JUNSKY blog 2015

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麻生内閣支持率 29% テレビ朝日 世論調査

2008-11-17 22:31:49 | TVレビュー
今更ながら、「景気後退」を政府が正式に認めたと言う。
何年遅れというべきか?!

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今日の「報道ステーション」(テレビ朝日)で、
麻生内閣支持率が3割を切った
という世論調査結果が大々的に報道されていた。

 解説によれば、福田内閣の支持率が3割を切ったのは就任6ヵ月後、安部内閣は参議院選挙惨敗後だったと言うが、麻生内閣は就任僅か2ヶ月で3割を切ったと言う、いわば「新記録」であるとのこと。
 福田首相が政権を投げ出した政権の末期でも、テレ朝の調査では33%の支持はあったそうだから、この数字はまさに政権末期を示すシグナルである。

 その上、選挙目当ての
  「定額給付金」は、国民の7割が不支持
音頭を取った公明党支持層でも支持は5割台にとどまり、3割が不支持と言う不人気ぶり。

望ましい解散の時期は、年末ないし年頭が4割、予算成立後の4月頃が2割強という意識状況。

コメンテーターは、「定額給付金」は、選挙の目玉どころか重荷になっており、早く済ませてしまいたいという状況だと説明していた。

しかし、今選挙をすると惨敗は目に見えており、とても解散できる状況ではないようだ。

 この番組では、自民党内の不協和音 も率直に伝えていた。
中には、下野することになるかも知れないが麻生内閣を打倒して選挙だ、との趣旨を発言する者も居た。
 それほど露骨ではなくても憤懣やる方なしの意見や、選挙をしないからこういうことになるなど、言わば言いたい放題のありさまになっており、党内の統制が全く取れていない状況を露呈していた。

 もう、こういう党に一刻たりとも政治を任せておけない。
一日でも早く解散・総選挙に追い込まなければならない。

 一方、こういう状況で自民党に非公開の党首会談を申し込んだ民主党の小沢代表の気持ちもよく解らない。
 あれだけ、国会でのメディアにも公開の「党首討論」からは逃げていたくせに、密室協議なら自ら申し入れるのか!?
 又また、『大連立』の話でもしたのではないかと勘ぐりたくもなるというものだ。

民主 党首会談を要請 新テロ法案 拒否なら採決応ぜず(産経新聞) - goo ニュース

民主・小沢氏の対応を批判=「新テロ法案と補正絡めるな」-共・社(時事通信) - goo ニュース

民主、2次補正なければ法案採決先送り 党首会談受け(朝日新聞) - goo ニュース



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サンプロで田原氏が昭和初期との酷似を指摘

2008-11-16 11:21:31 | 戦争と平和
田母神俊雄前航空幕僚長の問題が、今日11月16日のサンプロで討論された。
討論に参加したメンバーは、元自衛隊幹部と軍事評論を中心としている評論家・田岡氏であり、極めて偏った人選ではあるが、それでも問題点が幾つも明確になった。

 田母神“論文”について、元・自衛隊幹部以外の出席者は、極めて稚拙かつ手前勝手の切り貼りであることを明らかにした。
田岡氏は、自分に都合の良い情報だけをネタに“論文”を構築しているが、こういう情報管理で作戦を考えるのは大問題である。都合の良い情報だけを見てあとは見ないようにするのは、旧・日本軍の発想を引き継いでいる、との趣旨を発言し、こういう人物が航空自衛隊の最高指揮官であったことは大変なことである、と主張していた。
 また「“論文”が特選になったことから事態が大きくなった」と元・自衛隊幹部は主張していたが、
私はこの『懸賞論文コンテスト』は初めから出来レース(いわゆる『やらせ』)で、謂わば田母神“論文”を『特選』にするために仕組まれた懸賞だったと思っている。他の応募者はどうでも良く「枯れ木も山の賑わい」程度の位置づけだったと思う。
 田原氏もこれと同様の趣旨を発言していた。
 “論文”については、他にもさまざま議論されたが、このブログでも何度も書いているのでここまでとする。

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 田原聡一郎氏がその中で、現在の政治状況が、昭和初期の状況に酷似していることを指摘し、非常に危険な状況であることを強調。
議論の最後に、5・15事件、2・26事件のような事態が起こりかねないと警告を発した。

この感触は私の認識と同じだ。

田原氏の指摘した類似性は概要下記の通り(録画した訳ではないので多少ニュアンスの違いはあるかも知れないが・・・)
① 昭和4(1929)年の大恐慌で日本の経済も破綻
② 農村では農業が成り立たす、子女の身売りが日常化
  ⇒ 現在では形は変わるが非正規・不安定雇用での貧困化
③ 政治の無能・貧困
④ 帝人事件(1934年)をはじめとする企業不祥事の連続
⑤ 昭和6(1931)年 満州事変(侵略)
⑥ 昭和7(1932)年 5・15事件
⑦ 昭和11(1936)年 2・26事件 

・・・(以下、記憶漏れ)

 これらの状況と現在の状況が如何に酷似しているかを説明した上で、
「現在の状況は極めて危険な状況だと思う」と強調し、
「言論クーデター」だけに終わらないのではないかと指摘したのである。

 討論に参加していた元・陸上自衛隊幹部の志方氏は、
「実力クーデターは絶対にありえない」ことを強調。

 しかし、軍隊の暴走は、いつもそのような楽観論に幹部が埋没している隙に制服組によって着々と醸成されていたのではなかったか?
 討論では、田母神“論文”は、そのような自衛隊内部の憤懣に対する「ガス抜き」的な側面もあったのではないかという『弁護論』もあったが、
私は「ガス抜き」よりは、むしろ「鼓舞する」ものであったと捉えている。

 【ポラリス】 にも「?」付きで書かれていたが、クーデター計画は「全く荒唐無稽」なものと言い切ることはできないものと思う。
 特に、安倍内閣崩壊後の政権の無能さと「ていたらく」を見るにつけて、『意識ある将校』が、これらの状況を打破したいという欲求を募らせるのは有り得ることではないか?と懸念する。

 「ポラリス」にも書いていたが、相次ぐ軍隊の暴走やクーデター(「血盟団事件」「5・15事件」「2・26事件」など)そのものは、短期間に制圧されたが、その後の政治が軍隊の意向をおもんばかるものになり、軍隊の暴走になったことを忘れる訳には行かない。

 本当に恐ろしい事態が進行しているのではないだろうか?


