スコットが中継ぎに配置転換

　スコット投手が4月に夫人の出産立ち会うため一時帰国することとなり、中継ぎに配置転換されました。

　今季は先発として調整を進めて、2月23日の中日との練習試合では先発で3回無失点と好投しており、開幕ローテ候補にも挙がっていましたが、帰国時期が開幕直後の4月であり、再来日後も隔離期間が設けられることは間違いなく、再来日後の調整期間も考慮すると5月上旬まで1軍登録が難しいと思われます。

　先発として結果を残しており、ローテ入りの期待も高かっただけに帰国による離脱は残念ですが、開幕メンバーに疲れが出始める交流戦あたりからの秘密兵器になってほしいですね。

 

　また、野間、上本、薮田、田中法の4選手が2軍降格となりました。

　薮田は、先日の紅白戦で初回に大炎上して、イニング途中で強制的に終了されたことから2軍降格が決まっていましたが、田中法は新人3選手が好投を続けており中継ぎとして起用されることが決まったため降格になったと思われます。また、野間と上本は、西川が昇格し、大盛、羽月、新人矢野が練習試合などで評価を上げていることから、降格になったと思われます。

　1軍での実績のある野間、上本、薮田の3選手は、2軍で結果を残せば直ぐに昇格できる可能性がありますので、2軍でしっかりと練習して、結果を残して戻ってきてほしいですね。

マツダスタジアムで練習再開

　チームは、1軍メンバーはマツダスタジアムで、2軍メンバーは大野屋内練習場でそれぞれ練習を再開しました。

　1軍は投手17人、野手19人で春季キャンプと同じメンバーで、ウオーミングアップ、キャッチボールの後、非公開で投手と野手が連係したサインプレーの練習を行いました。

 

　２月２７日の巨人との練習試合で右膝内側に死球を受けて、キャンプ最後は別メニュー調整となっていた鈴木誠が、全体練習に合流し、負傷後初のフリー打撃を行い、ロングティーも敢行しました。さらにその後約４０分間の居残り特打にも加わったようです。

　本人によると患部の状態は、完璧ではなく、痛みがあり複雑な動きができないとのことでしたが、フリー打撃では鋭い打球を飛ばしていたようで、打撃の状態は良く、調整に問題はなさそうです。離脱が短期間で済んでよかったです。

　また、昨年11月に右足首を手術した影響でキャンプは２軍スタートだった西川が、６日のヤクルトとのオープン戦から１軍合流する見込みになったようです。

　５日の教育リーグのソフトバンク戦での動きをみて最終判断する予定とのことですが、調整は順調に進んでいるようなので1軍に合流する可能性は高そうです。

　週末からはオープン戦も始まり、いよいよ開幕に向けて主力メンバーが本格的に登場してきます。これからは内容だけでなく結果にも拘った戦いが始まります。開幕に向けて期待が高まるプレーを見せてほしいですね。

大瀬良が3年連続開幕投手に指名

　２月１日から始まった春季沖縄キャンプを打ち上げました。午前の全体練習後、選手会長の田中広を中心に全員が内野で輪になり、一本締めでキャンプを締めくくりました。

　キャンプMVPには、投手部門は大道、野手部門は羽月がそれぞれ選出されました。

 

　また、佐々岡監督が開幕投手を大瀬良に決めたことを明かしました。佐々岡監督は、「今年も大瀬良大地でいきたいと思います。昨年の12月から頭にはあったけど、術後というのがあった。昨日の投球を見て確信したというか、任せられると思ったので、本人にも言いました」と明かしました。

　大瀬良は、今季から投手キャプテンに就任しており、佐々岡監督としては、状態さえ問題なければ開幕投手に指名すると思っていたので順当な決定だと思います。　

　昨日の日本ハムとの練習試合で先発して3回を投げて2安打3奪三振無失点の好投で、投球内容について佐々岡監督も絶賛していたので、大瀬良に決めたことを確信しましたが、まさか翌日に公表するとは思いませんでした。もう少し引っ張って大瀬良、九里、森下の3人で競わせると思っていました。

　あまり公表が遅くなると3人が開幕日に合わせた調整となり、開幕投手を掴めなかった九里と森下がシーズンの登板日に合わせるため、調整日程にズレが生じてしまうため、早く公表して九里と森下にはシーズンの登板日に向けた調整をしてほしいと考えたと思われます。また、大瀬良にとっても早く決まった方が調整がし易いとの配慮があったのでしょう。

　大瀬良が3年連続の開幕投手を務めて、3年連続開幕戦勝利を飾ってほしいですね。