Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

山野草二種 その花後の姿など

2021年12月19日 16時27分38秒 | みんなの花図鑑
  📷2021年12月19日:葉牡丹とアリッサムの寄植え
  (クリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに戻る。)
 猫の額で、花らしい花といえばこの一角にしかない。
 そのうえ、この子たちは戴き物だ。
 葉牡丹とアリッサム、奇妙な取り合わせかも知れないが、こんな寄植えを作ったのは猫の額の庵主だ。決して、お送り頂いた方のアイディアではない。
 しかしね、この一鉢がなかったら、随分と寒々しいものになっていたに違いない。
 いろいろな意味を込めて、お送り頂いた方には感謝しかない。

 かなたの背景に見える小さな玉ボケ崩れは、何度かアップサせて頂いたバイカカラマツの花の化生だ。
 花は花としてそこにあるだけではない。それを見たものの心のなかにも宿る。
 そういう意味で、僕らが抱く花への印象って、リアルとバーチャルの世界を行ったり来たりしながら感得したものなのかも知れないね。

 花後の姿を見るときでさえ、その花の盛りの頃を思い描き、種を孕んでいれば、翌年綻ぶであろう花の姿を夢想する。
 ほら、これはウメバチソウの花後の姿だ。
 このようにただれた姿を晒していても、

「この一年、よくぞここまで頑張って、種を運んでくれたことよ!」

と、感謝の言葉を投げ掛ける人もいる。

📷2021年12月19日:ウメバチソウの花後。子房がセピア色へと変わり、頭頂部が割けたとき、それが種を採取するサイン。

 こんな姿に、見覚えのある方はいらっしゃるだろうか?
 そう、これがムラサキセンブリの花後なのである。
 面影が残るのは左端、萼に囲まれた特徴のある子房がつんと飛び出ている(右上に部分拡大した画像を貼り込んでおいた)。
 なかなか印象的でしょ。言わなきゃわからないよね、いや、言われてもわからないかな 笑

📷2021年12月19日:ムラサキセンブリの花後。さて、種は採取できるのだろうか?

 だが、何が気に入らなかったのか、花を付けずに年を越そうという輩だっている。
 アサマリンドウ(朝熊竜胆)だ。ご存知の通り、リンドウ科リンドウ属に分類される多年草の仲間。
 そう、一縷の望みは「多年草」であるということ。であるならば、労りながら年を越してもらえれば、来年、きっと花を付けてくれるだろう。

📷2021年12月19日:こちらは鉢植え組。チビだね。 📷2021年12月19日:こちらは地植え組。草紅葉?
コメント (2)
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