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11/13 自衛隊の侵略美化の幹部教育 井上議員が追及


空幕人事教育部長も投稿後押し
          ロイター 2008年 11月 14日 19:10

田母神俊雄前航空幕僚長が歴史認識に関し政府見解を否定する論文を発表した問題で、空幕教育課が懸賞論文を知らせる新聞記事を全国の部隊に送った後の6月中旬、その上司に当たる空幕の人事教育部長名でも懸賞論文の周知徹底を求める文書を送っていたことが分かった。外薗健一朗空幕長が14日の定例会見で明らかにした。空幕が組織的に投稿を後押ししていたことがあらためて浮き彫りになった形だ。



空自の懸賞論文大量投稿問題、「防衛監察本部」が調査開始(読売新聞) - goo ニュース

空幕部長名でも論文要綱送付 空幕長は組織性否定(朝日新聞) - goo ニュース

空幕人事教育部長も投稿後押し 各部隊に懸賞論文の周知依頼(共同通信) - goo ニュース

解散先送り 小沢代表が首相批判

2008-11-15 22:03:56 | 政治
 朝日新聞によれば、麻生首相が、よりにもよってアメリカで、解散先送りを表明したらしい。

【麻生首相は14日昼(日本時間15日未明)、衆院解散・総選挙の時期をめぐり、「景気対策を考えたら、予算はきちんと年度内に(成立させて)スタートさせるのは大事なことの一つだ」と述べ、来年度予算成立後の来年春が軸となるとの考えを示した。】 asahi.com 2008年11月15日(土)12:04

衆院解散、来春以降を示唆 首相、予算の年度内成立優先(朝日新聞) - goo ニュース


 これについて民主党の小沢党首が批判したと言うが、まぁ当然のことだ。

 このブログでも何回か書いたが、麻生首相は自らの意志で解散したかったにも係らず、解散で勝ち目を予測できる調査結果が全く出ない中で、結局解散の機会を逸してしまった。

 この朝日新聞の記事では4月の可能性を書いているが、この頃になれば「どうせここまで来てしまったんだから任期満了まで続けるか?」となり、だらだらと任期満了までやってしまうに違いない。
 しかし、麻生内閣が続けば続くほど、国民の苦難は深まり続けるので、野党が結束して「どげんしてでも」麻生内閣を倒して欲しい。

解散先送り「自分勝手な論法」
  民主・小沢代表が首相批判

         朝日新聞 2008年11月15日20時17分

 民主党の小沢代表は15日、訪米中の麻生首相が衆院解散・総選挙の時期を来年度予算成立後の来年4月以降に先送りする考えを示唆したことについて、「総理大臣の地位を継続させるための自分勝手な論理としか思えない」と厳しく批判した。高知市で記者団の質問に答えた。

 首相が解散先送りの理由に「景気対策を考えたら、予算はきちんと年度内に(成立させて)スタートさせるのは大事なこと」と述べたことについて、小沢氏は「景気対策が必要なら(第2次補正予算案を)なぜ今、(臨時)国会に出さないのか。そんなに大事なら、今早く出せばいい。それなのに来年の話をしているようでは筋道が通らない」とも指摘した。

 同党の鳩山由紀夫幹事長も15日、那覇市で記者団に「首相の論理は破綻(はたん)している。(来年度)予算成立を早めたいなら、なぜ第2次補正予算案の提出を遅らせるのか。何が『政局より政策』だ」と語った。

 一方、首相の発言に関連し、公明党の山口那津男政調会長は15日のテレビ番組で、「(解散は)年内はやりにくいと思う」としたうえで、「政策、予算を国民に提示するチャンスはそう何度もあるわけではないから、そうした中でベストな機会を総理が選択する」と述べた。

 2008年11月15日(土)20:17

解散先送り「自分勝手な論法」民主・小沢代表が首相批判(朝日新聞) - goo ニュース

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首相、来春以降の解散示唆 予算「年度内成立が大事」(共同通信) - goo ニュース

解散、来春以降を示唆=予算の年度内成立「大事」-麻生首相(時事通信) - goo ニュース

来春以降は「常識的」=衆院解散、国会混乱への懸念も-自民(時事通信) - goo ニュース





結局、定額給付金は『金持ち』にも支給するって

2008-11-14 12:19:47 | 政治
 今日は、10月から11月の休日に殆ど出勤した分の内1日だけ振り休をとった。

昼のNHKニュースを見て驚いたことには、
「定額給付金」の所得制限について、事実上断念したらしいことを記者会見で発表していた。

 昨日までは、自治体の裁量で「所得制限の方法を検討してほしい」として、「所得制限」を行うことが本筋で、それを自治体に丸投げしたものと批判の渦に直面していた。

 特に、自治体側からは、事実上所得制限を設けるのは無理筋であるとの反発が、折から開催されていた「全国市長会」などの場で殺到していた。

 その混乱をおもんばかってか、今朝の麻生総務大臣とか与謝野大臣とかの記者会見では、「所得制限を設けない」ことを基本として位置づけを大転換した。
 鳩山大臣の記者会見は無責任極まるものである。曰く、自治体で「所得制限」を設けるのは勝手だが、それはその自治体の責任でやってくれ(要旨)というものである。
 こういう言い方をしたと言うことを聴いた自治体が「所得制限」を設けることはありえず、事実上「所得制限」を撤廃したに等しい。

 まさに政権末期の混乱状況である!

定額給付金 市町の支給実務支援策 検討 佐賀県が会議発足(西日本新聞) - goo ニュース

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マンガおたくの麻生首相は漢字が苦手!?

2008-11-13 23:40:13 | 政治

「頻繁」を「はんざつ」=麻生首相、読み間違い連発
        時事通信 2008年11月12日(水)22:30
 麻生太郎首相が12日、母校の学習院大学で開かれた日中両国の交流事業「日中青少年歌合戦」でのあいさつで、「頻繁」を「はんざつ」と言い間違える場面があった。

 首相は、用意した文書に目を落としながら、12月に日本で開かれる日中韓首脳会談に触れ「1年のうちにこれだけ『はんざつ』に両首脳が往来したのは過去に例がない」と語った。さらに、今年5月の四川大地震に関するくだりでは「未曽有の自然災害」を「みぞゆう」と読み誤った。

 首相は7日の参院本会議でも、自らの歴史認識を問われ、アジア諸国への侵略を認めた1995年の村山富市首相談話を「踏襲する」と言うべきところを「ふしゅうする」と答弁している。 

