JUNSKY blog 2015

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オバマ次期米大統領の勝利演説・全文 goo News

2008-11-05 23:37:50 | 国際関係
以下は、バラク・オバマ氏の大統領選挙の勝利演説の日本語訳です。
原文・翻訳ともgoo・News による。


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「アメリカに変化がやってきた」
   オバマ次期米大統領の勝利演説・全文 <特集・米大統領選>
            goo News 2008年11月5日(水)20:57
 黒人指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が「私には夢がある」と演説してから45年。米民主党のバラク・オバマ候補が4日夜(日本時間5日午後)、米国初の黒人大統領になることが決まった。地元イリノイ州シカゴの公園で約20万人を前に行われた、オバマ次期大統領の勝利演説全文を、複数メディアの生中継をもとに翻訳します。
英語全文はこちらです。
(gooニュース 加藤祐子)

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シカゴのみなさん、こんばんは。

アメリカは、あらゆることが可能な国です。それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答えです。

この国が見たこともないほどの大行列が今日、あちこちの学校や教会の周りに伸びていました。並んだ人たちは3時間も4時間も待っていた。人によっては生まれて初めての経験でした。今度こそは違うと信じたから、今度こそ自分たちの声が違う結果を作り出せると信じたから、だからみんな並んだのです。そしてそうやって並んだ人たちが今夜、疑り深い人たちに答えを示したのです。

老いも若きも、金持ちも貧乏人も、そろって答えました。民主党員も共和党員も、黒人も白人も、ヒスパニックもアジア人もアメリカ先住民も、ゲイもストレートも、障害者も障害のない人たちも。アメリカ人はみんなして、答えを出しました。アメリカは今夜、世界中にメッセージを発したのです。私たちはただ単に個人がバラバラに集まっている国だったこともなければ、単なる赤い州と青い州の集まりだったこともないと。私たちは今までずっと、そしてこれから先もずっと、すべての州が一致団結したアメリカ合衆国(United States of America)だったのです。

私たちは今まであまりにも長いこと、あれはできないこれはできないと言われてきました。可能性を疑うよう、シニカルに恐れを抱いて疑うように言われ続けてきました。けれども私たちは今夜、アメリカに答えをもらったおかげで、手を伸ばすことができたのです。歴史を自分たちの手に握るため。より良い日々への希望に向けて、自分たちの手で歴史を変えるために。

ここまで来るのに、ずいぶん長くかかりました。しかし今日と言うこの日、この夜、この決定的な瞬間に私たちが成し遂げたことのおかげで、アメリカに変化がやってきたのです。

先ほど少し前に、マケイン上院議員から実に丁重な電話をいただきました。マケイン議員はこの選挙戦を長く、激しく戦ってきた。しかし議員はそのずっと前から、愛するこの国のために、もっと長くもっと激しく戦った人です。マケイン氏がこの国のために払ったすさまじい犠牲のほどを、私たちのほとんどは想像すらできない。勇敢で、わが身を忘れて国に献身するジョン・マケインというリーダーがこれまで国のために尽くし、働いてくれたおかげで、私たちの世界はより良いところになりました。

私はマケイン議員を称えます。そしてペイリン知事を称えます。マケイン議員たちが成し遂げてきたことを称えます。そしてこれから、この国の約束を再生させるため、マケイン氏たちと共に働くのを楽しみにしています。

これまでのこの旅路を共にしてくれたパートナーに感謝したい。彼は心を尽くして戦い、(ペンシルベニア州)スクラントンの街で一緒に育った人たちのために語ってきた。デラウェアの自宅に電車で帰る際、一緒に乗り合わせる人たちのために戦ってきた。アメリカの次期副大統領ジョー・バイデンに、私は感謝したい。

そしてこの国の次のファーストレディ、ミシェル・オバマ。彼女が絶え間なく私を支えてくれなければ、16年前からずっと最高の親友でいてくれた彼女が、礎となって家族を支えてくれた彼女が、私にとって最愛の彼女がいなければ、私は今夜ここに立っていません。

