ヤクルト 000 000 000 0
広島 000 100 00X 1
勝利投手:大瀬良1勝
敗戦投手:高梨1敗
セーブ:塹江1S
今季のオープン戦初戦は、大瀬良が先発マウンドに上がり、4回を投げて2安打無失点4奪三振無四死球の好投でした。5回からはローテ入りが確定している九里が登板して、4回を投げて3安打無失点4奪三振無四死球と大瀬良に引けを取らない好投で順調な調整ぶりをアピールすると、1点の9回は、塹江がマウンドに上がり1安打無失点に抑えて、3投手による完封リレーを完成させました。
打線では、今日から1軍に合流した西川が6番中堅でスタメン出場したし、4回の第2打席で右中間への適時2塁打を放ち、この試合唯一の得点を挙げ、中堅守備も難なくこなして状態に問題がないことアピールしました。
大瀬良は、立ち上がりは久々の有観客での登板から力みが見られたようで、球が高めに浮くなど制球が不安定だったようですが、球にキレがあり三者凡退に抑えると、2回は連打で無死1,3塁とされながらも、宮本を見逃し三振に斬り、続く西田は遊ゴロ併殺に打ち取って無失点で切り抜けました。その後は、3回と4回は3三振を奪うなど圧巻の投球でマウンドを降りました。
直球は最速146kmを計測して、得意のカットボールの他、フォークやカーブも切れが良く、手術の影響は全く感じられませんでした。佐々岡監督も、あとは細かいコントロール、制球を修正していってくれればいいくらい順調と、開幕に向けて全く心配要素が見当たらないようでした。
2月28日の日本ハムとの練習試合も投球で手術の影響を感じさせない投球でしたが、今日はその時より明らかに一段階調整のレベルが上がったように感じる投球でした。開幕まで3週間となって状態が上がってきているのはもちろんですが、マツダスタジアムで登板で、さらに有観客だったことで自然と力のこもった投球になったのではないでしょうか。
今季は開幕から有観客で開催できそうなので、ファンの声援を受けて大瀬良がエースの投球を披露してくれそうな気がしました。今季の大瀬良は凄い活躍をするような気がしますね。