「頻繁」を「はんざつ」=麻生首相、読み間違い連発(時事通信) - goo ニュース

「みぞうゆう」の災害? 首相、あいさつで読み間違い(朝日新聞) - goo ニュース

みぞうゆう?ふしゅう??…麻生さんは漢字苦手?(読売新聞) - goo ニュース

「村山談話をフシュウ?」、首相誤読 議事録は「踏襲」(朝日新聞) - goo ニュース

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前・航空幕僚長 国会証言問題 河北新報社説

2008-11-12 09:25:04 | 憲法
前・空幕長 田母神俊雄氏が参議院での参考人質問で“証言”した憲法(第99条)違反発言で、仙台を中心に東北地方で発行されている河北新報は、以下の社説を掲載しています。

全文引用して紹介します。

前空幕長参考人招致
  /組織的関与さらに解明を

          河北新報【社説】 2008年11月12日
 懸賞論文への100編近い応募は、どの程度、組織的な声掛けがあってのことだったのか。
 田母神俊雄・前航空幕僚長を参考人として招致したきのうの参院外交防衛委員会での質疑は、そこが焦点の一つだった。

 前空幕長は応募の直接的な指示は否定した。しかし、部下の課長に懸賞論文の募集を「紹介」したことは認めた。
 空自トップからの紹介が、どんな影響を及ぼし、実際の効果を派生させたか。この点をさらに解明する必要がある。

 現役の自衛隊幹部が政府見解に反する歴史認識を公に表明することの是非。その結果として文民統制(シビリアンコントロール)の理念がないがしろにされたことへの対応策。

 前空幕長を懲戒処分にすべきだったかどうかも含めて、どの問題点を考えるにしても、組織的関与の度合いによって判断が変わってくるからだ。

 懸賞論文は前空幕長の知人が代表を務める「アパグループ」(東京)が「真の近現代史観」のテーマで募集し、前空幕長の「日本は侵略国家であったか」が最優秀賞(賞金300万円)を受賞した。

 防衛省の調査によると、応募者は計235人で、前空幕長以外にも航空自衛官が94人いた。そのうち62人は前空幕長が以前、基地司令を務めた第六航空団の所属。組織的な働き掛けがなかったとは、とても思えない数字だ。

 前空幕長は航空幕僚監部の教育課長にアパグループの論文募集を紹介したと答えた。防衛省はこれまで、教育課長の独自の判断で全国の部隊にファクスで通知したと説明していた。

 前空幕長は応募を指示したわけではないと強調した。しかし、その口調や相手の受け止め方次第で部内に相当程度の影響を及ぼすことは容易に想像できる。検証し直されるべきだ。

 「われわれにも言論の自由がある」「私が書いたものが間違ったものだとは思っていない」。前空幕長はこう主張した。

 空自トップとして一企業の懸賞に持論公表の場を求めたことや、文民統制の理念に照らして当然、疑問視されるだろうという予見を持てなかったことへの反省は感じられない。

 前空幕長は昨年、部内誌に同様の論文を寄せている。浜田靖一防衛相は「目が及んでいなかった」とチェックできなかった非を認めた。

 前空幕長がどんな歴史認識を持ち、現在の安全保障体制にどんな不満を持っているかは、空自の中でかなり知られていた。その人物の紹介に呼応するようにして、多数の応募者が出た。そこを精査したい。

 防衛相は退職金の自主返納を促したが、前空幕長はきのう、あらためて「その意思はない」と否定した。論文の賞金も受け取るつもりのようだ。

 潔さを求めるのは、無い物ねだりになるらしい。それは確かに個人の自由判断に属す話ではあるだろう。しかしもちろん、この人が幕僚長まで上り詰めた経緯、任命責任の問題も、これで終わるわけではない。
2008年11月12日水曜日


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田母神前空幕長が改憲主張
  参院委で「直した方がいい」
  
          河北新報 記事 2008年11月11日

     
     参院外交防衛委に参考人招致され、
  発言を求め手を挙げる田母神俊雄・前航空幕僚長。
    手前は右から河村官房長官、中曽根外相
     =2008年11月11日午前(河北新報)

 歴史認識に関し政府見解を否定する論文を発表して更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長は11日午前、参院外交防衛委員会での参考人招致で、憲法9条に関し「国を守ることについてこれほど意見が割れるものは直した方がいい」と述べ、改正すべきだとの考えを表明した。田母神氏は論文でも、集団的自衛権行使を容認すべきだと主張している。航空自衛隊の前最高幹部が憲法改正の持論を国会で正式に表明したことは、シビリアンコントロール(文民統制)との関連でも問題となりそうだ。
 一方で田母神氏は、懸賞論文の募集について、航空幕僚監部の教育課長に紹介したことを明らかにした。教育課長は「自己啓発に役立つ」としてファクスで論文の存在を各部隊に周知させていたことが判明しており、田母神氏の関与で組織的に投稿を働き掛けていた疑いが濃厚となった。
 懸賞論文には、田母神氏以外にも航空自衛官94人が応募。防衛省・自衛隊は各部隊への通知について「教育課長の判断で、田母神氏の関与は確認されていない」としていた。ただ田母神氏は「私が指示すれば、千を超える数が集まる」とも述べ、直接的な指示を否定した。
 浜田靖一防衛相は、懲戒処分の手続きに入らなかった理由に関し「(懲戒手続きの審理の中で)政府見解と異なることを新たに主張され、自衛隊員の士気が落ちることは避けたかった」と釈明。田母神氏は懲戒処分の審理に入っていた場合の対応に関し「村山首相談話は政治声明だと思うので、われわれにも言論の自由があることを主張するつもりだった」と答弁した。
2008年11月11日火曜日


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「(憲法を)改正すべきだ」 田母神氏 参考人招致で

2008-11-11 18:37:31 | 戦争と平和
田母神氏の国会・参考人招致が本日行われたようだ。
TV中継はされなかったらしい。

しかし、産経新聞の要約を読んでも、いやはや何とも… の感である。

要するに、自分は正しい。
正しいことを論文に書いて解任されるのであれば、
「日本の国が悪い国だ」という人を(役職に)就けなさいということだ
と居直っている。話の筋が違うことも解っていない。

また、相当鼻につく自信過剰ぶりだ。
「自分が呼び掛けたら千人以上が応募したはずだ」とのたもう。

こういう謙虚さのかけらも感じられない性格の人間が最高幹部であったことそのものが、自衛隊の異常さを物語っている。

一方、今日の「赤旗」によると、防衛大学校でも「トンデモ教育」が行われてきたようである。
安部内閣の時に改訂されたらしい基本教本『防衛学入門』では、

「苦役的・刑罰主義的なヴェルサイユ体制下に置かれたドイツにおいて、民族主義が燃え上がって報復を決意するのは当然の結果であった。また、この熱狂的な民族主義は、イタリア、日本、スペイン等に伝搬していった」と記述し、ヒトラーのナチスドイツや日本軍国主義の侵略を当然視しています。
また
日本の過去の戦争を「日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、支那事変及び大東亜戦争」と当時の呼称のままで表記。それらの「戦争原因は欧米列強によるアジア侵略からの自衛を基本とし権益の増大とその衝突であり」と明治以後の日本の侵略戦争(行為)をすべて「自衛が基本」との戦争観で書かれています。
赤旗(11/11)