サーシャとマリーヤ。君たちにはちょっと想像もつかないほど、お父さんは君たちを愛しているよ。君たちふたりもがんばったから、約束した通り、ホワイトハウスには、新しく飼う子犬を一緒に連れて行けるよ。

祖母はもうこの世にはいませんが、いま見守ってくれているはずです。私という人間を作り上げてくれたほかの家族と一緒に、祖母は見守ってくれています。今夜ここに家族のみんながいたらいいのに。それは少し寂しい。両親や祖父母が私に与えてくれたものは、あまりに計り知れない。妹のマヤ、姉のアルマ、そして兄弟や姉妹全員に。これまで支えてくれて本当にありがとう。みんなに感謝します。

選対責任者のデビッド・プラフに。この選挙戦の縁の下の英雄。アメリカの歴史でおそらく最高の選挙運動を設計したデビッド・プラフに、感謝したい。

そして戦略責任者のデビッド・アクセルロッドに。最初からいついかなるときもずっと一緒に歩いてくれた彼に、感謝したい。

このために集められた、政治史上最高のチームに。この結果はみなさんのおかげです。この結果を生み出すために、みなさんはたくさんのことを犠牲にしてきた。私はみなさんにいつまでも感謝し続けます。

けれどもほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。

大統領の職を目指した人たちの中で、私は常に決して有力候補ではなかった。最初からたくさんの資金があったわけでもなければ、大勢の後援を受けていたわけでもありません。私たちの選挙戦はワシントンの広間で始まったわけではない。この選挙戦は(アイオワ州)デモインの裏庭で始まった。(ニューハンプシャー州)コンコードの居間で始まった。(サウスカロライナ州)チャールストンの玄関ポーチで始まったのです。この選挙戦は働く人たちがなけなしの貯金をはたいて、5ドルや10ドル、20ドルを提供して、そうやって築き上げていったものです。

若者は無気力だという神話を拒絶した若者たちが、給料の少ない、そして睡眠時間のもっと少ない仕事に自分を捧げるため、家と家族から離れて参加してくれた。だからこの選挙戦はますます力をつけたのです。

あるいはそれほど若くない人たちから。凍てつく寒さと焼け付く暑さにもひるまず、家から家へと赤の他人のドアをノックしてくれた人たちから力を得ました。ボランティアとなって組織を作って活動した、何百万人というアメリカ人から力を得ました。建国から200年以上たった今でも、人民の人民による人民のための政府はこの地上から消え去ってはいないのだと証明してくれた、そういう人たちから力を得たのです。

これはみなさんの勝利です。

それに、みなさんがこの選挙に参加したのは、ただ勝つためではないと分かっています。ただ私のために参加したわけでもないことも、分かっています。今晩みんなでこうやって祝いながらも、私たちは承知しているからです。明日から私たちは、この時代最大の課題に、次々と取り組まなくてはならない。ふたつの戦争。危機にさらされる惑星。100年来で最悪の金融危機。

今夜ここにこうして立つ今も、私たちは知っています。イラクの砂漠でいま目覚めようとする勇敢なアメリカ人たちがいることを。アフガニスタンの山岳で目覚めるアメリカ人たちがいることを。彼らが、私たちのために命を危険をさらしていることを。

子供たちが眠ったあと、自分たちはまんじりともせず、どうやって住宅ローンを払ったらいいのか、病院の請求書をどう払ったらいいのか、子供の大学進学費をどうやって貯めたらいいのか、眠れずに途方にくれている母親や父親があちこちにたくさんいることを。

私たちは、新しいエネルギーを活用しなくてはならない。新しい仕事を創り出さなくてはならない。新しい学校を造り、脅威に立ち向かい、同盟関係を修復しなくてはならない。

私たちの前には、長い道のりが待ち受けています。目の前の斜面は急です。目指すところに、1年ではたどりつかないかもしれない。大統領として1期を丸ごと使っても無理かもしれない。しかしアメリカよ、私たちは絶対にたどり着きます。今夜ほどその期待を強くしたことはありません。

みなさんに約束します。私たちは、ひとつの国民として、必ずたどり着きます。

これから先、挫折もあればフライングもあるでしょう。私がこれから大統領として下す全ての決定やすべての政策に賛成できない人は、たくさんいるでしょう。そして政府がすべての問題を解決できるわけではないと、私たちは承知しています。

