広島 000 210 000 3
阪神 003 050 10X 9
勝利投手:齋藤 1勝
敗戦投手:スコット1敗
本塁打:[阪神]佐藤輝2号
先発の中村祐は、初回と2回は走者を出しながらも無失点で凌ぎましたが、3回に2塁打と四球で無死1,2塁として近本に適時2塁打を浴びて、さらに2,3塁では糸原とマルテに共に中犠飛に打たれてこの回3点を失いました。続く4回は走者を出すも無失点に抑え、4回を投げて4安打3失点でした。
2番手としてスコットが登板して、先頭を安前で出塁させるも、石原が盗塁を刺して走者が無くなりましたが、連続長短打と四球で1死満塁のピンチを招いて、大山の遊ゴロの間に1点を失い、更に2死2,3塁からサンズに2点適時2塁打を浴び、続く佐藤輝には2点本塁打を浴びて、1回を投げて6安打5失点と炎上しました。
その後は、森浦、ケムナ、栗林と繋いで、阪神打線を1安打無得点に抑えました。
打線は、3点を追う4回1死後に西川の四球、松山の安打、林の死球で1死満塁とすると大盛が適時打を放ちました。続き5回は敵失から1死2塁として西川が適時打を放って同点に追いつきました。
球団は、フランスアが9日に広島市内の病院で「右膝内側半月板部分切除」の手術を受けたことを発表しました。一般的に練習再開まで約1カ月を要するとのことで、開幕1軍は絶望となりました。
フランスアは、母国で新型コロナウイルスに感染して、来日が1月下旬となり、2月11日から2軍春季キャンプに合流していましたが、まさか手術を受けていたとは驚きました。
開幕守護神最有力とされていたフランスアが離脱となったことから、佐々岡監督は、現在守護神テスト中の栗林、大道、塹江から選ぶ意向を示し、決定時期については、オープン戦の最後までとしました。
今日の試合では、栗林が8回に登板して、最速150kmの直球とフォークが冴えて、1回を投げて無安打無失点と完璧な投球を披露しました。先頭の長坂をフォークで左飛、木浪はカットボールで遊ゴロに打ち取ると、板山にはフォークで空振り三振に斬る危なげない投球内容で、守護神に向けて大きくアピールしました。
まだ、大道や塹江も登板機会があるので、今後の内容と結果次第ではありますが、佐々岡監督の中では栗林が最有力候補になっているように思います。最後まで競わせるのも良いかもしれませんが、昨年も開幕ギリギリまで決まらず、守護神に決まったスコットが救援失敗を繰り返した苦い記憶があるので、早めに決めて本人に心の準備をさせてあげてほしいですね。