今季最初の対外試合としてDeNAとの練習試合が行われ、4番にはドラフト6位の末包が抜擢され、先発は開幕ローテ入りが期待される玉村でした。
試合は4-6で敗れて、黒星スタートとなりましたが、投打で収穫のある試合となりました。
2番DHで先発出場した中村奨は、4打数3安打1得点の猛打賞を記録すると、6番右翼で先発出場した中村健は、7回の第3打席で育成のディアスの球を完璧に捉えて、今季の対外試合チーム1号となる本塁打を放つなど、2打数2安打1四球と全打席で出塁して、外野のポジションを狙う2人がともに好結果を残して首脳陣にアピールしました。
投手陣では、6回から4番手として登板した小林が、3回を投げて1安打1四球3奪三振無失点に抑えて、開幕ローテ入りに向けてアピールしました。
中村奨と中村健は、日南キャンプの実戦形式から好結果を残し続けており、対外試合でも揃って好結果を出したことで、首脳陣も評価を高めたと思われ、鈴木誠の抜けた穴を補う存在として期待が高まってきました。まだ、開幕まで1カ月以上あり、過度な期待を抱くのはいけませんが、今季のクリーンアップを担う存在になることを期待してしまいますね。
また、2人が活躍することで、同じく外野のポジションを狙う正随や末包らも刺激を受けたと思うので、他の選手達も次戦以降に巻き返して、ポジション争いがハイレベルな競争を見せてほしいですね。
小林は、6回に安打を打たれた後に四球を与えてピンチを招きましたが、後続を断って無失点に抑えると、7回は失策と2暴投でピンチを広げながら無失点に抑えました。
四球や暴投でピンチを拡大させてしまい、制球に課題を残しましたが、最速149kmを計測するなど力強い直球で抑えました。佐々岡監督も評価したものの、開幕ローテ入りを狙うためには、制球の向上は必須になるので、今日の投球で出た課題を修正して次戦ではさらにレベルの高い投球を見せてほしいですね。