i氏の海外生活体験記

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不審火

2007-07-31 00:09:54 | ジャカルタ滞在記
本日、現地へ行ったついでに幹線道路に繋がっている街路と民家を写してきました。

ジャカルタ1000万の80%はこのような狭い路地に張り付いた家に住んでいます。

現地港湾道路を歩いていて困ったのは、かなりジロジロ見られることです。夜ならきっと襲われそうです。結構声も掛けてきます。人物や店などの写真を撮ろうものなら言いがかりを付けてきそうで怖いので道路を撮る事に専念しました。

次に困ったのは街が非常に臭いのです。排水路は全く流れておらず、すごい臭いを発しています。乾期に入り雨が少なくなったので流れていかない、という一面もあります。蚊が多くなったのは雨が少なく蚊の卵が流されなくなったからだ、と教わりました。僅かに海面の潮位の変動のみで水は動くのです。

民家も30cmの隙間もないくらい密集しています。

今朝のジャカルタ新聞にも出ていましたが、ジャカルタのどこかの開発地で不審火があったそうです。火事になることが手っ取り早い解決方法なのです。

きっと我々の現地周辺も今年暮れから不審火が絶え間なく発生するだろう、と予想する人も居ます。

私はこの不審火は歴史的に見て非常に意味があると思っています。

あのマヤ文明はジャングルの中に小さな集落を作り、自分たちの生活に見合った分だけの作物を作って維持してきました。畑は森を焼いて作るのです。4~5年したら別の場所に火を付けて移動させ森の回復を待ちます。集落はその焼畑のサイクルに見合う人数のみで大きく拡大しません。素晴らしい都市計画です。

しかし、不審火とは少し違いますか。

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