 という話である。
全く、憲法の精神をないがしろにする教育が、入隊したてで右も左も解らぬ若い隊員に徹底されていた訳だ。

「赤旗」では、「言論のクーデター」だという表現をしている。

“言論のクーデター” 根本に何が

政治の責任 極めて重大 市田書記局長が指摘

過去の戦争「自衛を基本」防衛大教科書で侵略正当化



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11/11 自衛隊内で違憲教育 侵略美化、組織ぐるみ 井上議員が追及


「ああ、まただ」とため息=国会でも持論展開に-防衛省職員ら(時事通信) - goo ニュース

自民には田母神氏擁護も(産経新聞) - goo ニュース

産経新聞による、参考人質疑の様子

≪田母神前空幕長参考人質疑(要旨)≫

 【論文に関する見解】

 村山談話の見解と私の論文は別物だ。村山談話は具体的にどの場面が侵略だとか全く言っていないので、私は村山談話と違った見解を書いたとは思っていない。(集団的自衛権を認めるなど)特にそこまでは訴えていないが、今はもう(憲法を)改正すべきだと思っている。国を守ることについて、これほど意見が割れているようなものは直した方がいい。

 「日本の国はいい国だった」と言ったら解任をされたのは変だ。「日本の国が悪い国だ」という人を(役職に)就けなさいということですから。

 【更迭に対する考え】

 私は村山談話と異なる見解を表明したことで更迭されたということだが、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から、大臣が「見解の相違がある」「不適正である」と判断をされて、解任をするというのは政治的に当然だと思う。私は、私の書いたものがいささかも間違っているとは思っていないし、日本が正しい方向に行くためには必要なことだと思っている。

 村山談話を公然と批判したことはなく、論文でも触れていないが、航空幕僚副長が(辞任の意思確認を)言ってきたときに、私は「自衛官にも当然、言論の自由は認められるはずだから、それが村山談話で制約されるということではないと思っていた。私のどこが悪かったか、(懲戒手続きで)審理してもらった方が問題の所在がはっきりする」と答えた。審理ではわれわれにも表現の自由、言論の自由が許されていると主張するつもりだった。

 (以前に同様の論文を発表しながら、初めて問題になったのは)今回は多くの人の目について、マスコミなどで騒がれたからではないかと思っている。

 【懸賞論文への空自隊員の応募】

 航空幕僚監部の教育課長にこういうものがあると紹介した。私が(応募を)指示したように言われるが、私が指示をすればその程度(94通)ではなく、1000を超える数が集まる。

 【アパグループとの関係】

 今年6月2日のアパグループの出版記念行事には公用車で行った。休暇は取っていない(防衛省は代休を取ったと説明)。資金提供などは一切受けていない。


こうして“核”は持ち込まれた

2008-11-11 00:56:09 | TVレビュー
2008年11月9日放送の
NHKスペシャル
【こうして“核”は持ち込まれた】
  ~空母オリスカニの秘密~

 の放映は、NHKとしては快挙であると思う。

米軍幹部(たとえばラロック氏他)の証言で、核兵器が米国艦船に載って日本に自由に入り込んでいたことが明らかにされる。
また防衛庁・自衛隊も非核三原則は建て前だけのものであり、特に第3項の「持ち込ませず」を信じている政治家は誰も居なかったのではないか?と発言していた。

そして、何より米空母【オリスカニ】の中には公然の秘密としての核兵器“工場”があったことが具体的な証言や図をもって明示された。

そして、これらの核兵器はベトナム戦争で実戦に配備されいつでも発射可能な状態でスタンバイされ、命令さえあれば悩むことなく発射できる訓練を受けていたと言う。
恐ろしい事態がすぐそこまで進んでいたのである。

もちろん、反核運動をしている平和活動家も「持ち込ませず」が形骸化していることは知ってはいたのだが、NHKによるこれだけ具体的な事実の調査で裏付けられた証拠を見るのは初めてではないだろうか?

***************
以下、NHK公式ホームページよりコピペ

 おととし(2006年)、米フロリダ州の沖合に退役した1隻の空母が沈められた。その名は、「オリスカニ」。朝鮮戦争からベトナム戦争までの27年間、第7艦隊の主力空母として日本を拠点に活動した。NHKが入手した米海軍の機密資料からは、この空母が日本に核兵器を持ち込み、その後日本を拠点に朝鮮半島やソ連に向けて核攻撃態勢を整えようとしていたことが明らかになった。当時、米ソの核開発競争が本格化する中、アメリカは日本をその“最前線の基地”として位置づけていたのだ。
 それに対し日本は、非核3原則を掲げながら、アメリカに核持ち込みの有無を確かめることはなかった。日本を核戦略の一部に取り込もうとするアメリカ。アメリカの巨大な核の傘に依存しようとする日本。両国の利害が一致し、より強固な同盟関係が築き上げられていったことが、関係者の取材から浮かびあがってきた。
 番組では、1隻の空母を軸に、アメリカの知られざる核戦略の実態と、日米両国の思惑に迫る。 



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定額給付金 首相「自発的に自己申告で」 あほかいな!

2008-11-10 18:13:59 | 選挙
 昨日取り上げた「定額給付金」の問題。
ますます混迷の度を深めている。
あろうことか、麻生首相は「自己申告で」とのふざけた提案をする始末。
不公平感がますます高まるのは必至。

 麻生氏の弁が“ふるっている!”
「(高額の所得が)あっても行く人はいるかも知れんが、市町村の窓口で、自発的に自己申告でやってもらった方が簡単じゃないの」(朝日新聞)と、まるで他人ごと。
 裏を返せば、「市町村の窓口に行った人だけが貰える?!」って話?かいな?

 ほんまに「あほかいな!」を連発したくなるほどの ていたらく!