けれども私たちがどういう挑戦に直面しているのか、私はいつも必ずみなさんに正直に話します。私は必ず、皆さんの声に耳を傾けます。意見が食い違うときは、特にじっくりと。そして何よりも私は皆さんに、この国の再建に参加するようお願いします。国を建て直すとき、アメリカでは過去221年間、いつも必ず同じようにやってきた。ささくれたタコだらけの手で、ブロックを一枚一枚積み上げ、レンガを一枚一枚積み上げてきたのです。

21カ月前、真冬の最中に始まったものを、この秋の夜に終らせるわけにはいかない。私たちが求めていた変化は、ただこの勝利だけではありません。この勝利はただ、求めていた変化を実現させるための、そのチャンスを得たに過ぎないのです。そして以前と同じようなやり方に戻ってしまったら、変化の実現などあり得ない。

みなさんなしでは、変化は実現しない。社会に奉仕するという新しい意欲がなくては、自分を捧げるという新しいスピリットがなくては、変化は実現しないのです。だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分だけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。

今回の金融危機から得たほかでもない教訓というのは、普通の町村が苦しんでいるのにウォール街だけ栄えるなど、そんなことがあってはならないということ。それを忘れずにいましょう。

この国の私たちは、ひとつの国として、ひとつの国民として、共に栄え、共に苦しむのです。この国の政治をあまりにも長いこと毒で満たしてきた、相変わらずの党派対立やくだらない諍いや未熟さに再び落ちてしまわないよう、その誘惑と戦いましょう。

共和党の旗を掲げて初めてホワイトハウス入りしたのは、この州の人でした。そのことを思い出しましょう。共和党とは、自助自立に個人の自由、そして国の統一という価値観を掲げて作られた政党です。そうした価値は、私たち全員が共有するものです。そして民主党は確かに今夜、大きな勝利を獲得しましたが、私たちはいささか謙虚に、そして決意を持って、この国の前進を阻んでいた分断を癒すつもりです。

かつて、今よりもはるかに分断されていた国民にリンカーンが語ったように、私たちは敵ではなく友人なのです。感情はもつれたかもしれないが、だからといってお互いを大事に思う親密な絆を断ち切ってはなりません。

そして私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです

この国から遠く離れたところで今夜を見つめているみなさん。外国の議会や宮殿で見ているみなさん、忘れ去られた世界の片隅でひとつのラジオの周りに身を寄せ合っているみなさん、私たちの物語はそれぞれ異なります。けれども私たちはみな、ひとつの運命を共有しているのです。アメリカのリーダーシップはもうすぐ、新たな夜明けを迎えます。

この世界を破壊しようとする者たちに告げる。われわれはお前たちを打ち破る。

平和と安全を求める人たちにお伝えします。私たちはみなさんを支援します。そしてアメリカと言う希望の灯はかつてのように輝いているのかと、それを疑っていたすべての人たちに告げます。私たちは今夜この夜、再び証明しました。この国の力とは、もてる武器の威力からくるのでもなく、もてる富の巨大さからくるのでもない。この国の力とは、民主主義、自由、機会、そして不屈の希望という私たちの理想がおのずと内包する、その揺るぎない力を源にしているのだと。

それこそが、アメリカと言う国の素晴らしさです。アメリカは変われるという、まさにそれこそが。私たちのこの連邦は、まだまださらに完璧に近づくことができる。私たちがこれまで達成してきたことを見れば、これから先さらに何ができるか、何をしなくてはならないかについて、希望を抱くことができるのです。

今回の選挙には色々な「史上初」があり、これから何世代にもわたって語り継がれるいろいろな物語がありました。けれども私が今夜なによりも思い出すのは、アトランタで投票したひとりの女性の物語です。彼女はほかの何百万というたちと同様に、この選挙に自分の声を反映させようと行列に並びました。ただ1つだけ、ほかの人と違うことがあります。アン・ニクソン・クーパーさんは106歳なのです。

