醸楽庵(じょうらくあん)だより 

主に芭蕉の俳句、紀行文の鑑賞、お酒、蔵元の話、政治、社会問題、短編小説、文学批評など

醸楽庵だより  261号    聖海(白井一道)

2016-04-11 17:46:56 | 随筆・小説

 衆議院補欠選挙 北海道五区 選挙戦の火ぶたはきられた

 衆議院補欠選挙、北海道五区では公示を前に選挙戦の火ぶたは切られている。四月十日、北海道千歳市の千歳グリーンベルトお祭り広場に集まった聴衆に向かって日本全国市民連合を代表して法政大学教授、山口二郎氏は「ひとつの選挙区が、日本の未来を変えるんです」と訴えた。街頭演説会『千歳から、未来の日本を考える』。この集会に3700人の市民が集まった。薄曇る気温四度の広場のコンクリートの地面に座る市民は演説を待っていた。
 東京から駆け付けた鳥越俊太郎氏は一呼吸おくと「寒いですね」と訴えた。会場から歓声が上がった。外気は冷たいがここに集まった人々の心は熱く燃えていますね。この皆さんの熱気が日本の政治を変えると確信しています。会場から拍手がわき上がった。会場には車椅子に座った老人が演説台をじっと見つめていた。
 今や戦争法反対を主張する人々のスターになったSEALDsの奥田愛基が訴えた。池田まきさんは勝つ。我々が主権者なのだから。国民のために国があるのであって、国のために国民がいるのではない。池田まきさんは国民のために国があるようにするために立候補した。ママの会の長尾詩子氏が訴えた。二児の子供を持つシングルマザーの池田まきさんは信頼できる人だ。池田さんを応援するため本土から駆け付けた。手弁当で池田まき氏を応援する弁士がこんなに入る以上、池田氏は自民党、町村信孝氏の娘婿和田義明氏に勝つことは間違いないだろう。
 和田陣営は1.000人の秘書を引き連れて金をかけた選挙をしているようだ。しかし金のために働く1.000人の秘書に対して池田さんにはそれ以上の市民がついている。池田まきさんは二世議員に負けるはずがない。市民が池田さんを支援するために手弁当で立ちあがっているんだ。
日本国民を殺す戦争を進めようとする和田氏に誰が支援するのか。そんなものがいるはずがないだろう。