 理念の何もない思いつきのバラマキであることが、日に日に明らかになってゆく。 国民もまさかこれには騙されないだろう。

 『5人組登場!』でも国民の多くは騙されなかったように、小手先の対策で国民の目を誤魔化せるとか、騙せると思っていた時代はすでに過去のものである。

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定額給付金 首相「自発的に自己申告で」
          朝日新聞 2008年11月10日(月)13:21
 麻生首相は10日昼、政府の追加経済対策に盛り込んだ定額給付金の支給方法について「(高額の所得が)あっても行く人はいるかも知れんが、市町村の窓口で、自発的に自己申告でやってもらった方が簡単じゃないの」と述べ、所得証明は求めず、高額所得者は自主的に辞退する方式が望ましいとの考えを示した。法律で所得制限する案については「法律だと手間がかかる。法律でやるって話は終わっている」と否定した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 全国市長会会長の佐竹敬久秋田市長は10日の記者会見で「相当シンプルな形でなければ、大変な混乱を起こす」と事務が繁雑になることを理由に所得制限に消極姿勢を表明。首相はこの発言について「手間ひまかからない方法を採用するのは当然だ」と理解を示した。


     定額給付金 首相「自発的に自己申告で」(朝日新聞) - goo ニュース

     定額給付金 首相「高額所得者は辞退を」(産経新聞) - goo ニュース

     給付金で首相「所得制限は手間かかる」、富裕層に辞退求める(読売新聞) - goo ニュース

定額給付「所得制限で大混乱」
   秋田市長、見直し求める
            河北新報 2008年11月10日(月)15:00
 全国市長会長の佐竹敬久秋田市長は10日、秋田市役所で記者会見し、政府・与党が追加経済対策に盛り込んだ総額2兆円の定額給付金について、「市町村が事務を担うことになれば、全国で大変な混乱が起きる」として、抜本的な見直しを求めた。

 佐竹市長は、支給対象から高額所得者を除く所得制限に関して「辞退を促したり、見なしの所得制限で対応する案もあるようだが、あいまいな形では市町村は耐えられない。所得制限なしが望ましい」と指摘した。

 市町村窓口で支給されるケースを想定し、「一時期に大勢が手続きに訪れる。すべての業務を放り出しても職員は足りず、政令市ならもっと大変だ。混乱は確実で、国が一切の責任を負うことを明確にしない限り、市町村は乗れない」とくぎを刺した。

 佐竹市長は「定額減税に加え、低所得者対策を行うのが本来のやり方」と政府・与党案に異論を唱え、「国が国家公務員を総動員して支給するなら勝手だが、現場の実態を無視したやり方は困る。国会で軽々に決めるべきでない」と強調した。


     定額給付「所得制限で大混乱」秋田市長、見直し求める (河北新報) - goo ニュース

     市長会長「所得制限付きは混乱」 定額給付金で難色(共同通信) - goo ニュース

     給付金の所得制限に反対=「市町村事務に混乱」と全国市長会長(時事通信) - goo ニュース

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定額給付金/政治の迷走が苦々しい
      河北新報 【社説】2008年11月09日・日曜日
一部引用(全文は上のリンクをクリック)

 (前略)
 しかし、支給対象から高額所得者を除く所得制限については協議を継続し、12日まで結論を先送りしたほか、給付金の財源や関連法案の提出時期なども決まっていない。
 定額給付金は「金融災害というべき百年に一度の暴風雨」(麻生太郎首相)の中で、追加経済対策の目玉として入ったが、支給方法などをめぐって政府・与党内で二転三転した。

 支給方式が定額減税から定額給付金へ変わったのが、その一つだ。当初、公明党は「ばらまき批判」が強かった地域振興券についての反省を踏まえ、定額減税を主張したが、自民党が減税に比べ機動的に実施できる給付金への切り替えを提案。事務の煩雑さの解消と支給対象の拡大による消費刺激効果の観点から給付金に落ち着いたという。
 受給者がよりありがたみを感じる給付金の効果を次期衆院選への得点に結びつける政治的思惑もあったのだろう。
(中略)
 今、もめているのが所得制限の問題だ。「生活支援定額給付金」の名が示す通り、給付金の目的は第一に暮らしの不安を取り除くことであり、高額所得者は除外されて当然なのだろう。
 支給方法、支給対象などで 物議を醸すことが分かっているはずなのに、詰めもしないで「定額給付金」という花火を打ち上げるだけでは政策のプロとは言えない だろう。
 首相のリーダーシップも疑わざるを得ない。

 そもそも「定額給付金」が消費拡大に結びつくかどうかは疑問視されている。景気が目に見えて悪化する中、給付金は貯蓄に回されるという見方が強い。2兆円を一括して医師確保対策や介護報酬の引き上げなど、中長期を展望した施策に使う方法があったのではないだろうか。 


選挙向け 『ばらまき一瞬、増税一生』 ! “新”経済政策

2008-11-09 21:36:49 | 選挙
 公明党が総選挙延期と引き換えに取引して選挙対策の「バラマキ給付金」を政府に押し付けた“目玉政策”が混迷を深めている。

 今や、赤旗などだけではなく、TVのニュースショーでもその政策としての底の浅さを追究されている。

 元々、“新”経済政策は、底が割れた付け焼刃のものであった。
内容たるや如何にも選挙向けのもので、高速道路をどこまで乗っても千円以下にするなど、どの“政策”をとっても“人気取り”的なものである。

 「定額給付金」は、その人気取りの最たるもので、政府も「目玉中の目玉」政策としてマスコミを動員して宣伝に当たったものである。
 その政策に自民党内からもさまざまな雑音が入り始めている。

 その一つが所得制限であるが、『即刻実施』を求める公明党の言い分を聞いてやるためには、煩雑な手続きが必要な(!ホント?)所得制限は無理だという意見であり、方や「貧しいとか生活に困っているところに出すんであって、豊かなところに出す必要はない」(麻生首相)という意見があって相克している。

 その矛盾を“解決”するために出されたのが、「高額所得者には辞退していただく」という馬鹿げた案であった。
 これについては、与謝野馨経済財政担当相自ら「高額所得者が受け取りを辞退するというのは制度ではないので、あり得ないと思う」と述べたと言う(11月7日付け時事通信)ほど実現性のないものである。

 このおバカな案を出した役人は、「金持ち」の正体を知らないのだ。
「金持ち」になった人はお金への執着が極めて強いのである。
だからこそ、「金持ち」に成れたのである。
彼らは1円でも多く得ようとするのであるから、給付金を辞退するはずが無い。
(もちろん、極一部に奇特な人がいて返上することもあろうが)
給付金6万円もらったら、それを元手に12万円にでも60万円にでも(信用取引で)600万円にでも増やそうとする性癖の人々なのである。

 麻生首相のように財閥の2代目・3代目のような放蕩息子には、解らないのかも知れないが・・・ 与謝野大臣は解っているらしい。

“目玉”の経済対策混迷 政府・与党
         2008年11月6日(木)「しんぶん赤旗」
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 麻生太郎首相が総選挙に向けた“目玉”として打ち出した追加経済対策をめぐり、政府・与党が迷走しています。