奴隷制が終ってから一世代後に、彼女は生まれました。道路を走る自動車もなければ、空を飛ぶ飛行機もなかった時代です。その時代、彼女のような人はふたつの理由から投票できなかった。女性だから。そして皮膚の色ゆえに。

さらに私は今晩、アメリカで生きた100年以上の間にクーパーさんが目にした、ありとあらゆる出来事を思っています。心を破られるほどの悲しみ、そして希望。困難と、そして進歩。そんなことはできないと言われ続けたこと。にもかかわらず、ひたむきに前進し続けた人たちのこと。あのいかにもアメリカ的な信条を掲げて。Yes we can。私たちにはできる、と。

女性は沈黙させられ、女性の希望は否定されていた時代にあって、クーパーさんは生き続け、女性が立ち上がり、声を上げ、そしてついに投票権に手を伸ばすのを目撃したのです。Yes we can。私たちにはできるのです。

アメリカの大草原に絶望が吹き荒れ、大恐慌が国を覆ったとき、クーパーさんは「新しい契約(ニュー・ディール)」と新しい仕事と新しく共有する目的意識によって、国全体が恐怖そのものを克服する様を目撃しました。Yes we can。私たちにはできるのです。

この国の湾に爆弾が落下し、独裁が世界を支配しようとしたとき、時の国民が立ち上がり、偉業を達成し、そして民主主義を救うのをクーパーさんは見ていました。Yes we can。私たちにはできるのです。

クーパーさんは(人種隔離政策が行われていたアラバマ州)モンゴメリでバスが黒人を差別するのを知り、(同州)バーミングハムで警官が消火ホースの水でもって黒人を抑圧するのを知り、(流血のデモ行進が行われた同州)セルマの橋を知り、そしてアトランタからやってきた牧師と時代を共有しました。アトランタからやってきたその牧師は人々に「We shall overcome(私たちは克服する)」と語った。Yes we can。私たちにはできるのです。

人が月面に着陸し、ベルリンでは壁が崩壊し、われわれの科学と想像力によって世界はつながりました。

そして今年、この選挙で、彼女は指でスクリーンに触れ、そして投票したのです。なぜならアメリカで106年生きてきて、幸せな時代も暗い暗い時代もこのアメリカでずっと生きてきて、クーパーさんは知っているからです。このアメリカと言う国が、どれほど変われる国なのか。

Yes we can。

アメリカよ、私たちはこんなにも遠くまで歩んできました。こんなにもたくさんのことを見てきました。しかしまだまだ、やらなくてはならないことはたくさんあります。だから今夜この夜、改めて自分に問いかけましょう。もしも自分の子供たちが次の世紀を目にするまで生きられたとしたら。もしも私の娘たちが幸運にも、アン・ニクソン・クーパーさんと同じくらい長く生きられたとしたら。娘たちは何を見るのでしょう? 私たちはそれまでにどれだけ進歩できるのでしょうか?

その問いかけに答えるチャンスを今、私たちは手にしました。今この時こそが、私たちの瞬間です。

今この時にこそ、私たちは人々がまた仕事につけるようにしなくてはなりません。子供たちのために、チャンスの扉を開かなくてはなりません。繁栄を取り戻し、平和を推進しなくてはなりません。今この時にこそ、アメリカの夢を取り戻し、基本的な真理を再確認しなくてはなりません。大勢の中にあって、私たちはひとつなのだと。息をし続ける限り、私たちは希望をもち続けるのだと。そして疑り深く悲観し否定する声に対しては、そんなことできないという人たちに対しては、ひとつ国民の魂を端的に象徴するあの不朽の信条でもって、必ずやこう答えましょう。

Yes we can。

ありがとう。神様の祝福を。そして神様がアメリカ合衆国を祝福しますように。

Change is (has) come to America !

2008-11-05 21:47:52 | 国際関係
 蓋を開けると選挙人の獲得ではオバマ氏がダブルスコアの圧勝だった。

オバマ 349 票  VS  マケイン 163 票
    (日本時間5日 17時50分現在)

黒人層の圧倒的支持を得たという。
しかし、黒人層の比率は全人口の13%にすぎないことをニュースでは
紹介していた。
ヒスパニックの6割以上、
白人層の4割以上の支持を得たことが大きな勝利の要因である。



(上の地図の右側が切れている場合には、このブログを全画面表示に!)


