操船に関係する乗組員の、あまりにも非道い対応から3百人を超える
死者・行方不明者を出している、韓国旅客船「セウォル号」の沈没事故。
船長が真っ先に逃げ出し、救助されたときは「一般乗客だ」と嘘を言っていたが
その『最初に』救助される映像が、今頃になって、ようやく韓国海洋警察庁に
よって公開されたと云う。
一方では、乗客を守ろうとした若い女性乗組員も居て、死亡している。
事故発生後、それほど時間を置かずに、漁船数十隻や救命艇、ヘリコプターなどが
出動しており、救命胴衣を着けて海に飛び込めば、ほとんどの命が救えた可能性が高い。
朴大統領が、乗客を放置して逃げた乗組員を「殺人者」と呼んだようだが、
大統領の思惑はさておいて、それは確かに言えていると思う。
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乗員真っ先に脱出 旅客船沈没当時の動画公開=韓国当局
(聯合ニュース) - 2014年4月28日(月)11:50
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乗員真っ先に脱出 旅客船沈没当時の動画公開=韓国当局
(聯合ニュース) - 2014年4月28日(月)11:50
【木浦聯合ニュース】
韓国海洋警察は28日、旅客船「セウォル号」の沈没事故当時、乗組員が乗客を置き去りにして真っ先に脱出する様子などが映った動画を公開した。
この動画は最初に事故現場に到着した木浦海洋警察の救助艇の職員が携帯電話のカメラでところどころ撮影したもので、計9分45秒間、現場の様子をうかがうことができる。
木浦海洋警察の救助艇は16日午前8時58分に出動命令を受け、約30キロ離れた事故現場に9時30分に到着した。船はすでに左側に50~60度傾いた状態だった。
動画の冒頭では船室の外に乗客の姿が見えない。船室で待機を促す案内放送に従っていたとみられる。
救助艇が操舵(そうだ)室に横付けすると、操舵室に集まっていたイ・ジュンソク船長と乗組員7人が急いで救助艇に乗り移った。運航中に着用が義務付けられている制服を着ておらず、イ船長に至っては下着姿で、乗組員とは分からない。イ船長はその後、捜査本部の調べに対し、船の傾きがひどく脱出が難しかったと供述している。
操舵室の横には46の救命いかだが備えられていたが、これを開こうとする乗組員はいなかった。海洋警察の職員が一人、必死でボートを下ろそうとする姿が目撃されただけだ。
乗組員は救助艇に助けられた乗客約70人と共に、いち早く現場を離れた。乗組員が救助される間にも、船から海に飛び込む乗客の姿が見える。
救助艇到着から約20分後、船は90度近くまで傾き船体の半分ほどが海に沈み、甲板のコンテナも海に落ちようとしている。その周りで、総出動したヘリコプターや漁船が救助作業を行っている。救命浮輪などにつかまっていた乗客が救助艇に引き上げられ応急措置を受ける様子も見える。
この動画は合同捜査本部に渡され、重要な捜査資料として活用されているという。
セウォル号の乗客乗員476人のうち死者は188人、行方不明者は114人となっている。
事故当時、乗客を守ろうとした女性乗組員1人が死亡したが、主要乗組員15人は全員救助された。
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