「給付金」でドタバタも
 「二兆円」規模、四人家族で「六万円」と打ち上げた定額給付金。麻生内閣の経済政策の“目玉”中の“目玉”です。ところが、それを全世帯とするのか、所得制限を設けるのかで大揺れです。

 首相は同対策を発表した十月三十日の記者会見で、「全世帯について実施する。規模は二兆円」と約束していました。

 ところが、与謝野馨経済財政担当相は「生活支援の名にふさわしい全世帯に給付するという意味」(二日のNHK番組)だと発言。所得が一千万円を上回るような世帯を支給対象から外すべきだとの考えを示しました。

 同じ番組で公明党の山口那津男政調会長は、法改正が必要なことを示し、「それをやって年度内実施が遅れるというようなことにならないように」とクギを刺しました。

 中川昭一財務・金融相も、「市町村の窓口で(給付を)実施するとなると手続きが難しい」(二日)と、難色を示していました。

 このため、自民党の細田博之幹事長が「麻生総理ははっきり言われているわけで、閣内で調整してもらわないと」(四日)と立ち往生する事態に。

 麻生首相は四日、記者団に「貧しいとか生活に困っているところに出すんであって、豊かなところに出す必要はない」と発言。記者団から「(対策発表会見では)全世帯といったが」と問い詰められると、麻生首相は「言葉尻をとらまえればそうですよ。具体策がないんだから、全世帯と言わなきゃダメだった」と開き直る始末。

 自公両党は、週内にも所得制限案をとりまとめる方向ですが、“目玉”対策でさえ政府内でまともに検討されていないことを露呈しました。

消費税増で“援護射撃”
 麻生首相が「給付金」と引き換えに「三年後の消費税引き上げ」を言明したことを受けて、与党幹部は勝手な解釈による“援護射撃”に躍起です。

 公明党の山口政調会長も、「三年後に増税などといっていない。(首相は三十一日に)訂正したでしょう。もともと経済対策には三年後なんてどこにも書いていない」(一日)と述べ、まるで首相が増税そのものを否定したかのような解釈を示しました。

 自民党の園田博之政調会長代理は、「経済対策をやってお金がかかったから三年後に消費税を負担してくださいというのとは全然異質の問題だ」(二日)と言い訳しています。

 しかし、どう言い訳しても、今回の経済対策と消費税増税は、まさにセットの「対策」です。与党議員も、「『結局は、(給付金で)減税をしたあとに、怖い増税が待ち構えているんじゃないか』との批判めいた意見を頂くことが多い」(公明党の赤松正雄衆院議員の三日付ブログ)と愚痴をこぼしています。

 公明党の太田昭宏代表が「三年間は消費税は上げないという方が強いメッセージではないか」(十月三十一日)と発言したことに対しても、赤松氏は「いささか苦しい」と批判しています。

 「ばらまき一瞬、増税一生」(日本共産党の小池晃政策委員長)
 の定額給付金のボロは、政権の混迷をいっそう深めています。

 (林信誠) 



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 定額給付金、1万2000円
   =老人、18歳以下は8000円加算へ-与党

         時事通信 2008年11月7日(金)22:30
 自民、公明両党は7日、追加経済対策の柱となる総額2兆円の定額給付金について、1人当たり1万2000円を支給し、18歳以下の子どもと65歳以上の高齢者には8000円を加算する方向で調整に入った。今後、所得制限を設けるか、設ける場合の線引きをどうするかを詰めた上で、来週半ばにも正式決定する。

 自民党の園田博之政調会長代理と公明党の山口那津男政調会長が同日、都内で会談し、大筋で合意した。これにより、夫婦と子ども2人の標準的世帯であれば、受取額は6万4000円となる。給付金は今年度中に支給する。  

定額給付金、1万2000円=老人、18歳以下は8000円加算へ-与党(時事通信) - goo ニュース 2008年11月7日(金)22:30

定額給付、子供・高齢者は8000円加算 与党合意(朝日新聞) - goo ニュース  2008年11月8日(土)01:17

定額給付金の辞退方式、経財相「あり得ない」=実施本部を総務省に設置へ(時事通信) - goo ニュース  2008年11月7日(金)12:30




クリスマス解散も (鳩山幹事長)

2008-11-08 23:59:42 | 選挙
年末解散に警戒 民主党

「クリスマス解散もある」民主・鳩山幹事長
         朝日新聞 2008年11月8日(土)20:46
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日、北海道釧路市で記者会見し、「クリスマスあたりが最も早い(衆院)解散の時期ではないか」との見通しを示した。「12月下旬だと、2次補正(予算案)を提出し、来年度予算(案の内容)が見えてくる。進めば進むほどボロが出る内閣だけに『これが景気対策だ。反対するならしてみろ』と解散に打って出るのではないか」と述べた。

 2次補正には民主党が批判している定額給付金が盛り込まれる見通しだが、鳩山氏は「もらっておこうという気持ちになるのは当然だが、投票行動とは無縁だ。国民は麻生首相より賢明で、選挙対策だと分かっている」と語った。


「クリスマス解散もある」民主・鳩山幹事長(朝日新聞) - goo ニュース

オバマ「チェンジ」旋風 与野党に波紋(産経新聞) - goo ニュース


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筑紫哲也さんが死去

2008-11-07 20:01:12 | 政治
また一人、ジャーナリストらしいニュースキャスターを亡くした。


        筑紫哲也さん(73歳)

御冥福をお祈りしたい。

 筑紫哲也さんが死去
    ニュースキャスターで活躍

        共同通信 2008年11月7日(金)19:07

 報道番組「NEWS23」のメーンキャスターとして活躍したジャーナリストの筑紫哲也さんが7日午後、肺がんのため死去した。73歳。大分県出身。葬儀は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く。喪主は未定。朝日新聞記者、「朝日ジャーナル」編集長などを経て、1989年に同キャスターに就任。2007年5月に肺がんであることを番組内で告白。治療の傍ら、スペシャルアンカーとして番組に時折出演していた。 


