を誘導する危険性を生じさせる行為と認定。当時の小保方氏にはこのような行為が禁止されている認識が十分になかった。実験結果をきれいに見せる図を作製したいという目的を持って行われたデータの加工で、科学的な考察と手順を踏まないものだ。
画像は、小保方氏の実験データを基に自ら作製したもので、笹井氏、若山氏、丹羽仁史プロジェクトリーダーは関与しておらず、容易に見抜くことは困難で、3人については研究不正はなかった。
◇3、実験手法に関する記載の一部が他人の論文の盗用の疑い→研究不正ではないと認定
小保方氏がドイツの研究者らの論文(05年)からコピーし、出典を記載せず記載したと判断。あってはならないが、何らかの意図で文献を引用しなかったとは認められず、また小保方氏は他の部分では出典を明記しており、研究不正と判断できない。
◇4、実験手法の記載(3と同じ部分)が、実際の手順と異なる→研究不正ではないと認定
この実験は若山氏の研究室のスタッフが行い、データを小保方氏に渡した。小保方氏は実験の詳細を知らないまま、若山氏らに確認せず論文を発表した。過失であり、不正といえない。記載内容の不正確さは若山氏が注意深くチェックしていれば防げたが、見逃したことは過失で、研究不正とは言えない。
◇以下は3月14日の中間報告で「不正でない」として調査終了
◇5、STAP細胞画像に不自然なゆがみがある
ネイチャー誌による編集過程で「ブロックノイズ」と呼ばれる画像のゆがみが生じた可能性があり、改ざんではない。
◇6、別の条件で実験したはずの2種類のマウスの胎盤の画像が似ている。
若山氏が「同じマウスを別の角度から撮った」と説明。小保方、笹井氏は「執筆の過程で構想が変わり、画像が不要になったが削除を失念した」と説明した。理研の規定の「改ざん」の範囲にはあるが、悪意は認められない。
◇まとめ
小保方氏 2点について研究不正があった。
若山氏と笹井氏 研究不正はなかったが、データの正当性と正確性について確認せずに論文を投稿しており、責任は重大。
丹羽氏 論文作成の遅い段階で参加しており、研究不正は認められない。
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