ヤクルト 021 000 000 3
広島 300 000 001 4
勝利投手:栗林3勝7敗12S
敗戦投手:清水1勝7敗
本塁打:[広島]デビッドソン15号
打線は、初回2死後に安打と盗塁で2死2塁とすると、西川の適時打とデビッドソンの2点本塁打で3点を先制しましたが、先発の森が、2回に安打と連続四球で無死満塁のピンチを招き、長岡の犠飛と丸山の三ゴロで2点を失い、続く3回にも2死後に2塁打で2死2塁とされて、村上の適時打で同点に追いつかれました。
5回は2安打で2死1,2塁のピンチを招きながら、村上を遊飛に打ち取って無失点で凌ぐと、6回を三者凡退に抑えて、7回も続投しましたが、安打と犠打で1死2塁のピンチを招いたところで、大道にマウンドを譲りました。
大道は、濱田を中飛、代打川端を捕ゴロに打ち取って無失点で凌ぎ、森は6回1/3で6安打2四球3失点でした。
8回は島内が山田、村上、サンタナを三者連続三振に斬りましたが、打線は2回から4回まで三者凡退に抑えられると、5回無死1塁では末包が併殺に倒れ、7回には1死後に安打と四球などで1死1,2塁としながら、堂林が併殺に倒れてしまい、8回も安打と犠打で2死2塁とするも、野間は三直に抑えられて得点を奪えませんでした。
9回は栗林が登板して無死1塁で武岡の犠打を併殺にすると、さらに2死1塁から丸山和の盗塁を坂倉が刺して無失点で凌ぐと、9回裏に敵失と敬遠にさらに敵失で無死満塁として、坂倉の犠飛でサヨナラ勝ちとなりました。
初回2死無走者から3点を先制しながら、森が2回に四球でピンチを招いて2点を失うなど、序盤で早々に追いつかれてしまいました。
打線も2回以降はヤクルト先発の石川に封じ込められてしまい、ヤクルトが押し気味に試合を進めていましたが、森も4回以降は踏ん張ると、後を継いだ大道、島内、栗林が好リリーフで無失点で繋ぎました。
特に9回は無死1塁で栗林が好フィールディングで犠打を失敗させて併殺とし、その後の2死1塁も坂倉が二盗を刺して、ヤクルトに傾いていた試合の流れを変えたことで、9回裏のサヨナラ犠飛を呼び込みました。
投手陣の踏ん張りにより、守備から良いリズムを作って攻撃につながる素晴らしい試合でした。一時、投手陣が崩壊していましたが、見事に立ち直って、シーズン終盤の佳境に間に合いました。
残り1か月となったので、投手陣には最後の踏ん張りを見せて、チームを勝利に導いてほしいですね。