筑紫哲也さんが死去 ニュースキャスターで活躍(共同通信) - goo ニュース

筑紫哲也氏死去=記者出身の民放キャスター-番組でがん告白(時事通信) - goo ニュース

ニュースキャスター・筑紫哲也さん、肺がんで死去(読売新聞) - goo ニュース

空幕教育課が『懸賞論文』応募を勧めていた

2008-11-07 00:04:22 | 憲法
 日本の侵略などを正当化する論文を発表して田母神俊雄・航空幕僚長が更迭された問題について朝日新聞によると、
【防衛省の説明によると、ホテルチェーンなどを展開するアパグループ主催の「真の近現代史観」懸賞論文の募集が始まった5月、航空幕僚監部教育課が応募を全国の隊員に呼びかけた。その結果、最優秀賞に選ばれた田母神氏を除き航空自衛官78人が上司に届け出たうえで投稿。いずれも入賞はしなかった。】という。

 まさに、航空自衛隊全体が「靖国史観」にどっぷり漬かっていたことになる。
NHKニュースによるとその殆どが尉官級の中堅幹部であり、佐官級の高級幹部も少なからず含まれていたという。
特選に入賞した田母神・航空幕僚長は、文字通り最高幹部である。

 最高・高級・中堅幹部の多くが、こういう『史観』を元に「近・現代史観」の論文に応募していた、また応募を航空幕僚監部教育課が促していたことが問題である。

 そういう意味では、論文を発表したこと以上に、その『史観』が憲法に抵触するものであり、そういう人物を最高幹部にした政府に最大の責任がある。

 その政府と言えば、田母神氏への事情聴取も行わず(というか、政府の側が議論から逃げて)『定年退職』扱いにしたことは、いかにも『幕引き』であり納得いかない。
 その上、その説明がウソの発表であり、「田母神氏が事情聴取を拒否した」ように記者発表していたが、実は田母神氏は、事情聴取に応じて議論する積りであったと言う。

 とにかく、早く防衛賞・自衛隊から田母神氏を追い出したかっただけなのだ。

 だから、防衛省幹部が軽い処分を受けているのに、田母神氏には一切「お咎めなし」かつ退職金満額支払いという差別待遇になっているのである。

 これに対する国民の批判が怖いので、政府は田母神氏に対して 「退職金」の『自主返納』 を行うように求めているらしい。
 しかし、これは 『無理筋』 というものであろう。

 何故なら、違法行為でもなく処分もされていないのに、「退職金」の『自主返納』する根拠も法的裏づけもない。

 田母神氏は、早速ニュースで聞いた「自主返納」について、
自らの考えが間違っていたことを天下に知らせるものであり、
「返納すれば間違いを認めることになる」との理由で返納を拒否した。
これは、ある意味・田母神氏の方に理がある。

 筋道を正しく付ける為には、思想的背景も含めて田母神氏の『史観』を国会で論議して、適切な処分を行って退職金の一部または全部をカットすることしかありえない。

 小手先の新・緊急経済対策と同じように、小手先の処置(退職させる)で糊塗しようとしているだけである。

 私は、田母神氏の『史観』には反対の立場であるが、その処置のズサンさを見るに付け、政府の右往左往振りと軍事政策の無さに驚いている。


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前空幕長投稿の懸賞、空自78人も論文 総数の3分の1
         朝日新聞 2008年11月6日11時14分

 航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前幕僚長(60)=3日付で定年退職=が日本の侵略などを正当化する論文を発表して更迭された問題で、防衛省は6日、航空自衛官78人が田母神氏と同じ懸賞論文に投稿していたことを明らかにした。応募総数は235人で、その約3分の1を航空自衛官が占めていたことになる。

 民主党外務防衛部門会議で報告した。防衛省の説明によると、ホテルチェーンなどを展開するアパグループ主催の「真の近現代史観」懸賞論文の募集が始まった5月、航空幕僚監部教育課が応募を全国の隊員に呼びかけた。その結果、最優秀賞に選ばれた田母神氏を除き航空自衛官78人が上司に届け出たうえで投稿。いずれも入賞はしなかった。

 同省の5日現在の調査では、陸海の各自衛隊と内部部局(背広組)からの応募はないという。78人のうち、62人が田母神氏が以前トップを務めた小松基地(石川県小松市)の所属。アパグループ代表の元谷外志雄氏は「小松基地金沢友の会」の会長だった。78人の階級別の内訳は将官級0人、佐官級10人、尉官64人、曹クラス4人。


前空幕長投稿の懸賞、空自78人も論文 総数の3分の1(朝日新聞) - goo ニュース 2008年11月6日(木)11:14

現職自衛官78人が応募=田母神氏と同じ懸賞論文、全員空自-防衛省が民主に説明(時事通信) - goo ニュース 2008年11月6日(木)12:30

文民統制の揺らぎ露呈=自衛官論文問題(時事通信) - goo ニュース 2008年11月6日(木)22:30

論文応募隊員78人は全員空自 組織的に投稿か(共同通信) - goo ニュース 2008年11月6日(木)12:30


Change has come to America ! (-1)

2008-11-06 00:33:24 | 国際関係
オバマ次期大統領の勝利演説 英語全文 (その1)
      goo News 2008年11月5日(水)21:43

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Hello, Chicago!

If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible, who still wonders if the dream of our Founders is alive in our time, who still questions the power of our democracy, tonight is your answer.

It's the answer told by lines that stretched around schools and churches, in numbers this nation has never seen. By people who waited three hours and four hours, many for the first time in their lives, because they believed that this time must be different, that their voices could be that difference.

It's the answer spoken by young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Hispanic, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled. Americans who sent a message to the world that we have never been just a collection of individuals or a collection of red states and blue states.
We are, and always will be, the United States of America.

It's the answer that led those who've been told for so long, by so many, to be cynical and fearful and doubtful about what we can achieve, to put their hands on the arc of history and bend it once more toward the hope of a better day.

It's been a long time coming; but tonight, because of what we did on this day, in this election, at this defining moment, change has come to America.

A little bit earlier this evening, I received an extraordinarily gracious call from Senator McCain. Senator McCain fought long and hard in this campaign. And he's fought even longer and harder for the country that he loves. He has endured sacrifices for America that most of us cannot begin to imagine. We are better off for the service rendered by this brave and selfless leader.

I congratulate him, I congratulate Governor Palin for all that they've achieved. And I look forward to working with them to renew this nation's promise in the months ahead.

I want to thank my partner in this journey, a man who campaigned from his heart, and spoke for the men and women he grew up with on the streets of Scranton, and rode with on the train home to Delaware, the vice president-elect of the United States, Joe Biden.

And I would not be standing here tonight without the unyielding support of my best friend for the last 16 years, the rock of our family, the love of my life, the nation's next First Lady, Michelle Obama.

Sasha and Malia! I love you both more than you can imagine. And you have earned the new puppy that's coming with us to the White House.

