大瀬良と塹江が契約更改交渉に臨み、大瀬良は2,000万増の年俸2億円+出来高で総額5億円の2年契約を、塹江は1,900万増の年俸4,000万でそれぞれ更改しました。
大瀬良は、3年契約の最終年となった今季は6月7日のロッテ戦で自身初のノーヒットノーランを達成するなど25試合に先発して、155回を投げて6勝6敗、防御率1.86の好成績を残して、シーズン通してローテを守り、チームの首位争いに貢献しました。
昨秋に右肘のクリーニング手術を受けたことで、今季はフィジカル面の不安も無くなり、投球スタイルを変えたことも功を奏して、好投を続けて8月まで防御率0点台を誇りました。
打線の援護に恵まれず6勝止まりで貯金を作れませんでしたが、登板日のチーム成績は16勝7敗2分けと9つの貯金に導きました。
今季の成績だけを見れば、もっと増額しても良いと思いましたが、3年契約だったことから、過去2年も加味されての査定となったようです。
野村が引退したことで、来季はチーム最年長投手となりますが、まだまだ進化できると思うので、最低でも2桁勝利を挙げるとともに、エースとして投手陣を牽引してほしいですね。
塹江は、今季からサイドスローに転向すると、球威を維持しながらも制球が安定したことで、6月中旬から9月上旬まで20試合連続無失点を記録するなど好投を続け、53試合に登板して2勝0敗、防御率1.57の好成績を残しました。
勝ち試合だけでなく、ビハインドの展開でも登板し、さらにイニング途中のピンチの場面での登板も多く、あらゆる登板機会に対応して首脳陣の起用に応えました。
塹江のような投手がブルペンに入っていると、首脳陣も心強いと思います。
来季は目標に掲げた70試合登板を果たして、最優秀中継ぎ賞を狙ってほしいですね。