 オバマ氏の勝利宣言がニュースで流されていたが、その中で私は
“Change is come to America !”
 という単純明快な言葉が耳に付いた。
(なお、Webニュースの英文テキストでは、
“Change has come to America !”となっているが、私の耳では明確に
“Change is come to America !”と聞こえた。
 テキストにする際に文法的な修正を施したのではないだろうか?
 私の耳も当てにはならないが・・・)

 来る総選挙においては、
“Change has come to JAPAN !”
 と、なってほしいものだ!

 一方で、選挙人の獲得数ではダブルスコアではあったが、
得票率の差では多くの選挙区で10%にも及ばないようである。

 ある意味、国民を2分した選挙戦であったと言えるのであろう。

 CNNによると、開票率93%で、
 オバマ氏は得票率52%(6115万5841票)、
 マケイン氏は 同 47%(5457万6238票)。

人口約2億8000万人のアメリカで、優に1億1000万人以上が投票したことになる。
ワシントン・ポスト紙は、「息を呑むほどの」数の有権者が、
全国で投票したと報道。
同紙によると、たとえばミネソタ州では登録有権者数の実に80%が投票し、
ネバダ州でも約78%が投票したという。

オバマ氏は、1964年以来民主党が勝ったことのない南部バージニア州を獲得。
開票率92%で得票率51%という。

首都ワシントンの都市部がバージニア北部にまで拡大し、都市住民の人口が増えたことに加え、
若い有権者や黒人とヒスパニック有権者の投票率が大きく上がったことが要因とみられる。
かつて奴隷制の大きな中心地だった南部州が、アフリカ人を父にもつ大統領候補を支持したことになる。

 オバマ氏はさらに、長らく共和党の牙城だった北東部オハイオでも勝利。過去の共和党大統領は全て、ここで勝利している。しかしクリーブランド、コロンバス、シンシナティといった都市部を中心にオバマ氏は着実に支持を伸ばし、投票直前まで「激戦州」「(どちらに振れるか分からない)Swing State」と呼ばれていた。CNNの速報によると、開票率52%でオバマ候補の得票率は51%、マケイン候補47%。

オバマ氏のオハイオ勝利を受けて、CNNの分析担当ジョン・キング氏は、「バージニアやフロリダをマケイン候補が勝ち、さらにほかにオバマ優勢とされている州でもマケイン候補が勝ったとしても、この先、マケイン候補が必要は270票に到達するとは考えられない。というのも、カリフォルニアやオレゴン、ワシントンの各州をマケイン氏が獲得するとは、どうあっても言えないからだ」と発言。またマケイン陣営を取材するダナ・バッシュ記者も、「マケイン陣営幹部が、勝てる目算はないと認めた」と伝えていた。


オバマ氏、圧勝 初の黒人大統領に<特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース

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アメリカ大統領選挙投票開始!

2008-11-04 23:57:02 | 国際関係
 このブログでは殆ど取り上げて来なかったアメリカ大統領選挙の投票が始まり、東部から順次西岸に拡大しつつある。

 まぁ、マケインよりはオバマの方が少しはマシかも知れないが、日本の民主党と同じように、保守二大政党であって、基本は変わらないものと思う。

 日本でも自民党よりは、民主党の方が少しはマシかも知れないと思っている人々は結構居るが、本質はそれほど変わらないものである。
 民主党のオザワ代表は、自民党の主流派を長らく歩んでいた人物であり、自民党の選挙を取り仕切ってきた人である。
 その上、自民党から抜け出た後はさまざまな政党を造っては壊してきた前歴の持ち主でもある。