And while she's no longer with us, I know my grandmother's watching, along with the family that made me who I am. I miss them tonight. I know that my debt to them is beyond measure. To my sister Maya, my sister Alma, all my other brothers and sisters, thank you so much for all the support that you've given me. I'm grateful to them.

To my campaign manager, David Plouffe! The unsung hero of this campaign, who built the best, the best political campaign, I think, in the history of the United States of America.

To my chief strategist, David Axelrod, who's been a partner with me every step of the way.

To the best campaign team ever assembled in the history of politics! You made this happen, and I am forever grateful for what you've sacrificed to get it done.

But above all, I will never forget who this victory truly belongs to. It belongs to you. It belongs to you.

I was never the likeliest candidate for this office. We didn't start with much money or many endorsements. Our campaign was not hatched in the halls of Washington. It began in the backyards of Des Moines, and the living rooms of Concord, and the front porches of Charleston. It was built by working men and women who dug into what little savings they had to give $5 and $10 and $20 to the cause.

It drew strength from the young people who rejected the myth of their generation's apathy, who left their homes and their families for jobs that offered little pay and less sleep.

It drew strength from the not-so-young people who braved the bitter cold and scorching heat to knock on doors of perfect strangers, and from the millions of Americans who volunteered and organized and proved that more than two centuries later, a government of the people, by the people, and for the people has not perished from this Earth.

This is your victory.

And I know you didn't do this just to win an election. And I know you didn't do it for me. You did it because you understand the enormity of the task that lies ahead. For even as we celebrate tonight, we know the challenges that tomorrow will bring are the greatest of our lifetime: two wars, a planet in peril, the worst financial crisis in a century.

Even as we stand here tonight, we know there are brave Americans waking up in the deserts of Iraq and the mountains of Afghanistan, to risk their lives for us.


Change has come to America ! (-2)

2008-11-06 00:10:51 | 国際関係
オバマ次期大統領の勝利演説 英語全文 (その2)
      goo News 2008年11月5日(水)21:43


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There are mothers and fathers who will lie awake after the children fall asleep and wonder how they'll make the mortgage, or pay their doctor's bills, or save enough for their child's college education.

There's new energy to harness, new jobs to be created, new schools to build, and threats to meet, alliances to repair.

The road ahead will be long. Our climb will be steep. We may not get there in one year or even in one term. But, America, I have never been more hopeful than I am tonight that we WILL get there.

I promise you, we as a people will get there.

There will be setbacks and false starts. There are many who won't agree with every decision or policy I make as president. And we know the government can't solve every problem.

But I will always be honest with you about the challenges we face. I will listen to you, especially when we disagree. And above all, I will ask you to join in the work of remaking this nation, the only way it's been done in America for 221 years; block by block, brick by brick, calloused hand by calloused hand.

What began 21 months ago in the depths of winter cannot end on this autumn night. This victory alone is not the change we seek. It is only the chance for us to make that change. And that cannot happen if we go back to the way things were. It can't happen without you, without a new spirit of service, a new spirit of sacrifice. So let us summon a new spirit of patriotism, of responsibility, where each of us resolves to pitch in and work harder and look after not only ourselves but each other.

Let us remember that if this financial crisis taught us anything, it's that we cannot have a thriving Wall Street while Main Street suffers.

In this country, we rise or fall as one nation, as one people. Let's resist the temptation to fall back on the same partisanship and pettiness and immaturity that has poisoned our politics for so long.

Let's remember that it was a man from this state who first carried the banner of the Republican Party to the White House, a party founded on the values of self-reliance and individual liberty and national unity. Those are values that we all share. And while the Democratic Party has won a great victory tonight, we do so with a measure of humility and determination to heal the divides that have held back our progress.

As Lincoln said to a nation far more divided than ours, we are not enemies but friends. Though passion may have strained, it must not break our bonds of affection.

And to those Americans whose support I have yet to earn, I may not have won your vote tonight, but I hear your voices. I need your help. And I will be your president, too.

And all those watching tonight from beyond our shores, from parliaments and palaces, to those who are huddled around radios in the forgotten corners of the world, our stories are singular, but our destiny is shared; and a new dawn of American leadership is at hand.

To those who would tear the world down. We will defeat you.


To those who seek peace and security. We support you. And to all those who have wondered if America's beacon still burns as bright, tonight we proved once more that the true strength of our nation comes not from the might of our arms or the scale of our wealth, but from the enduring power of our ideals: democracy, liberty, opportunity and unyielding hope.

That's the true genius of America; that America can change. Our Union can be perfected. What we've already achieved gives us hope for what we can and must achieve tomorrow.

This election had many firsts and many stories that will be told for generations. But one that's on my mind tonight is about a woman who cast her ballot in Atlanta. She's a lot like the millions of others who stood in line to make their voice heard in this election, except for one thing: Ann Nixon Cooper is 106 years old.

She was born just a generation past slavery. A time when there were no cars on the road or planes in the sky, when someone like her couldn't vote for two reasons: because she was a woman, and because of the color of her skin.

And tonight, I think about all that she's seen throughout her century in America. The heartache and the hope, the struggle and the progress. The times we were told that we can't, and the people who pressed on with that American creed: Yes, we can.

At a time when women's voices were silenced and their hopes dismissed, she lived to see them stand up and speak out and reach for the ballot. Yes, we can.

When there was despair in the dust bowl and depression across the land, she saw a nation conquer fear itself with a New Deal, new jobs, a new sense of common purpose. Yes, we can.

When the bombs fell on our harbor and tyranny threatened the world, she was there to witness a generation rise to greatness, and a democracy was saved. Yes, we can.

She was there for the buses in Montgomery, the hoses in Birmingham, a bridge in Selma, and a preacher from Atlanta who told a people that "We Shall Overcome." Yes, we can.

A man touched down on the moon. A wall came down in Berlin. A world was connected by our own science and imagination.

And this year, in this election, she touched her finger to a screen, and cast her vote; because after 106 years in America, through the best of times and the darkest of hours, she knows how America can change.

Yes, we can.

America, we have come so far. We have seen so much. But there is so much more to do. So tonight, let us ask ourselves, if our children should live to see the next century, if my daughters should be so lucky to live as long as Ann Nixon Cooper, what change will they see? What progress will we have made?

This is our chance to answer that call. This is our moment. This is our time, to put our people back to work and open doors of opportunity for our kids; to restore prosperity and promote the cause of peace; to reclaim the American dream and reaffirm that fundamental truth, that out of many, we are one; that while we breathe, we hope. And where we are met with cynicism and doubt and those who tell us that we can't, we will respond with that timeless creed that sums up the spirit of a people: Yes, we can.

Thank you. God bless you. And may God bless the United States of America.