阪神 040 000 001 5
広島 110 001 000 3
勝利投手:大竹8勝1敗
敗戦投手:九里6勝5敗
セーブ:岩崎3勝1敗25S
先発の九里は、初回に安打と盗塁で1死2塁のピンチを背負うも、小野寺を三ゴロ、大山を中飛に打ち取って無失点で切り抜けると、坂倉を6番1塁でスタメン起用した打線は、直後の1回裏に安打などで2死2塁として西川の適時打で先制点を挙げました。
しかし、2回に九里が連打と犠打で1死2,3塁とされて、木浪の適時打で同点に追いつかれ、さらに2死1,3塁から近本のライナー性の打球を野間が後逸して、2点を失うと、続く中野にも適時打を打たれて、この回4点を失って逆転を許しました。
4回にも小園の失策と内野安打で2死1,2塁のピンチを迎えるも、小野寺を一飛に打ち取ると、5回は2塁打と四球に敬遠で2死満塁とするも、大竹を二ゴロに抑えて追加点を与えず、5回を8安打3四球4失点でマウンドを降りました。
打線は、逆転された直後の2回裏に敵失で無死1塁として、坂倉の適時2塁打で1点を返し、さらに死球で無死1,2塁の好機を貰うも、會澤が併殺に倒れてしまい、追加点を奪えませんでした。
6回は大道が1四球無失点に抑えると、打線が6回裏に安打と四球で無死1,2塁として、西川は一直併殺に倒れるも、上本が適時打を放って1点差に追い上げ、なおも安打で1,2塁とするも、デビッドソンは三振に倒れてしまいました。
7回は栗林が1四球無失点に抑えるも、8回は島内が四球と安打に盗塁で1死2,3塁のピンチを招き、小野寺を二飛に打ち取るも、続く大山に四球を与えて満塁としてしまうも、森下を三振に斬って無失点で凌ぎました。
しかし、9回に矢崎が安打と犠打などで2死3塁とされて、代打原口に適時打を浴びて、リードを2点に広げられてしまいました。
打線は7回以降無安打1四球に抑えられてしまい、阪神に競り負けて、阪神にマジック29が点灯しました。
天敵の大竹から初回に幸先良く先制点を挙げるも、直後に九里が5安打を浴びて、味方の失策も絡んで4点を失って試合の流れを失いました。
それでも、3回以降は無失点で凌ぎ、中継ぎ陣も無失点で踏ん張ると、6回に好機を作り、一旦は併殺で潰えたかと思いましたが、上本の適時打で1点差に追い上げ、さらに1,2塁の同点機を作るも、デビッドソンをそのまま打席に送り、三振に倒れて、追いつくことができませんでした。
試合の流れからして、ここが勝負所だと思いましたが、新井監督は代打を送りませんでした。デビッドソンも状態が上向いてきたから、代打を送らなかったのかもしれませんが、これまで新井監督は、勝負所と見ると、試合中盤でも代打攻勢を掛けていただけに、ここで松山や堂林を起用しなかったのは残念でした。
結果的に7回以降は好機を作ることができず、代打の切り札である松山や堂林をベンチに残したまま試合が終わってしまっただけに悔やまれます。
阪神にマジックが点灯したものの、まだ消える可能性もあるので、ここで踏ん張ってカード勝ち越しを目指して、明日は奮起してほしいですね。