 そういう意味からすれば、オザワならぬオバマの方が少しはマシかも知れない。

 アメリカ大統領選挙の結果は、日本時間の明日昼頃に体制が判明するだろうとのこと。



 米大統領選、米メディアの直前予想 <特集・米大統領選>(gooニュース) - goo ニュース

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田母神前空幕長、定年退職扱いだって

2008-11-03 22:35:24 | 政治
 朝日新聞などによると、
【「我が国が侵略国家だったのはぬれぎぬ」と主張する論文を書き、更迭された航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)が3日、都内で会見を開き、「断腸の思い」としながらも、論文に書かれた政府見解を否定する内容について「誤っているとは思わない。政府見解は検証されるべきだ」と反論した。 】
 という。

田母神氏が会見、「政府見解は検証されるべきだ」(朝日新聞) - goo ニュース

そのうえで、
【「解任」という処分は受け入れながらも、「これくらいのことを言えないのでは自由主義の国ではないのでは」とした。 】
 ともいう。

制服組がここまで公然と靖国派的発言をしたことは、驚くべきことだが、昨日も書いたように、そこまで制服組の中枢部に、過去の侵略戦争を否定する見解が広がっていると思うと、空恐ろしい気がする。

***************

 NHKの記者会見報道では、「解任されたことは断腸の思いである」と語っている。
 また「政府見解に一言も反論できないとなると北朝鮮と一緒ですね」
と、政府を厳しく批判した。

 政府は、田母神(前)航空幕僚長(60才)は、空幕長でなくなった瞬間から60才定年が適用されるので、定年退職扱いすることにしたようだが、本人には知らされていなかったようで、
上記の記者会見では「本日午前零時に民間人になりました。もっともそれを知ったのは夕方でしたけど」とここでも政府に皮肉たらたら。

 何故、急遽「定年退職」を強行したかと言うと、
航空幕僚長の定年は62才だが、
一般の自衛官の定年は60才であり、
田母神氏は、航空幕僚長を更迭された瞬間から定年を超えており、
定年規定に抵触するから
という謎解きである。
いかにもあと知恵で取ってつけたような定年強制理由である。

 田母神氏が、政府の要請にも関わらず、自ら辞表を書かなかったことも、この選択を行った理由の背景にあるようだ。

 なお、退職金は満額支払われるという。

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田母神前空幕長、定年退職に=問題論文で解任-防衛省(時事通信) - goo ニュース

更迭の前空幕長を定年退職に 本人は「侵略ない」と持論展開(共同通信) - goo ニュース

更迭「断腸の思い」=信念に沿い論文-田母神前幕僚長が会見(時事通信) - goo ニュース


防衛省・官房長、論文発表連絡受けていた

2008-11-02 23:09:26 | 政治
 今回の田母神空幕長の懸賞論文応募については、防衛省・官房長に口頭で事前に伝えていたことがわかった。

また、他にも懸賞に応募していた自衛官が居たことも判明したという。

恐ろしい事態が自衛隊内に侵食しているらしい。

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前空幕長の論文発表「口頭連絡」だけ、官房長も内容確認せず(読売新聞) - goo ニュース 


       読売新聞 2008年11月1日(土)14:40
 昭和戦争などに関して政府見解と反する論文を発表して更迭された航空自衛隊トップの田母神俊雄・前航空幕僚長(60)(10月31日付で航空幕僚監部付)が論文投稿前に、防衛省の中江公人官房長に「職務に関係ない個人的な論文を出す」と口頭で伝えていたことがわかった。

 自衛隊員は論文を外部に発表する際、文書で届け出るよう内規で義務付けているが、口頭で済ませた空幕長と、内容を確認しなかった官房長の双方とも内規をないがしろにした形で、同省による自衛隊へのチェック機能の不全ぶりが浮き彫りになった。

 防衛省は内規で、職員・自衛隊員が職務に関する意見を論文や講演で発表する際、文書で上司に届け出るよう定めている。 


別の自衛官も懸賞論文応募か(産経新聞) - goo ニュース

空幕長論文 中韓「歴史歪曲」と批判(産経新聞) - goo ニュース

田母神空幕長を更迭=論文で「侵略国家はぬれぎぬ」

2008-11-01 23:57:38 | 戦争と平和
 現職の航空自衛隊の制服組TOPである、航空幕僚長・田母神俊雄氏がアパ・グループが主催した、右翼系の「真の近現代史観」懸賞論文コンクールで最優秀賞【最優秀藤誠志賞】を受賞したことが、昨日の受賞発表で明らかになった。

