Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

山野草の体内時計が狂っている!? ~ニリンソウに起きた不可思議な事実~

2021年12月01日 14時46分53秒 | みんなの花図鑑
📷12月01日:降り荒ぶ雨に身悶えたアリッサム
(タップすると元画像が別ウィンドウで開きます)
 波板を叩く土砂降りの雨の音で目覚めた。4時のことである。
 この時期、これほどの音を立てて降りすさぶ雨など滅多にない。
 気になって、某気象会社の天気アプリを起動し、雨雲レーダーを見てみる。
 ちょうどこの地域には、1時間で50ミリを越そうかという雨雲が通過中だった。
 これも温暖化の影響なのであろうよ。
 そう言えば、温暖化などフェークニュースだなんてほざいていたあのブルは何処へ行ってしまったのだろう。
 その波板の下で安眠を貪っていたアリッサムであるが、降り掛かった雨滴がいまもその肌を濡らしていた。

 そう、11月29日の日記で、ニリンソウの鉢上げの話をした。次のような文章である。

「あっ、右上の四つの鉢は、ニリンソウだ。今般、坪庭を掘り起こして何年かぶりに鉢に収めた。来春、ベランダにスプリング・エフェメラルが舞い降りる。」

 実は、今朝も、アリッサムやらバイカカラマツやらを撮っていたのだが、ふとその鉢に視線を泳がすと、小さな隆起があることに気づいた。
 土中から湧いた虫か? 表面を凝視する。うっ、芽ではないか? ファインダーで覗いてみる。そこには、あの見慣れたニリンソウの幼葉が映し出されていた。間違いない、萌芽だよ、ニリンソウの!




 しかし、これだけでは絵にならないね。そこでだ、今年初春に舞い降りたスプリング・エフェメラルを蔵出ししてもいいかな。
 ニリンソウには藤原岳産の矮性種など、いくつかの品種があるようだ。下記一枚目、二枚目は、八重咲き、多弁花とされる銀盃(ギンサカズキ)である。ニリンソウと比べると花径はいく分小さいかな。
 ただ、プレーン(?)のニリンソウには適当な画像がなかったので、こちらは2020年の写真だ。

📷2021/03/29
銀盃というニリンソウの八重咲き品種

📷2021/03/28
手を入れないと際限なく増えていく

📷2020/04/11
拙宅のニリンソウの花期はいく分遅いような気がする

 だが、どうなんだろう? 大体、春に咲く花は、冬の寒さを経てこそ花開くものだと聞いている。寒さこそが彼らにとって一つのスイッチなのだろう。
 確かに、寒くなったり、暖かかったりと、天候は不順である。それでスイッチが入ってしまった?
 もちろん、これも温暖化の一つの影響なのかも知れないが、徐々に暖かさを増していく春とは異なり、これから徐々に寒さが募って本当の冬に移ろうとしているわけだ。
 無理だよね。大きく育つなんて。
 でも、見守っていくよ。いや、傍観するしか術がないよね。
 あるとしたら、ビニ溫かな 笑
コメント (2)
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