     
      田母神俊雄・航空幕僚長
     (共同通信 2008年11月1日)

 一般論として、公務員の一部である自衛官の言論の自由が否定されるものではないが、今回の論文の内容は、あまりにも公務員としての憲法遵守義務に抵触しているところから、問題は大きく取りざたされ、即刻「更迭」処分となった。


         (時事通信 2008年10月31日)

 田母神空幕長を支持する人々からは、当然のことながら「言論の自由」に対する弾圧だという声があがるであろう。

 一方では、中国・韓国など日本による直接の侵略と陵辱にあった国々からは当然抗議の声が上がっている。

韓国、「歴史の真実ごまかし」と非難…前空幕長論文問題で(読売新聞) - goo ニュース

中国「侵略美化に憤慨」と批判 空幕長論文で談話(共同通信) - goo ニュース

「歴史歪曲に憤り」 前空幕長論文で中国外務省コメント(朝日新聞) - goo ニュース

 まだ、全文 を読んだ訳ではないので、詳しいことは論評できないが、報道を見る限りでは、その主張は所謂「靖国派」と軌を一にしたものであり、目新しいものではないようである。

 この論文コンクールは、そのテーマ が初めから「靖国派」的立脚点のもののようであり、その上コンクールの狙いはアパグループのCEO・元谷外志雄氏の著書「報道されない近現代史」を盛り立てるためのものである。
 アパグループが右翼系企業グループであることを世間に表明したようなものである。

 募集要項からして、そうした傾向が明確な懸賞論文に応募したことそのものが田母神氏のイデオロギー的背景を示しており、そういう意味では空幕長の職には極めて不適当なものであると言えるであろう。
 即刻『更迭』した判断は『懸命』だったとしても、政府の任命責任は免れないであろう。
前空幕長の論文「政府の責任」 民主・鳩山氏が批判(朝日新聞) - goo ニュース

 もっとも田母神氏としては、「靖国派」である麻生首相の意を汲み取って発表した論文で更迭されてはかなわない、というところでもあろうか?!  

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田母神空幕長を更迭=論文で「侵略国家はぬれぎぬ」-政府見解に異論(時事通信) - goo ニュース

空自トップを更迭 懸賞論文で「日本の侵略ぬれぎぬ」(朝日新聞) - goo ニュース

アパグループ懸賞論文受賞者

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 「歴史歪曲に憤り」 前空幕長論文で
   中国外務省コメント

         朝日新聞 2008年11月1日22時44分

【北京=峯村健司、ソウル=箱田哲也】
 航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長が旧満州・朝鮮半島の植民地支配などを正当化する論文を発表した問題で、中国外務省の姜瑜副報道局長は1日、「現役の自衛隊高官が公然と歴史をねじ曲げ、侵略を美化したことに非常に驚き、憤りを感じている」とするコメントを発表した。

 一方で、「日本政府が表明した態度と既にとった措置は知っている」とも述べ、更迭したことを評価。改善に向かう日中関係に悪影響が及ぶことを避ける狙いがあるとみられる。

 また、韓国外交通商省スポークスマンも1日、「過ちを謙虚に反省し、歴史の教訓とすることが国際善隣友好関係の根幹であり、今回のような歴史の歪曲(わいきょく)が繰り返されてはならない」と批判する書面を出した。



 韓国、「歴史の真実ごまかし」と非難
   …前空幕長論文問題で

         讀賣新聞 2008年11月1日(土)20:06

【ソウル=竹腰雅彦】
 韓国外交通商省報道官は1日、田母神俊雄・前航空幕僚長の論文について声明を出し、「歴史の真実をごまかすものだ」と非難した。

 報道官はその上で、「過去の過ちを謙虚に反省し、歴史の教訓にすることが善隣友好関係の根幹で、このような歴史歪曲が繰り返されてはならない」と指摘した。ただ、声明は日本政府の責任には言及していない。この問題を日韓の外交問題にする考えがないことを示唆したとみられる。